君死にたもう事なかれ!
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私がモビーに乗ってから、初めて敵襲があった。
オヤジ様に言われた通り、私はオヤジ様の元へと向かったんだけど…
「お…オヤジ様?」
「グララララ!遅かったなメイ!」
そこにはもう終わっちまった、と敵船の甲板の上で一人楽しげに笑うオヤジ様と、モビーからオヤジ様にブーイングをするお兄ちゃん達の姿が…
「…あれ?警鐘鳴らしてから5分もたってないですよね…?」
「そうだねぃ。オヤジ一人で全部沈めちまったよい」
呆れたようにつぶやくマルコ隊長。
まぁ、前半の海なら仕方がないのかもしれない。
というのも、私達は現在ウォーターセブンへと向かっている。
モビーは私とエース隊長、そしてマルコ隊長を迎えに海を逆走してくれていたのだ。
ちょうどモビーのメンテナンスの時期でもあったという。
モビーに船大工さんはいるけれど、見えない所とかはどうしても大きな設備が必要になる。
無事に航海を続けるために、何年かに1回はウォーターセブンに戻っているらしかった。
そんなわけで、私とマルコ隊長がモビーに戻った時には既に前半の海へ戻って来ていたのだ。
前半の海には無謀者が後半の海に比べてだいぶ多いらしい。
今回も自分達の力量を見誤った無謀者が挑んできたきたんだけど、こう片手でキュっとしたらしい。
「まぁ、オヤジも長い事暴れて無かったからねぃ」
「最後暴れたのはいつだ?」
サッチ隊長はそう言いながら楽しげにエース隊長を見る。
そんなサッチ隊長にエース隊長は唇を尖らせた。
「うるせェな、3年前だよ」
そうか、エース隊長がオヤジ様に挑んだ時以来なのか。
そりゃあ小物相手にもはしゃいじゃうよね。
ゴシューショー様でした(なむなむちーん)
そんなこんなでオヤジ様の完全復活は全世界に知られる事になった。
そしてそんな時、お客さんはやってきたのだった。
「お…オヤジィ!赤髪が来た!!」
オヤジ様の部屋で談笑していると、一人のお兄ちゃんが部屋に飛び込んできた。
「アァン?あの鼻垂れ小僧めェ、何しに来たんだか…」
そう言いながら立ち上がるオヤジ様に私は慌ててしがみつく。
「オヤジ様ッ!私も行っていいですか!?」
シャンクスひゃっほーぅぃ!
シャンクスひゃっほーぅぃ!!
是非とも間近で拝みたい!
あの筋肉隆々なでまわしたい!
あわよくば覇気で泡吹いて倒れたい!!
オヤジ様は私をつまみ上げて肩の上に乗せてくれた。
つまりはOKって事ですね!
「オヤジ様ァッ!!ありがとうございます!大好きっ!!」
「グララララ!ぶっ倒れても知らねぇからなァ!」
オヤジ様の顔にぎゅっと抱きつけば、オヤジ様はくすぐったそうに笑った。
すれ違うお兄ちゃん達に羨ましがられながら甲板に出ると、シャンクスさん達は小舟ですぐそこまで来ていた。
一緒に乗っているのはベンさんとヤソップさん、そして大量の酒樽だった。
「分かっちゃァいたが、あの小僧は俺と戦う気はねぇのか…」
「……オヤジ様、残念がらないでください」
四皇が来たのに小物相手の方が楽しそうってどういう事ですか。
明らかに肩を落とすオヤジ様にみんなも苦笑いしている。
そうこうしているうちにシャンクスさん達はモビーの甲板に姿を表した。
それとほぼ同時にバタバタと倒れていくお兄ちゃん達…
んんん!?
「なんだ、オメェは大丈夫なのかァ。それに比べてだらしのねェ息子共だァ」
「え…オヤジ様、シャンクスさん覇気出してます?」
「何だ、オメェは何も感じねぇのか?見ての通りだろうがァ」
「驚いた、そこのお嬢ちゃんは効かないのか」
面白い、と私を見るシャンクスさんはどこか楽しげだ。
思わずオヤジ様の影に隠れてしまった。
「赤髪、毎度覇気垂れ流しながら乗船するのはどういう事だい」
「おうマルコ久しぶり!俺の船に来いよ」
「答えはいつもと一緒だよい」
「残念」
ここまでが毎度のやりとりらしい。
…ってか、倒れてるお兄ちゃん達はそろそろ学習して船内にいれば良いのに…
「無駄だメイ。こいつら毎度、今度こそはっつって甲板に出てくるんだから」
「ドMじゃないですか」
「わはは!メイに言われちゃおしまいだな!」
どういう意味ですかサッチ隊長失礼な!
