私のとある一日
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「サッチ隊長おはようございまーす!」
「おはよーメイ、よく眠れたか?」
「はい!イゾウ隊長のおかげで今日もぐっすりでした!」
「そりゃよかったな」
カウンター越しにサッチ隊長に頭を撫でられる。
それでも崩れない私の髪型。
サッチ隊長の撫で方なのか、はたまたイゾウさんのセットのおかげなのか…
そんな事を考えながら二人分のご飯を受け取ると、サッチ隊長は忘れ物、と一旦厨房の奥へと引っ込んだ。
「これこれ。昨日の夜作ってたんだ」
「プリンー!ひゃっほーぅい!!」
思わずテンションが上がったのは仕方がないと思う。
サッチ隊長のプリンはすごく美味しいのだ。
喜んでいるとサッチ隊長はほら、と後ろを指差した。
「イゾウが待ってるぞ。早く行ってやれ」
「はーい!それではいただきます!」
トレイを持ってイゾウさんが取っておいてくれた席に持って行って料理を並べる。
サッチ隊長は私たちにワノ国の料理をしょっちゅう出してくれる。
味噌もあるし醤油も常備されているモビーは流石、世界一の海賊船だと思う。
まあ、サッチ隊長の気まぐれなのでもちろん他の料理も出してくれる。
そしてどれも美味しすぎる。
腹八分目なんて言葉はとうの昔に頭の片隅に追いやった。
今日の朝ごはんは焼き魚におひたし、ワカメと油揚げの味噌汁に出し巻き卵だ。
これぞ日本人の朝食。
そしてプリン。
「幸せすぎる…」
「随分手軽に手に入る幸せだねぃ」
「あ、マルコ隊長!おはようございます!」
背後から頭を撫でられて振り向けばそこにはマルコ隊長。
ごはんの入ったトレイを手に持っているからマルコ隊長もこれからごはんらしい。
マルコ隊長はイゾウさんの隣に座った。
私もトレイをテーブル下の網棚にいれるとイゾウさんの前に座る。
「じゃあ食うか」
「はい。いただきます」
イゾウさんと手を合わせて一礼すると、マルコ隊長も少し間を置いて、私たちの真似をした。
それがなんだかおかしくて、イゾウさんとクスクス笑う。
「笑うなよい」
「じゃあ真似しなきゃいいじゃねぇか」
「お前らは毎回やってるだろうが」
「まぁ、小さな頃からやってきた事ですから…」
習慣というかなんと言うか。
命をいただきます、って事ももちろんあるけど、私の場合はそんな深く考えずにやっている事だ。
「それでもお前らのそばで食う時はやんなきゃいけねぇ気がするんだよい」
「まぁ好きにしたらいいさ。なぁメイ?」
「はい」
ちょっと照れ臭そうにしているマルコ隊長がおかしくて、また二人で笑った。
「ところでイゾウ、お前んトコこれから訓練だろい?」
「あぁ。……なんだ?メイ貸せってか?」
「…よい」
あらら、また誰かが締め切り破って書類提出したんだな?
もぐもぐとごはんを食べながら二人の会話に耳を傾ける。
あー、白米うまい。
「メイ、どうする」
「イゾウ隊長が良いのであれば」
「だとよ。よかったなマルコ」
これで貸し一つ、と悪い笑みを浮かべたイゾウさんだけど、マルコ隊長を手伝うのは私なんだけどなー。
渋い顔のマルコ隊長に私は苦笑いを浮かべた。
一旦イゾウさんと部屋に戻ってそろばんと筆記用具を手に取った。
するとイゾウさんが後ろから私の頭を少しいじる。
何?と振り向こうとすると、大きな手が下顎に触れてそれを制される。
「もうちょっとじっとしてな。……ほら、できた」
これから下を向きっぱなしで作業するであろう私の顔に髪が落ちてきてかからない様にしてくれたらしい。
ヘアピンは一部外されてカチューシャが私の頭の中央を彩っていた。
…これ、イゾウさんが書類に向かう時に時々使ってるやつだ。
私が思わずニンマリすると、イゾウさんは私の顎を持ち上げて真上を向かせるとチュッと触れるだけのキスを一つ落とした。
「虫除けだ」
「…虫?」
「船の奴らに慣れたのは良いことだが、ホイホイ撫でられるのは面白くねぇんだよ」
「……わぁお」
いっつも甘々のイゾウさんだけど、ここまでストレートにヤキモチをぶつけてくるのはとっても珍しい。
思わず間抜けな声をだしてしまった。
するとイゾウさんはにっこり笑いながら私の唇を指で撫でた。
「メイ、返事は?」
