君死にたもう事なかれ!
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シャンクスさん達が持ってきたお酒で宴会が始まった。
私はというと、出来上がった料理を運んでいる途中、オヤジ様に捕まって現在何故かオヤジ様とシャンクスさんの間に挟まれている。
いや、すごく美味しい位置なんだけどね?
「メイお前すげぇな。両手に四皇はべらしてんじゃん」
「ね、どういう状況なんでしょうかエース隊長…」
「まー飲んで食ってろよ」
ニシシ、と笑いながらエース隊長はスパゲティをくるくるしている。
そしてズシャっとお皿にダイブした。
「だははは!エースは相変わらずだな!」
言いながらシャンクスさんは料理に手を伸ばす。
敵船で出される料理を何の躊躇もなく口に入れられるって実はすごい事だ。
もちろん私達はそんな卑怯な真似はしない。
美味しそうに食べるシャンクスさんは本当に大きな人だ。
まぁ、オヤジ様が一番だけどね!
シャンクスさんの空いたコップにお酒をつぎながら、私も料理に手を伸ばす。
うーん、美味しい!
「さすがサッチだな」
「はい!サッチ隊長の料理は天下一品です!」
「そりゃどうも」
ぐしゃぐしゃと後ろから頭を撫でられて、振り向くとそこにはサッチ隊長がいた。
「サッチ、お前もマルコと一緒に俺の船来いよ」
「赤髪、俺は行くっつった覚えはねぇよい」
「俺もパスー」
「残念だ」
あれ?デジャヴ?
「というかシャンクスさん、私のお兄ちゃん手当たり次第口説かないでください」
「お頭の成功率今だ0%だけどな」
「おい、言うなよベン!」
言うなよ、なんて言いながら笑っているシャンクスさん。
本当、俺の船に来いよは挨拶か褒め言葉なんだなぁ。
そんな事を考えながらジュースを飲んでいると、シャンクスさんがじっと私を見ていた。
「…何か顔についてますか?」
「あぁ、目と鼻と口が」
「大変!眉毛をどこかに落としてきました!」
「だははは!そりゃあ大変だ!」
私の冗談にシャンクスさんは大笑いしてくれて、私はグッと小さくガッツポーズをとる。
そんな私の頭をシャンクスさんはぐしゃぐしゃとかき混ぜた。
「……?シャンクスさん?」
見上げると優しく笑いながら私を見ているから、思わず顔を赤くしてしまう。
チクショウこのイケメンめが!!
「お前は今…幸せか?」
「は…はい」
とっさに頷くと、なんだかみんなの視線を感じた。
やだな、恥ずかしいじゃないか。
それでも私は口を開いた。
「私、とっても幸せです。皆に出会えて、皆と一緒に旅が出来て…こんなにも優しい家族がたくさんいて、私は幸せです」
一度は家族というものを諦めてしまったけど、この世界にこれて、オヤジ様が私を家族にしてくれて、私は今凄く幸せなのだ。
辺りを見渡せばみんな笑ってくれていた。
だから私も思わずにまにまと笑ってしまった。
シャンクスさんを見上げれば、やっぱり優しい顔のまま笑っていた。
「そうか。それならいいんだ」
「……?」
敵船ながら新米クルーを心配してくれたのかな?
本当、優しいなぁ。
そんな事を考えていると、オヤジ様が私の首根っこを掴みあげて膝の上に降ろしてくれた。
「メイはやらねぇぞ鼻たれ小僧」
「こんな幸せそうに笑ってる嬢ちゃん、さすがに勧誘できねぇよ」
「勧誘されても行きませんけどね!」
「グララララ!よく言ったァ!」
あちこちからカンパーイ!と聞こえてくる。
私、乾杯の音頭取ったつもりないんですけど…!
シャンクスさんは私とオヤジ様を見ながらポリポリと頬を掻いていた。
と、そんな時、どこからか電伝虫の声が聞こえた。
「…俺だ。……わかった」
電伝虫の持ち主はどうやらベンさんだったみたいで、ぼそぼそと何かをしゃべった後すぐに切った。
「お頭、時間だ」
「なんだ、もうかよ」
「あれだけ派手に暴れたんだ。援軍引き連れてきたとよ」
援軍?
……って、海軍か…!!
どうやらシャンクスさん達の船はちょっと離れた所にあるらしい。
そこに向けてどうやら海軍が迫ってきているようだ。
「シャンクス、船引くか?」
「いや、いい。サンキューなエース」
ストライカーで船を引くかというエース隊長の申し出を断りながらシャンクスさんはエース隊長の胸を拳でトンと叩いた。
こうして大量の酒樽を残してシャンクスさん達は帰って行った。
だいぶ飲んでたけど大丈夫かな…
「じゃぁな白ひげ!また来るよ」
「二度と来なくていいよい!!」
小舟で離れていくシャンクスさんにマルコ隊長はシッシッと手を振った。
また来るって…
どれだけフットワーク軽いんだろうシャンクスさん。
こうしてモビーにきた初めてのお客さん…シャンクスさんとの出会いは終わった。
船は順調に進んでいる。
行先は水の都・ウォーターセブン。
ミズミズ肉が楽しみです!
