関連用語集

『関連用語集』
【バレンヌ帝国(概説)】

バレンヌ半島を本拠とした皇帝を頂点に置く帝政国家。


首都は帝都アバロン。


有史以前(古王朝時代)には事実上世界を統一していたが、七英雄帰還前後の混乱期の中で領土縮小・地域分裂を招き、レオン帝在位時にはバレンヌ半島北部の一角を占めるに留まっていた。


しかし次代ジェラール帝以降拡大政策に転じ、

新たに新設された国政の最高機関“国務会議”を通じた政策立案と官僚制度整備、
領有地域の旧体制を極力温存する自治領制度の確立、
陸海の人的・貿易ネットワークの構築、

能力重視の人材登用や元帥・叙勲制度整備、
人材育成に必要な公的教育機関整備、
異種族への大幅な権利付与、
帝都拡張を見据えた新都市建設等、

“世界帝国”を見据えた多くの政策を実施・継続して段階的に国力を充実させた。


国家元首である“皇帝”は帝国陸海軍に対する統帥権を有し、国務会議を中心とした官僚制度の頂点に立って自治領を含む支配地域を統治した。



レオン帝以前は古王朝以来の直系血統による継承が一般的だったが、レオン帝崩御以降は導士オアイーブが伝えた“伝承法”による能力・記憶の継承が行われ、歴代皇帝には様々な人種・地域の人物が選ばれている。


またレオン帝以前の皇帝は“専制君主”の要素が濃かったが、時代が下るにつれ、支配地域の拡大や国務会議制度の発展により、皇帝は“立憲君主的”な存在として国務会議議長が輔弼する体制へと移行している。
(もっとも過渡期には皇帝と議長の対立や議長が前面に出ることで存在感を高める等皇帝や議長個人の個性・能力に左右された時期もあった)




最後に20代オイゲン帝が世界統一を成し遂げ最果ての地で七英雄を撃破すると、
伝承法による帝位継承が能力上限界に達したことにより自ら退位を宣言。
レオン帝以来20人の皇帝を輩出してきた帝政に自ら幕を下ろした。

じ後は創設当初より規模を拡張した国務会議を母体とする“議会”を中心にバレンヌ共和国が成立、平和裏の内に共和政へ移行する。
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