「…ぜ、善処します」
「仕方ねぇな」
私の身体をくるりと反転させるとぽんぽんと頭を撫でた。
「おはよーメイ、よく眠れたか?」
「はい!イゾウ隊長のおかげで今日もぐっすりでした!」
「そりゃよかったな」
カウンター越しにサッチ隊長に頭を撫でられる。
それでも崩れない私の髪型。
サッチ隊長の撫で方なのか、はたまたイゾウさんのセットのおかげなのか…
そんな事を考えながら二人分のご飯を受け取ると、サッチ隊長は忘れ物、と一旦厨房の奥へと引っ込んだ。
「これこれ。昨日の夜作ってたんだ」
「プリンー!ひゃっほーぅい!!」
思わずテンションが上がったのは仕方がないと思う。
サッチ隊長のプリンはすごく美味しいのだ。
喜んでいるとサッチ隊長はほら、と後ろを指差した。
「イゾウが待ってるぞ。早く行ってやれ」
「はーい!それではいただきます!」
トレイを持ってイゾウさんが取っておいてくれた席に持って行って料理を並べる。
サッチ隊長は私たちにワノ国の料理をしょっちゅう出してくれる。
味噌もあるし醤油も常備されているモビーは流石、世界一の海賊船だと思う。
まあ、サッチ隊長の気まぐれなのでもちろん他の料理も出してくれる。
そしてどれも美味しすぎる。
腹八分目なんて言葉はとうの昔に頭の片隅に追いやった。
今日の朝ごはんは焼き魚におひたし、ワカメと油揚げの味噌汁に出し巻き卵だ。
これぞ日本人の朝食。
そしてプリン。
「幸せすぎる…」
「随分手軽に手に入る幸せだねぃ」
「あ、マルコ隊長!おはようございます!」
背後から頭を撫でられて振り向けばそこにはマルコ隊長。
ごはんの入ったトレイを手に持っているからマルコ隊長もこれからごはんらしい。
マルコ隊長はイゾウさんの隣に座った。
私もトレイをテーブル下の網棚にいれるとイゾウさんの前に座る。
「じゃあ食うか」
「はい。いただきます」
イゾウさんと手を合わせて一礼すると、マルコ隊長も少し間を置いて、私たちの真似をした。
それがなんだかおかしくて、イゾウさんとクスクス笑う。
「笑うなよい」
「じゃあ真似しなきゃいいじゃねぇか」
「お前らは毎回やってるだろうが」
「まぁ、小さな頃からやってきた事ですから…」
習慣というかなんと言うか。
命をいただきます、って事ももちろんあるけど、私の場合はそんな深く考えずにやっている事だ。
「それでもお前らのそばで食う時はやんなきゃいけねぇ気がするんだよい」
「まぁ好きにしたらいいさ。なぁメイ?」
「はい」
ちょっと照れ臭そうにしているマルコ隊長がおかしくて、また二人で笑った。
「ところでイゾウ、お前んトコこれから訓練だろい?」
「あぁ。……なんだ?メイ貸せってか?」
「…よい」
あらら、また誰かが締め切り破って書類提出したんだな?
もぐもぐとごはんを食べながら二人の会話に耳を傾ける。
あー、白米うまい。
「メイ、どうする」
「イゾウ隊長が良いのであれば」
「だとよ。よかったなマルコ」
これで貸し一つ、と悪い笑みを浮かべたイゾウさんだけど、マルコ隊長を手伝うのは私なんだけどなー。
渋い顔のマルコ隊長に私は苦笑いを浮かべた。
一旦イゾウさんと部屋に戻ってそろばんと筆記用具を手に取った。
するとイゾウさんが後ろから私の頭を少しいじる。
何?と振り向こうとすると、大きな手が下顎に触れてそれを制される。
「もうちょっとじっとしてな。……ほら、できた」
これから下を向きっぱなしで作業するであろう私の顔に髪が落ちてきてかからない様にしてくれたらしい。
ヘアピンは一部外されてカチューシャが私の頭の中央を彩っていた。
…これ、イゾウさんが書類に向かう時に時々使ってるやつだ。
私が思わずニンマリすると、イゾウさんは私の顎を持ち上げて真上を向かせるとチュッと触れるだけのキスを一つ落とした。
「虫除けだ」
「…虫?」
「船の奴らに慣れたのは良いことだが、ホイホイ撫でられるのは面白くねぇんだよ」
「……わぁお」
いっつも甘々のイゾウさんだけど、ここまでストレートにヤキモチをぶつけてくるのはとっても珍しい。
思わず間抜けな声をだしてしまった。
するとイゾウさんはにっこり笑いながら私の唇を指で撫でた。
「メイ、返事は?」
「…ぜ、善処します」
「仕方ねぇな」
私の身体をくるりと反転させるとぽんぽんと頭を撫でた。