私のとある一日
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サッチ隊長やマルコ隊長にお昼を食べに来なかったのを怒られて。
実はエース隊長が呼びに来ていたみたいで全く反応しない私に相当怒っている(えぇ、主に2番隊の書類計算でしたからね)と思われていたらしく、エース隊長が大好きな骨つき肉を口に押し込まれ。
「食い物で機嫌が取れるのはエース、お前さんくらいだよ」
「そうか?でもほらメイを見てみろよ」
美味い美味いとお肉を咀嚼しているといつの間にか視線が集まっていて首を傾げる。
エース隊長の温かい手が私の頭をかき混ぜた。
ぱらぱらと髪の毛が顔に掛かってむず痒くなる。
顔を軽く振って髪の毛を払うと、ずるりとカチューシャが落ちてきた。
慌ててキャッチすれば、どうやらその一連の様子がおかしかったらしく、辺りから笑い声があがった。
「ほら、メイおいで」
イゾウさんに手を伸ばされて、私は席を立ち上がり、イゾウさんの隣に立った。
そうするとイゾウさんは私の手を軽く引っ張り、膝の上に座らせる。
それがちょっと恥ずかしくて慌てて席を立とうとすれば、耳元で大人しくしていろと囁かれる。
一瞬ここが食堂だと言う事を忘れそうになる…
思わず身が震えそうになるのを必死でこらえた。
ここにはヘアワックスもないのに、頭に数本だけ付いているヘアピンとカチューシャだけでまた髪の毛が落ちてこないよう整えてくれた。
それを見ていたマルコ隊長とエース隊長が感嘆の息を漏らした。
「へぇ、器用なもんだねぃ」
「だろ?メイの髪がもうちょっと長かったら色々遊べるんだがなぁ」
後ろの毛を指先で遊びながら呟くイゾウさんに、途中からやってきたサッチ隊長が反応を見せる。
「じゃぁメイに特別メニューでも作るか?」
「何かいい食い物でもあるのか?」
「まー主に海藻類とタンパク質だな」
「へぇ」
そこでみんなの視線が自然とマルコ隊長に集まって行った。
ちょっと、みんな失礼…
なんて思いつつ、私も思わずマルコ隊長の…頭に視線を向けた。
天然なのかなー、それとも剃ってるのかなー。
でも漫画では20年前も同じ頭だったよなー。
むしろ幼少期も…
そんな事を考えていると、イゾウさんがガタリと立ち上がり私を担ぎあげた。
え?と思う間もなく、エース隊長と並んで食堂を一気に駆け抜ける。
「えええええ!?」
「口を閉じてな。舌噛むぞ」
「イゾウさ…イゾウ隊長!マルコ隊長がとっても怖い顔で追いかけてきます!!」
「だから逃げてるんだよ!」
後片付けまだしてなかったのに!
そう言えばイゾウさんはサッチにやらせろ、と笑っていた。
お姉ちゃんたちとお風呂に入ってイゾウさんのお部屋に戻ると、イゾウさんは今日も書類とにらめっこしていた。
今日の書類は計算書じゃなくて何か物書きをしているみたいだから私が手伝える事は少ししかない。
「手伝いましょうか?」
「いや、いいよ。メイは先に布団に入ってな」
「はーい」
ふぁぁっとタイミング良く欠伸が出る。
お腹いっぱい食べて、お風呂で温かくなって、今とってもいい感じに眠気が私を襲っている。
あぁ、でもイゾウさんが仕事している姿も見ていたいなー…
布団に入り、横向きになってイゾウさんを見つめた。
時々私の視線が気になるのか、こっちを見ては笑いかけてくれる。
あー、なんか今、幸せかも…。
そんな事を考えていたらいつの間にか私はうとうとと、目を閉じていた。
意識が沈みそうになっては目が覚めてを繰り返して夜半過ぎ。
ようやく仕事を終えたイゾウさんがお布団の中に入ってくる。
そのぬくもりに思わず擦りよれば、イゾウさんは私をぎゅっと抱きしめてくれた。
「おつかれさまです、いぞうさん」
「起こしたか?」
「いいえ…」
違うんです。
イゾウさんがそばにいないと私は安心して眠れないんです。
そうは恥ずかしくて口には出せなかったけど、イゾウさんはクスクス笑ながら私の頭をゆっくりと撫でてくれた。
あ…すっごく気持ちいい…
「ほら、眠っちまえ」
「はい…おやすみなさい、いぞうさん」
「あぁおやすみ、メイ」
おでこにチュッとキスされて、その感覚が私の心を落ち着かせる。
