伝説の三振り



こんのすけ「琥珀様、此方の3振りは?」
琥珀「左文字派の3振り」
こんのすけ「誠にございますか!」
琥珀「うん、流石に今の人数でノルマをこなすのは難しいから新しい仲間が必要でしょ?」
こんのすけ「そうですけど……新しい刀剣男士様を増やしたりしたら母屋にいる方々が……」
琥珀「その為の結界を主に張って貰っただろ?主の結界はちゃんと効いてる。だから大丈夫だ」
こんのすけ「はい…」

 琥珀はこんのすけを優しく頭を撫でてやる。

琥珀「顕現は兄さん達が帰って来てからにしようか」
綱吉「うん」
今剣「琥珀殿、刀はどうしますか?」
琥珀「刀掛け台がある部屋があるからそこに持って行って貰おうかな」
今剣「はい!」
こんのすけ「主様はお勉強の続きを始めますよ」
綱吉「……はぃ」
琥珀「今日はどんな勉強をしていたの?」
こんのすけ「結界の応用編です」
琥珀「ここ最近、勉強漬けだから今日は息抜きで休みにしない?」
こんのすけ「しかし……」
琥珀「こうして、今剣君達が遊びに来てくれたんだ。ねっ?こんのすけ」
こんのすけ「分かりました」
綱吉「っ…有り難うこんのすけ!琥珀も」
琥珀「うん、先に刀を部屋に運んで来ようか」

 琥珀は身体に術を施し男性の姿になる。

綱吉「琥珀は女の子なのにもったいない」
琥珀「ふふっ、今はこの姿の方が何かと便利だから。刀を置いたら一緒に遊ぼう」
綱吉「うん!」

 琥珀は三日月達を連れて屋敷の中に入って行く。
 そして刀掛け台がある部屋に行く。

琥珀「此所が刀掛け台がある部屋」
今剣「いろんなだいがあります」
三日月「それぞれの大きさの台が揃っているのだな」
琥珀「うん、とりあえずこんのすけに頼んで揃えて貰ったから」

 今剣は短刀専用の台に刀を置き三日月もそれぞれの台に刀を置く。
 そして綱吉がいる庭に向かう。
 綱吉は琥珀を見てふにゃりと笑い、琥珀はふわりと笑い綱吉の隣に座る。

琥珀「何して遊ぼうか?」
綱吉「この人数だと鬼ごっこかボール遊び、カードゲームくらいかな?」
今剣「かーどげぇむってなんですか?」
綱吉「ちょっと待ってね」

 綱吉は立ち上がり、自分の部屋に行き、トランプを持って来る。
 それを今剣に見せる。

琥珀「これはトランプって言ってハート・スペード・クラブ・ダイヤの絵柄があって、1から13までの数字があるんだ。トランプは1年を表しているって言われてる説があるんだ」
綱吉「へぇ……知らなかった」
琥珀「まぁ、他にも色々と説があるけど、先ずは遊び方かな。簡単なのはババ抜きかな」
今剣「ばばぬき?」
琥珀「ババ抜きはジョーカーがお婆ちゃんの役で最後まで持っていた人が負けで、1人1回ずつ順番にカードを引いて、自分の手札に同じ数字が描かれていたらその2枚を真ん中に置いていく。そしてジョーカーを持っていた人が負け」
「」
「」










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