私はというと、出来上がった料理を運んでいる途中、オヤジ様に捕まって現在何故かオヤジ様とシャンクスさんの間に挟まれている。
いや、すごく美味しい位置なんだけどね?
「メイお前すげぇな。両手に四皇はべらしてんじゃん」
「ね、どういう状況なんでしょうかエース隊長…」
「まー飲んで食ってろよ」
ニシシ、と笑いながらエース隊長はスパゲティをくるくるしている。
そしてズシャっとお皿にダイブした。
「だははは!エースは相変わらずだな!」
言いながらシャンクスさんは料理に手を伸ばす。
敵船で出される料理を何の躊躇もなく口に入れられるって実はすごい事だ。
もちろん私達はそんな卑怯な真似はしない。
美味しそうに食べるシャンクスさんは本当に大きな人だ。
まぁ、オヤジ様が一番だけどね!
シャンクスさんの空いたコップにお酒をつぎながら、私も料理に手を伸ばす。
うーん、美味しい!
「さすがサッチだな」
「はい!サッチ隊長の料理は天下一品です!」
「そりゃどうも」
ぐしゃぐしゃと後ろから頭を撫でられて、振り向くとそこにはサッチ隊長がいた。
「サッチ、お前もマルコと一緒に俺の船来いよ」
「赤髪、俺は行くっつった覚えはねぇよい」
「俺もパスー」
「残念だ」
あれ?デジャヴ?
「というかシャンクスさん、私のお兄ちゃん手当たり次第口説かないでください」
「お頭の成功率今だ0%だけどな」
「おい、言うなよベン!」
言うなよ、なんて言いながら笑っているシャンクスさん。
本当、俺の船に来いよは挨拶か褒め言葉なんだなぁ。
そんな事を考えながらジュースを飲んでいると、シャンクスさんがじっと私を見ていた。
「…何か顔についてますか?」
「あぁ、目と鼻と口が」
「大変!眉毛をどこかに落としてきました!」
「だははは!そりゃあ大変だ!」
私の冗談にシャンクスさんは大笑いしてくれて、私はグッと小さくガッツポーズをとる。
そんな私の頭をシャンクスさんはぐしゃぐしゃとかき混ぜた。
「……?シャンクスさん?」
見上げると優しく笑いながら私を見ているから、思わず顔を赤くしてしまう。
チクショウこのイケメンめが!!
「お前は今…幸せか?」
「は…はい」
とっさに頷くと、なんだかみんなの視線を感じた。
やだな、恥ずかしいじゃないか。
それでも私は口を開いた。
「私、とっても幸せです。皆に出会えて、皆と一緒に旅が出来て…こんなにも優しい家族がたくさんいて、私は幸せです」
一度は家族というものを諦めてしまったけど、この世界にこれて、オヤジ様が私を家族にしてくれて、私は今凄く幸せなのだ。
辺りを見渡せばみんな笑ってくれていた。
だから私も思わずにまにまと笑ってしまった。
シャンクスさんを見上げれば、やっぱり優しい顔のまま笑っていた。
「そうか。それならいいんだ」
「……?」
敵船ながら新米クルーを心配してくれたのかな?
本当、優しいなぁ。
そんな事を考えていると、オヤジ様が私の首根っこを掴みあげて膝の上に降ろしてくれた。
「メイはやらねぇぞ鼻たれ小僧」
「こんな幸せそうに笑ってる嬢ちゃん、さすがに勧誘できねぇよ」
「勧誘されても行きませんけどね!」
「グララララ!よく言ったァ!」
あちこちからカンパーイ!と聞こえてくる。
私、乾杯の音頭取ったつもりないんですけど…!
シャンクスさんは私とオヤジ様を見ながらポリポリと頬を掻いていた。
と、そんな時、どこからか電伝虫の声が聞こえた。
「…俺だ。……わかった」
電伝虫の持ち主はどうやらベンさんだったみたいで、ぼそぼそと何かをしゃべった後すぐに切った。
「お頭、時間だ」
「なんだ、もうかよ」
「あれだけ派手に暴れたんだ。援軍引き連れてきたとよ」
援軍?
……って、海軍か…!!
どうやらシャンクスさん達の船はちょっと離れた所にあるらしい。
そこに向けてどうやら海軍が迫ってきているようだ。
「シャンクス、船引くか?」
「いや、いい。サンキューなエース」
ストライカーで船を引くかというエース隊長の申し出を断りながらシャンクスさんはエース隊長の胸を拳でトンと叩いた。
こうして大量の酒樽を残してシャンクスさん達は帰って行った。
だいぶ飲んでたけど大丈夫かな…
「じゃぁな白ひげ!また来るよ」
「二度と来なくていいよい!!」
小舟で離れていくシャンクスさんにマルコ隊長はシッシッと手を振った。
また来るって…
どれだけフットワーク軽いんだろうシャンクスさん。
こうしてモビーにきた初めてのお客さん…シャンクスさんとの出会いは終わった。
船は順調に進んでいる。
行先は水の都・ウォーターセブン。
ミズミズ肉が楽しみです!