君死にたもう事なかれ!
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私にあわせてしゃがみこんでいたエース隊長は目にも留まらぬ速さでサボさんに飛びついた。
わお!
兄弟の熱い抱擁!!?
「生きてたなら早く言えこの馬鹿野郎!!」
「いってぇ!!しょうがないだろ!?こっちにも事情ってもんがあったんだよ!!」
「いだっ!!」
訂正します。
殴り合いの喧嘩が始まりました。
それでもどこかお互いじゃれているみたいで、年上なはずなのになんだか子どもみたいだ。
すごく楽しそう。
そして案の定、二人は突然笑い出した。
「俺もルフィも死んだと思ってたんだぞ」
「俺もあの時死んだと思ったよ。でもドラゴンさんたちに助けられたんだ」
「ドラゴン…ってルフィの父ちゃんか!」
なんだよ、だったら言ってくれりゃ良かったのにな、なんてブチブチ文句を言うエース隊長にサボさんは苦笑いするだけだった。
そうか、ドラゴンさんと一緒にいるって事はサボさんは革命軍なのかな?
でもなんでサボさんがウォーターセブンに…?
「白ひげたちが前半の海にいることはニュース・クーで知っていたからな。前半の海で用があるっつったらここくらいだろ?アラバスタとドラムに行く用事があったからついでに立ち寄ってみたんだ。会えたらラッキーくらいでな」
そういいながらサボさんは私に手を伸ばす。
なんだ?と思って見ていると、しびれをきらしたのか腕を取られて引っ張り上げられた。
「お前、メイだろ?」
「え、あ、はい…でも何で名前?」
「食い逃げのメイ、賞金3万2千ベリー」
「ブフォッ!」
サボさんの言葉にエース隊長が盛大に吹き出した。
うわーん!
誰のせいですか!!
「それにしてもよくこんな小物の額まで覚えていましたね」
「エースが写ってたからな!」
ほら、と見せられた私の手配書。
エース隊長に担がれて逃げていた時の写真が使われているから、隅っこの方にチラリとエース隊長のテンガロンハットが写っている。
それをサボさんは再び大事そうに胸ポケットにしまった。
よくよく見ると胸ポケットには手配書がもう二枚入っている。
きっとエース隊長とルフィさんのだろう。
なーんだ、ただのブラコンか。
「何にせよここでエースに会えてよかったよ」
「よく言うよ!もう三日も粘ったくせに!」
突然背後から可愛い声が聞こえた。
そして同時にサボさんがゲッ、と声を漏らす。
エース隊長と同時に振り返ると、そこには可愛らしい女の子が腕を組んでほっぺたを膨らませながら立っていた。
サボさんをギロリ、と睨みつけている様は可愛いんだけどどこか迫力がある。
「サボ君のわがままに振り回される身にもなってみてよ!ねぇ、これで何度目!?」
「わ…悪かったってコアラ」
コアラ!!?
コアラって、あの魚人島での回想に出てきたコアラちゃん!?
あんなにボロボロだったのに、今ではこんなに元気そうで…
それにちゃんと怒った顔もできる様になったんだ。
そう思ったらつい…
「コアラちゃんっ!!」
「きゃ!え、何!?誰!!?」
思わず飛びついた。
あっ、ふっかふか!
思わずぐりぐりと胸に顔を埋めていると、べりっと首根っこ掴まれて剥がされた。
「人様に迷惑をかけるな」
「あい、すみませんエース隊長…ごめんなさいコアラちゃん…」
うん、本当ごめんなさい。
もうすぐにでもウォーターセブンを発つらしいサボさんとコアラちゃん。
今度は私とエース隊長が二人の船まで行ってお見送りだ。
「機会があったらまた会おう」
「サボも元気でな」
ガシッと腕を会わせるエース隊長とサボさん。
そんな二人に私とコアラちゃんは目をあわせて小さく笑った。
「あ、そうだメイ」
「……?はいなんですか?」
船に乗り込む間際、思い出したかのようにサボさんは振り返って私に近づいてきた。
手を伸ばして私の頭をくぐしゃぐしゃとかき混ぜる。
「…サボさん?」
見上げると優しく笑いながら私を見ているから、思わず顔を赤くしてしまう。
チクショウこのイケメンめが!!
「お前は今…幸せか?」
「え?はい、幸せですけど…」
「そっか。ならよかった」
……って、あれ?
