私の隣は誰のもの
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「よしエース勝負だ!」
「来いサボ!返り討ちにしてやらぁ!!」
私とルフィの目の前でバチバチと火花を散らすサボとエース。
ルフィはすでに一日一人150戦を終えていて、俺ももっと戦いてぇ…とめそりとしている(ちなみに150戦0勝だ)
しょぼくれているルフィに気が付いたエースがギンッ!とこちらを睨みつけてくる。
「おいルフィ!メソメソしてんじゃねぇぞ!!」
「エース、そう言ってやるなって」
「もー、二人ともさっさと始めてよ」
そう言いながら黒板にチョークでコンコンやると二人はようやく組手を始めた。
「今日も気合入ってるねー」
「そうだなー。あ、サボ一勝」
「はい」
1、と。
お互い一歩も引かず、試合の決着がなかなかつかない。
特にここ最近はずっとそうだ。
吐く息が白くなり思わず身が震える。
ルフィもガチガチと歯を鳴らしながら鼻水を垂らしている。
「はいルフィ、ティッシュ」
「いらね」
ズズズ、と鼻水を勢いよくすするも、またすぐに垂れてきた。
何このコント。
「ほら、チーン!」
「ちーん!」
「うん、綺麗になった」
「にしし!」
なんてやりとりをしていると、ゴチン!と頭に衝撃が。
「「いってぇぇぇ!!」」
「やいそこの双子!今の見てなかっただろ!」
「どっちだ!?どっちが勝ったんだ!?」
サボとエースに詰め寄られ、試合を見ていなかった事については素直に謝る。
でもだからってゲンコツする事ないじゃない。
おいコラ、エースお前だろう。
「引き分けで良いんじゃない?」
じろりと睨みながらそう言えば二人はダメだ!と詰め寄ってくる。
「俺たち既に24勝24敗1引き分けだ」
「えっ!?いつのまに!!?」
「このまま引き分けじゃ終われねぇんだよ!」
「いや、正直どっちでも…」
「「ダメだ!それじゃ今日どっちがメイの隣で寝るか決まらねぇ!!」」
どうでもいい。
真面目な表情で詰め寄ってくるも内容が内容である。
正直どっちが隣でも私は変わらない。
「じゃあさ、私との試合で勝ち数多い方が今日は勝ちってのはどう?」
「「よし乗った」」
「じゃあエースとサボ24勝2引き分けっと」
ルフィが二人の結果を黒板に書き記す。
エースとサボはまだバチバチと火花を散らしていた。
「負けねぇぞ」
「こっちこそ」
「ねぇ、私と戦ってくれるんだよね?」
「メイ頑張れよー!」
応援してくれるのはルフィだけだよまったくもう!
手加減しねぇぞ、と言うだけあって二人ともいつもより何倍も強かった。
手加減されていたんだなって悔しくなる。
私はもっと、もっと強くなりたい。
今日の私の戦歴。
89勝61敗。
「ヨッシャ!俺の勝ちだ!」
「くっそー!」
サボのガッツポーズとエースの悔しそうな顔の横で私は息切れ寸前だ。
そもそもなんで私とルフィはエースとサボ相手に100戦連戦なんだろう(ルフィに至っては150戦連戦だ)
エースとサボは交代で戦っているのに。
途中まで私も勝ちの数を増やして行ったけど、途中からスタミナ切れで最後は二人にボコボコにやられてしまった。
「今日はルフィにくっついて寝る」
「えっ!!?」
ガーン!という効果音が聞こえそうなくらいショックを受けるサボに、それを指差して笑うエース。
そして両手をあげて大喜びのルフィ。
最近めっきり寒くなって来た。
私たち4人は夜みんなでひっついて寝ている。
普段寝相が悪すぎるルフィもこの時期はいつも私とひっついて寝ていた。
そうすると不思議と寝相がよくなる。
暖かくなったら絶対にくっついて寝ないけど(だから寝相も元通り)
それを知ったエースとサボがここ最近どちらが私の隣で寝るかで争っている。
何故争うかというと、私は寝たら朝まで同じ格好で寝てるけど、ルフィはいくら普段より寝相がよくなっているといっても時々腕が伸びるのだ。
つまりはルフィの私とは反対に寝る人の眠りを妨げているわけで…
