【この時代の主な登場人物】

 ユリシーズ=ホーマー(フリーファイター)
シーシアスの6歳年下の異父弟。南ロンギット出身。直属部隊員ではないが、なにかと皇帝一行に同行する機会が多く、サラマット平定の折もエイルネップにおいて戦闘に加わっていた。
愛称はユーリ。幼くして親を亡くしたことから、兄のシーシアスと2人で生きてきた。シーシアスとほぼ時を同じくして、サラマットの戦士・クリームヒルトと結婚し、自分の家庭を持つ。
塞ぎがちな大人しい性格だが、意外と神経が図太く、どこへ行ってもなんとかなる度胸があるとは、兄曰く。

 クリームヒルト(アマゾネス)
サラマット戦士団の長・ジャンヌの片腕で妹分。エイルネップ出身。
現地を訪れた同い年のキャサリンと出会い、友情を結ぶ。戦後、アバロンへと移住し、ユリシーズと結婚した。
愛称はヒルト。好奇心旺盛で向上心が強く、あっけらかんとした性格。

 カプリコーン=アルビドル(宮廷魔術士)
術研の優秀な研究員であり、若き宮廷魔術士。アバロン出身。
父はミズラ帝の直属部隊員・キグナス、母は同じく宮廷魔術士のガーネット。愛称はリコだが、家族と親しい人間にしかそう呼ばせない。
母親によく似た女性的な顔立ちと、父親に似た細身の体型のせいか、よく女性に間違えられるが、中身はかなり気が強く、しっかり者。
6歳年上の幼なじみ・マグダレーナにずっと淡い恋心を抱いていていたが、紆余曲折を経て思いが通じ、18歳の時に結婚した。

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