イゾウさんの腕の中、私は今度こそ深い眠りについた。
実はエース隊長が呼びに来ていたみたいで全く反応しない私に相当怒っている(えぇ、主に2番隊の書類計算でしたからね)と思われていたらしく、エース隊長が大好きな骨つき肉を口に押し込まれ。
「食い物で機嫌が取れるのはエース、お前さんくらいだよ」
「そうか?でもほらメイを見てみろよ」
美味い美味いとお肉を咀嚼しているといつの間にか視線が集まっていて首を傾げる。
エース隊長の温かい手が私の頭をかき混ぜた。
ぱらぱらと髪の毛が顔に掛かってむず痒くなる。
顔を軽く振って髪の毛を払うと、ずるりとカチューシャが落ちてきた。
慌ててキャッチすれば、どうやらその一連の様子がおかしかったらしく、辺りから笑い声があがった。
「ほら、メイおいで」
イゾウさんに手を伸ばされて、私は席を立ち上がり、イゾウさんの隣に立った。
そうするとイゾウさんは私の手を軽く引っ張り、膝の上に座らせる。
それがちょっと恥ずかしくて慌てて席を立とうとすれば、耳元で大人しくしていろと囁かれる。
一瞬ここが食堂だと言う事を忘れそうになる…
思わず身が震えそうになるのを必死でこらえた。
ここにはヘアワックスもないのに、頭に数本だけ付いているヘアピンとカチューシャだけでまた髪の毛が落ちてこないよう整えてくれた。
それを見ていたマルコ隊長とエース隊長が感嘆の息を漏らした。
「へぇ、器用なもんだねぃ」
「だろ?メイの髪がもうちょっと長かったら色々遊べるんだがなぁ」
後ろの毛を指先で遊びながら呟くイゾウさんに、途中からやってきたサッチ隊長が反応を見せる。
「じゃぁメイに特別メニューでも作るか?」
「何かいい食い物でもあるのか?」
「まー主に海藻類とタンパク質だな」
「へぇ」
そこでみんなの視線が自然とマルコ隊長に集まって行った。
ちょっと、みんな失礼…
なんて思いつつ、私も思わずマルコ隊長の…頭に視線を向けた。
天然なのかなー、それとも剃ってるのかなー。
でも漫画では20年前も同じ頭だったよなー。
むしろ幼少期も…
そんな事を考えていると、イゾウさんがガタリと立ち上がり私を担ぎあげた。
え?と思う間もなく、エース隊長と並んで食堂を一気に駆け抜ける。
「えええええ!?」
「口を閉じてな。舌噛むぞ」
「イゾウさ…イゾウ隊長!マルコ隊長がとっても怖い顔で追いかけてきます!!」
「だから逃げてるんだよ!」
後片付けまだしてなかったのに!
そう言えばイゾウさんはサッチにやらせろ、と笑っていた。
お姉ちゃんたちとお風呂に入ってイゾウさんのお部屋に戻ると、イゾウさんは今日も書類とにらめっこしていた。
今日の書類は計算書じゃなくて何か物書きをしているみたいだから私が手伝える事は少ししかない。
「手伝いましょうか?」
「いや、いいよ。メイは先に布団に入ってな」
「はーい」
ふぁぁっとタイミング良く欠伸が出る。
お腹いっぱい食べて、お風呂で温かくなって、今とってもいい感じに眠気が私を襲っている。
あぁ、でもイゾウさんが仕事している姿も見ていたいなー…
布団に入り、横向きになってイゾウさんを見つめた。
時々私の視線が気になるのか、こっちを見ては笑いかけてくれる。
あー、なんか今、幸せかも…。
そんな事を考えていたらいつの間にか私はうとうとと、目を閉じていた。
意識が沈みそうになっては目が覚めてを繰り返して夜半過ぎ。
ようやく仕事を終えたイゾウさんがお布団の中に入ってくる。
そのぬくもりに思わず擦りよれば、イゾウさんは私をぎゅっと抱きしめてくれた。
「おつかれさまです、いぞうさん」
「起こしたか?」
「いいえ…」
違うんです。
イゾウさんがそばにいないと私は安心して眠れないんです。
そうは恥ずかしくて口には出せなかったけど、イゾウさんはクスクス笑ながら私の頭をゆっくりと撫でてくれた。
あ…すっごく気持ちいい…
「ほら、眠っちまえ」
「はい…おやすみなさい、いぞうさん」
「あぁおやすみ、メイ」
おでこにチュッとキスされて、その感覚が私の心を落ち着かせる。
イゾウさんの腕の中、私は今度こそ深い眠りについた。
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