関連用語集

【賢臣団】
2代ジェラール帝を補佐した直属家臣団の総称であり、大帝廟(ジェラール帝の遺体を安置)には彼等の銅像が建立されている。
個性的な面々と語り継がれているが、大帝の創業に貢献したことで、歴代皇帝からは持つべき家臣の模範とされた。




【銀月の血脈】
銀月の大軍師シゲンと術士アメジスト、そして“3人の子供”の家系の総称。

銀月とは軍師シゲンが用いた軍旗であり、本人の異称でもある。

伝説的な術士でもあった長女サファイアの家系からは、多くの術士を輩出。


カンバーランド王家の末流の娘に婿入りした長男ピーターの息子の1人が王家の国主の座についたことで、帝政後期の歴代国主やその分家はピーターの末裔となる。
ピーター自身も国主代行や元老として王国内で重きをなし、姉弟の中で最も長命だった。


次男ルイは父譲りの軍略の才能があり父の軍旗を譲られ、子孫からは軍人・軍師を輩出し武門の家系となる。
ただルイ自身が父ほど才能を生かす場と理解ある君主に恵まれず高い評価を得られなかった無念から(死後に漸く帝国元帥を追贈)、ルイの子供達は家門名は祖父ではなく父の名を冠している。


3つの系統の人材は、帝政中期から終焉期、そして共和政へと続く時代の変遷の中で多くの偉人・逸材を生み、帝国各分野の発展に尽力、帝国史上最も名高き家系となっている。





【ライブラ門下(スクール)】
帝政中期に活躍した術士ライブラから直接教育又は指導を受ける、或いは思想的に連なる者達の総称。

その範囲はあらゆる身分・分野に広がっており、それは対立していた門閥貴族の一部も含まれる。またライブラ自身が120歳という長命だったことから実質的に3世代に跨いでいる。


政治的な系譜としては、国務会議初代議長アリエスが育てた改革派に連なり、ライブラが会議議長在任間は政界において門閥保守派に対峙する改革派を形成した。


ライブラ自身才能を見抜く目と良き教師の才能を有しており、その影響は自身の師でもある軍師シゲンを上回っていることも影響した(シゲンが生前『自分より政治家向き』と批評)


ライブラの退陣と後年の死を経て、彼の門下の人材は皇帝ポールの下に結集。門閥穏健派を首班とした改革政権で多数を占めることで、“国父中興”を実現する原動力となる。
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