あぁ、私も泡吹いて倒れたかった…
「それだよそれ。全く、メイは本当ドMだよな」
「てへぺろ」
オヤジ様の後ろでサッチ隊長とそんなやりとりをしていると、オヤジ様は私を降ろしてサッチ隊長へと押しやる。
ちょっと空気がピリピリした気がした。
そしてさっき耐えたていたお兄ちゃん達がさらにバタバタと倒れていく…
「んんん!?」
「メイお前本当すげぇな。オヤジの覇気も大丈夫なのか」
「倒れねぇもんだなァ」
「いや、お兄ちゃん達倒れてますが…」
グララララ、と楽しそうに笑うオヤジ様に首を傾げる。
……って、狙いは私か…!
そんなやりとりを見てシャンクスさんはだははは!と大笑いしていた。
「それで何の用だ小僧」
「いや、何。白ひげが完全復活と聞いてな。祝い酒だ」
ドン、と酒樽を叩くシャンクスさんは本当に戦闘の意思は無いらしく、ニコニコしていた。
「こんな前半の海で四皇が顔付き合わせてちゃ海軍が黙ってねぇだろ。赤髪、監視船はどうした?」
「そりゃあもちろん蹴散らしてきたさ」
だははは!と大笑いするシャンクスさんにサッチ隊長は自分のこめかみをグリグリとした。
あぁ、頭痛くなっちゃったんですね。
「オヤジ、準備は必要か?」
「あぁ任せたぜェ、サッチ」
「了解」
船内に戻ろうとくるりと体を向けたサッチ隊長にオヤジ様はそうだ、と声をかける。
「メイも連れて行け」
「オヤジ様?」
「メイ、オメェはサッチを手伝ってやれ」
大きな指で頭を撫でられて、私は大きく頷いた。
オヤジ様に言われた通り、私はオヤジ様の元へと向かったんだけど…
「お…オヤジ様?」
「グララララ!遅かったなメイ!」
そこにはもう終わっちまった、と敵船の甲板の上で一人楽しげに笑うオヤジ様と、モビーからオヤジ様にブーイングをするお兄ちゃん達の姿が…
「…あれ?警鐘鳴らしてから5分もたってないですよね…?」
「そうだねぃ。オヤジ一人で全部沈めちまったよい」
呆れたようにつぶやくマルコ隊長。
まぁ、前半の海なら仕方がないのかもしれない。
というのも、私達は現在ウォーターセブンへと向かっている。
モビーは私とエース隊長、そしてマルコ隊長を迎えに海を逆走してくれていたのだ。
ちょうどモビーのメンテナンスの時期でもあったという。
モビーに船大工さんはいるけれど、見えない所とかはどうしても大きな設備が必要になる。
無事に航海を続けるために、何年かに1回はウォーターセブンに戻っているらしかった。
そんなわけで、私とマルコ隊長がモビーに戻った時には既に前半の海へ戻って来ていたのだ。
前半の海には無謀者が後半の海に比べてだいぶ多いらしい。
今回も自分達の力量を見誤った無謀者が挑んできたきたんだけど、こう片手でキュっとしたらしい。
「まぁ、オヤジも長い事暴れて無かったからねぃ」
「最後暴れたのはいつだ?」
サッチ隊長はそう言いながら楽しげにエース隊長を見る。
そんなサッチ隊長にエース隊長は唇を尖らせた。
「うるせェな、3年前だよ」
そうか、エース隊長がオヤジ様に挑んだ時以来なのか。
そりゃあ小物相手にもはしゃいじゃうよね。
ゴシューショー様でした(なむなむちーん)
そんなこんなでオヤジ様の完全復活は全世界に知られる事になった。
そしてそんな時、お客さんはやってきたのだった。
「お…オヤジィ!赤髪が来た!!」
オヤジ様の部屋で談笑していると、一人のお兄ちゃんが部屋に飛び込んできた。
「アァン?あの鼻垂れ小僧めェ、何しに来たんだか…」
そう言いながら立ち上がるオヤジ様に私は慌ててしがみつく。
「オヤジ様ッ!私も行っていいですか!?」
シャンクスひゃっほーぅぃ!