「来いサボ!返り討ちにしてやらぁ!!」
私とルフィの目の前でバチバチと火花を散らすサボとエース。
ルフィはすでに一日一人150戦を終えていて、俺ももっと戦いてぇ…とめそりとしている(ちなみに150戦0勝だ)
しょぼくれているルフィに気が付いたエースがギンッ!とこちらを睨みつけてくる。
「おいルフィ!メソメソしてんじゃねぇぞ!!」
「エース、そう言ってやるなって」
「もー、二人ともさっさと始めてよ」
そう言いながら黒板にチョークでコンコンやると二人はようやく組手を始めた。
「今日も気合入ってるねー」
「そうだなー。あ、サボ一勝」
「はい」
1、と。
お互い一歩も引かず、試合の決着がなかなかつかない。
特にここ最近はずっとそうだ。
吐く息が白くなり思わず身が震える。
ルフィもガチガチと歯を鳴らしながら鼻水を垂らしている。
「はいルフィ、ティッシュ」
「いらね」
ズズズ、と鼻水を勢いよくすするも、またすぐに垂れてきた。
何このコント。
「ほら、チーン!」
「ちーん!」
「うん、綺麗になった」
「にしし!」
なんてやりとりをしていると、ゴチン!と頭に衝撃が。
「「いってぇぇぇ!!」」
「やいそこの双子!今の見てなかっただろ!」
「どっちだ!?どっちが勝ったんだ!?」
サボとエースに詰め寄られ、試合を見ていなかった事については素直に謝る。
でもだからってゲンコツする事ないじゃない。
おいコラ、エースお前だろう。
「引き分けで良いんじゃない?」
じろりと睨みながらそう言えば二人はダメだ!と詰め寄ってくる。
「俺たち既に24勝24敗1引き分けだ」
「えっ!?いつのまに!!?」
「このまま引き分けじゃ終われねぇんだよ!」
「いや、正直どっちでも…」
「「ダメだ!それじゃ今日どっちがメイの隣で寝るか決まらねぇ!!」」
どうでもいい。
真面目な表情で詰め寄ってくるも内容が内容である。
正直どっちが隣でも私は変わらない。
「じゃあさ、私との試合で勝ち数多い方が今日は勝ちってのはどう?」
「「よし乗った」」
「じゃあエースとサボ24勝2引き分けっと」
ルフィが二人の結果を黒板に書き記す。
エースとサボはまだバチバチと火花を散らしていた。
「負けねぇぞ」
「こっちこそ」
「ねぇ、私と戦ってくれるんだよね?」
「メイ頑張れよー!」
応援してくれるのはルフィだけだよまったくもう!
手加減しねぇぞ、と言うだけあって二人ともいつもより何倍も強かった。
手加減されていたんだなって悔しくなる。
私はもっと、もっと強くなりたい。
今日の私の戦歴。
89勝61敗。
「ヨッシャ!俺の勝ちだ!」
「くっそー!」
サボのガッツポーズとエースの悔しそうな顔の横で私は息切れ寸前だ。
そもそもなんで私とルフィはエースとサボ相手に100戦連戦なんだろう(ルフィに至っては150戦連戦だ)
エースとサボは交代で戦っているのに。
途中まで私も勝ちの数を増やして行ったけど、途中からスタミナ切れで最後は二人にボコボコにやられてしまった。
「今日はルフィにくっついて寝る」
「えっ!!?」
ガーン!という効果音が聞こえそうなくらいショックを受けるサボに、それを指差して笑うエース。
そして両手をあげて大喜びのルフィ。
最近めっきり寒くなって来た。
私たち4人は夜みんなでひっついて寝ている。
普段寝相が悪すぎるルフィもこの時期はいつも私とひっついて寝ていた。
そうすると不思議と寝相がよくなる。
暖かくなったら絶対にくっついて寝ないけど(だから寝相も元通り)
それを知ったエースとサボがここ最近どちらが私の隣で寝るかで争っている。
何故争うかというと、私は寝たら朝まで同じ格好で寝てるけど、ルフィはいくら普段より寝相がよくなっているといっても時々腕が伸びるのだ。
つまりはルフィの私とは反対に寝る人の眠りを妨げているわけで…
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