【この時代の主な登場人物】


 キャサリン=ハレーション(皇帝/帝国猟兵)
第10代伝承皇帝。コムルーン島生まれ。アバロン育ち。
23歳の時、先帝マゼランの指名により即位。即位から2年でロックブーケの撃破・サラマット地方の統合を成し遂げた。
後に、かねてからの恋人であった傭兵・シーシアスと結婚。
愛称はキャシー。強気な性格だが、根は繊細で涙もろい。

 シーシアス=ホーマー(フリーファイター)
キャサリンの夫で、皇帝親衛隊長。南ロンギット出身。
4歳年下の恋人であったキャサリンの即位後、直属部隊員として彼女に付き従い、ロックブーケとの戦いの後に晴れて結婚。以後、帝婿として皇帝不在時の代理人となる。
愛称はシアだが、そう呼ぶのはキャサリンとロビンのみ。
豪快に見えて意外と細かく、肝心なところで度胸が足りないとは弟の談。

 ロビン=ジェリー(シティシーフ)
〝シティシーフギルド二強〟の片割れで、皇帝直属部隊の一員。アバロン育ち。
見た目は飄々とした優男だが、誰もが認める剣の達人で、ギルドの推薦で部隊入りした。
世間には隠しているが、7代皇帝ハリーと8代皇帝ミズラの養子であり、剣の師匠・メディアは義理の祖母である。
明るく楽天的で、密偵でありながら派手な服装を好む。実年齢より若く見えるが、シーシアスと同い年。

 テリー=アンドレオ(格闘家)
〝龍の穴〟で修行を積んだ格闘家。南ロンギット出身。
当代きっての格闘家で、国家のスカウトによって直属部隊員となる。
特に蹴り技の達人で、帝国の技道場に多大な貢献をし、後世に残している。
冷静沈着な性格で、どちらかというと無口。騒がしいロビンやシーシアスとは真逆の性格だが仲が良く、親友と言える間柄である。一行の最年長(とはいえ、シーシアスとロビンより1歳年上なだけ。)

 マグダレーナ=クライスト(ホーリーオーダー)
カンバーランド王家の血を引く、ホーリーオーダー。フォーファーで修行していたが、生まれは帝都アバロン。
父はホーリーオーダーの始祖・ゲオルグの孫・ジェイコブ。母はノーマッドの族長・アルタンの長女・ベスマ。叔母は8代皇帝・ミズラとその直属部隊員・バルバラというサラブレッドだが、それを鼻にかけることは無い。
愛称はマグ。一行の最年少で、キャサリンより2歳年下。
基本的に真面目で努力家だが、それを表に見せることはない。強情な性格だが、その本質は寂しがり屋。
自分の全てを受け止めてくれるということに気づき、6歳年下の幼なじみ・カプリコーンと結婚した。

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