デジャヴ?
この間もシャンクスさんと同じやり取りをした気がする。
思わず首をかしげると、サボさんも首をかしげた。
「どうした?」
「あ、いえなんでも…」
「そっか。じゃあメイも元気でな!」
「はい!サボさんもお元気で!」
「サンキュ」
「…あ、ちなみにルフィさんはもうアラバスタにいませんよ?」
「なにぃ!!?」
やっぱり。
アラバスタとドラムって、もう騒動が落ち着いている頃だろうに何で?って思ったら、サボさんやっぱりルフィさんにもあわよくば会おうとしてたみたい。
もう今頃空島じゃないのかなぁ?
「そういやルフィはメイたちと同時にアラバスタ出たんだったか?」
「はい」
エース隊長の問いに私が頷けばサボさんがズシャっと崩れ落ちた。
そんなサボさんをコアラちゃんが首根っこを掴んでずるずると引っ張り船に乗せた。
「それじゃぁ私たち、もう行くね!」
「はい!道中お気をつけて!」
じゃーねー!とコアラちゃんがブンブンと手を振りながら、船は遠ざかって行った。
サボさんもコアラちゃんの隣に立って、小さく手を振っていた。
「行っちゃいましたねぇ、サボさんとコアラちゃん」
「なんか嵐みてぇだったな」
「そうですね」
船が見えなくなるまで海を眺めていたけど、その間エース隊長は何を考えていたのか分からない。
だけどどこかすっきりしたような顔をしていた。
「飯食いに行くか」
「はい!」
意気揚々とウォーターセブンを歩く私たち。
ミズミズ肉ー☆
って思ったのに。
「ぎょぇぇぇえええ!!」
「メイ、お前本当有名人だな!!」
「うっるさいですよぉぉぉ!!」
入る店入る店に追い払われ、時には追いかけまわされた。
ちっくしょー!
賞金首の弊害がまさかこんなところでぇぇぇl!!
「二つ名がいけないです二つ名が!」
「食い逃げのメイ…ブフォッ!」
「誰のせいですかぁぁぁ!!」
初日、結局私はサッチ隊長にご飯を作ってもらって食べました。
べっつにいいもんね!
サッチ隊長のご飯すっごく美味しいもんね!
ぐすん。
わお!
兄弟の熱い抱擁!!?
「生きてたなら早く言えこの馬鹿野郎!!」
「いってぇ!!しょうがないだろ!?こっちにも事情ってもんがあったんだよ!!」
「いだっ!!」
訂正します。
殴り合いの喧嘩が始まりました。
それでもどこかお互いじゃれているみたいで、年上なはずなのになんだか子どもみたいだ。
すごく楽しそう。
そして案の定、二人は突然笑い出した。
「俺もルフィも死んだと思ってたんだぞ」
「俺もあの時死んだと思ったよ。でもドラゴンさんたちに助けられたんだ」
「ドラゴン…ってルフィの父ちゃんか!」
なんだよ、だったら言ってくれりゃ良かったのにな、なんてブチブチ文句を言うエース隊長にサボさんは苦笑いするだけだった。
そうか、ドラゴンさんと一緒にいるって事はサボさんは革命軍なのかな?
でもなんでサボさんがウォーターセブンに…?
「白ひげたちが前半の海にいることはニュース・クーで知っていたからな。前半の海で用があるっつったらここくらいだろ?アラバスタとドラムに行く用事があったからついでに立ち寄ってみたんだ。会えたらラッキーくらいでな」
そういいながらサボさんは私に手を伸ばす。
なんだ?と思って見ていると、しびれをきらしたのか腕を取られて引っ張り上げられた。
「お前、メイだろ?」
「え、あ、はい…でも何で名前?」
「食い逃げのメイ、賞金3万2千ベリー」
「ブフォッ!」
サボさんの言葉にエース隊長が盛大に吹き出した。
うわーん!
誰のせいですか!!