シャンクスひゃっほーぅぃ!!
是非とも間近で拝みたい!
あの筋肉隆々なでまわしたい!
あわよくば覇気で泡吹いて倒れたい!!
オヤジ様は私をつまみ上げて肩の上に乗せてくれた。
つまりはOKって事ですね!
「オヤジ様ァッ!!ありがとうございます!大好きっ!!」
「グララララ!ぶっ倒れても知らねぇからなァ!」
オヤジ様の顔にぎゅっと抱きつけば、オヤジ様はくすぐったそうに笑った。
すれ違うお兄ちゃん達に羨ましがられながら甲板に出ると、シャンクスさん達は小舟ですぐそこまで来ていた。
一緒に乗っているのはベンさんとヤソップさん、そして大量の酒樽だった。
「分かっちゃァいたが、あの小僧は俺と戦う気はねぇのか…」
「……オヤジ様、残念がらないでください」
四皇が来たのに小物相手の方が楽しそうってどういう事ですか。
明らかに肩を落とすオヤジ様にみんなも苦笑いしている。
そうこうしているうちにシャンクスさん達はモビーの甲板に姿を表した。
それとほぼ同時にバタバタと倒れていくお兄ちゃん達…
んんん!?
「なんだ、オメェは大丈夫なのかァ。それに比べてだらしのねェ息子共だァ」
「え…オヤジ様、シャンクスさん覇気出してます?」
「何だ、オメェは何も感じねぇのか?見ての通りだろうがァ」
「驚いた、そこのお嬢ちゃんは効かないのか」
面白い、と私を見るシャンクスさんはどこか楽しげだ。
思わずオヤジ様の影に隠れてしまった。
「赤髪、毎度覇気垂れ流しながら乗船するのはどういう事だい」
「おうマルコ久しぶり!俺の船に来いよ」
「答えはいつもと一緒だよい」
「残念」
ここまでが毎度のやりとりらしい。
…ってか、倒れてるお兄ちゃん達はそろそろ学習して船内にいれば良いのに…
「無駄だメイ。こいつら毎度、今度こそはっつって甲板に出てくるんだから」
「ドMじゃないですか」
「わはは!メイに言われちゃおしまいだな!」
どういう意味ですかサッチ隊長失礼な!
あぁ、私も泡吹いて倒れたかった…
「それだよそれ。全く、メイは本当ドMだよな」
「てへぺろ」
オヤジ様の後ろでサッチ隊長とそんなやりとりをしていると、オヤジ様は私を降ろしてサッチ隊長へと押しやる。
ちょっと空気がピリピリした気がした。
そしてさっき耐えたていたお兄ちゃん達がさらにバタバタと倒れていく…
「んんん!?」
「メイお前本当すげぇな。オヤジの覇気も大丈夫なのか」
「倒れねぇもんだなァ」
「いや、お兄ちゃん達倒れてますが…」
グララララ、と楽しそうに笑うオヤジ様に首を傾げる。
……って、狙いは私か…!
そんなやりとりを見てシャンクスさんはだははは!と大笑いしていた。
「それで何の用だ小僧」
「いや、何。白ひげが完全復活と聞いてな。祝い酒だ」
ドン、と酒樽を叩くシャンクスさんは本当に戦闘の意思は無いらしく、ニコニコしていた。
「こんな前半の海で四皇が顔付き合わせてちゃ海軍が黙ってねぇだろ。赤髪、監視船はどうした?」
「そりゃあもちろん蹴散らしてきたさ」
だははは!と大笑いするシャンクスさんにサッチ隊長は自分のこめかみをグリグリとした。
あぁ、頭痛くなっちゃったんですね。
「オヤジ、準備は必要か?」
「あぁ任せたぜェ、サッチ」
「了解」
船内に戻ろうとくるりと体を向けたサッチ隊長にオヤジ様はそうだ、と声をかける。
「メイも連れて行け」
「オヤジ様?」
「メイ、オメェはサッチを手伝ってやれ」
大きな指で頭を撫でられて、私は大きく頷いた。