「それにしてもよくこんな小物の額まで覚えていましたね」
「エースが写ってたからな!」
ほら、と見せられた私の手配書。
エース隊長に担がれて逃げていた時の写真が使われているから、隅っこの方にチラリとエース隊長のテンガロンハットが写っている。
それをサボさんは再び大事そうに胸ポケットにしまった。
よくよく見ると胸ポケットには手配書がもう二枚入っている。
きっとエース隊長とルフィさんのだろう。
なーんだ、ただのブラコンか。
「何にせよここでエースに会えてよかったよ」
「よく言うよ!もう三日も粘ったくせに!」
突然背後から可愛い声が聞こえた。
そして同時にサボさんがゲッ、と声を漏らす。
エース隊長と同時に振り返ると、そこには可愛らしい女の子が腕を組んでほっぺたを膨らませながら立っていた。
サボさんをギロリ、と睨みつけている様は可愛いんだけどどこか迫力がある。
「サボ君のわがままに振り回される身にもなってみてよ!ねぇ、これで何度目!?」
「わ…悪かったってコアラ」
コアラ!!?
コアラって、あの魚人島での回想に出てきたコアラちゃん!?
あんなにボロボロだったのに、今ではこんなに元気そうで…
それにちゃんと怒った顔もできる様になったんだ。
そう思ったらつい…
「コアラちゃんっ!!」
「きゃ!え、何!?誰!!?」
思わず飛びついた。
あっ、ふっかふか!
思わずぐりぐりと胸に顔を埋めていると、べりっと首根っこ掴まれて剥がされた。
「人様に迷惑をかけるな」
「あい、すみませんエース隊長…ごめんなさいコアラちゃん…」
うん、本当ごめんなさい。
もうすぐにでもウォーターセブンを発つらしいサボさんとコアラちゃん。
今度は私とエース隊長が二人の船まで行ってお見送りだ。
「機会があったらまた会おう」
「サボも元気でな」
ガシッと腕を会わせるエース隊長とサボさん。
そんな二人に私とコアラちゃんは目をあわせて小さく笑った。
「あ、そうだメイ」
「……?はいなんですか?」
船に乗り込む間際、思い出したかのようにサボさんは振り返って私に近づいてきた。
手を伸ばして私の頭をくぐしゃぐしゃとかき混ぜる。
「…サボさん?」
見上げると優しく笑いながら私を見ているから、思わず顔を赤くしてしまう。
チクショウこのイケメンめが!!
「お前は今…幸せか?」
「え?はい、幸せですけど…」
「そっか。ならよかった」
……って、あれ?
デジャヴ?
この間もシャンクスさんと同じやり取りをした気がする。
思わず首をかしげると、サボさんも首をかしげた。
「どうした?」
「あ、いえなんでも…」
「そっか。じゃあメイも元気でな!」
「はい!サボさんもお元気で!」
「サンキュ」
「…あ、ちなみにルフィさんはもうアラバスタにいませんよ?」
「なにぃ!!?」
やっぱり。
アラバスタとドラムって、もう騒動が落ち着いている頃だろうに何で?って思ったら、サボさんやっぱりルフィさんにもあわよくば会おうとしてたみたい。
もう今頃空島じゃないのかなぁ?
「そういやルフィはメイたちと同時にアラバスタ出たんだったか?」
「はい」
エース隊長の問いに私が頷けばサボさんがズシャっと崩れ落ちた。
そんなサボさんをコアラちゃんが首根っこを掴んでずるずると引っ張り船に乗せた。
「それじゃぁ私たち、もう行くね!」
「はい!道中お気をつけて!」
じゃーねー!とコアラちゃんがブンブンと手を振りながら、船は遠ざかって行った。
サボさんもコアラちゃんの隣に立って、小さく手を振っていた。
「行っちゃいましたねぇ、サボさんとコアラちゃん」
「なんか嵐みてぇだったな」
「そうですね」
船が見えなくなるまで海を眺めていたけど、その間エース隊長は何を考えていたのか分からない。
だけどどこかすっきりしたような顔をしていた。
「飯食いに行くか」
「はい!」
意気揚々とウォーターセブンを歩く私たち。
ミズミズ肉ー☆
って思ったのに。
「ぎょぇぇぇえええ!!」
「メイ、お前本当有名人だな!!」
「うっるさいですよぉぉぉ!!」
入る店入る店に追い払われ、時には追いかけまわされた。
ちっくしょー!
賞金首の弊害がまさかこんなところでぇぇぇl!!
「二つ名がいけないです二つ名が!」
「食い逃げのメイ…ブフォッ!」
「誰のせいですかぁぁぁ!!」
初日、結局私はサッチ隊長にご飯を作ってもらって食べました。
べっつにいいもんね!
サッチ隊長のご飯すっごく美味しいもんね!
ぐすん。