君死にたもう事なかれ!
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「メイ、いい加減起きろぃ」
「…むう?」
ペチペチと頬を叩かれて私は目を開けた。
辺りは暗かったけど、窓からは月明かりが入り込んでいた。
その明かりに照らされていたのは…
「マルコ隊長?」
「おう」
エース隊長のテンガロンハットを首から後ろにかけているマルコ隊長だった。
…それ、とっても似合ってますね。
「私今回どれくらい寝てたんでしょうか」
「また3日だな」
「…なんでいつも3日なんでしょうかねぇ…」
むくりと起き上がると見慣れないTシャツを着ていた。
あ、ビビちゃんが用意してくれたものかな?
って事は私の服は爆発に巻き込まれて消滅したって事…?
「いや、爆風で飛ばされただけで怪我は無かったはずだ。だけどお前の服がボロボロだったからって王女様が着替えさせてた」
「あー…」
確かに服、風穴空いてたしなー。
ハーフパンツも所々焦げているけどまだ全然はける状態だ。
じゃぁ本当に木端微塵にはならなかったんだ…
もしかしたら爆弾の威力の範囲と逃げる時間を計算してたのかな?
さっすがマルコ隊長…!
ふとドンチャン騒ぎが耳にはいてきた。
なんだかとっても楽しそう…
「麦わら達だな。騒ぎ方がエースそっくりだ」
「本当ですね」
私が参加した二度の宴会もエース隊長はいつの間にか中心で騒いでいた。
エース隊長の周りにはいつの間にか笑顔が集まる。
それはルフィさんも同じことで…
楽しそうな笑い声に私も思わずにまにましてしまった。
「メイも行くかい?」
「マルコ隊長は…?」
「俺は行かねぇ。そう王女様にも言ってある」
「そうですか。じゃあ私も行きません。マルコ隊長と一緒にいます」
「そうかい」
私が首を横に降るとマルコ隊長は私の頭を撫でてくれた。
その温かい手が気持ちよくて思わず目を閉じる。
「皆に…会いたいです」
「ホームシックかい?」
「そうかも知れません」
行ってきますも言わずに来てしまったのだ。
だからかもしれない。
さぁ、行くぞ!と外へ出るのと突然外へ出されるのとではやっぱり違う。
一緒に来たエース隊長は不可抗力とはいえ先に帰ってしまったし、だから余計にそう思うのかもしれない。
「帰ったらエースに説教してやれぃ。何で置いてった!ってな」
「嫌ですよ。私が捕まったのが悪いんです。エース隊長はちゃんと助けようとしてくれました」
ただタイミング悪く飴の効果が切れちゃっただけで…
やっぱりこの飴ちゃんは封印だ!
そう思ってるとマルコ隊長はクスクス笑った。
「冗談だ。お前がそんな事出来ねぇのは分かってるよい。それに今頃エースにはオヤジからキツーいお仕置きされてる筈だ」
「お仕置き…?」
「つまみ食い禁止の仕込み作業」
それはキツい。
目の前に食べる物があるのに食べられず、ただひたすら単調作業を繰り返さなくてはいけないのだから。
きっとサッチ隊長が隣で目を光らせているんだ。
エース隊長、ストレスで倒れるんじゃなかろうか。
そんな想像をすると笑いがこみ上げてくる。
それと同時にやっぱり皆に早く会いたいと思う。
「今…マルコ隊長がいなかったら私泣いてたかもしれません」
「別に泣いてもいいぞ?」
「一人じゃないから大丈夫です」
漫画の主人公たちに会えたのは嬉しいけど、私はやっぱり白ひげの皆といる方が良いみたいだ。
ルフィさんたちの宴会は終盤を迎えているのか、より一層盛り上がっているようだ。
アラバスタの戦争は終わった。
これからきっと平和になる。
だって、皆笑ってるもの。
私も笑おう。
大丈夫、皆がいるから。
あの戦争は起きないから。
「マルコ隊長…話を…聞いてもらえますか?」
「もちろん。…けどその前に」
「……?」
その前に?と思っていると部屋に皆が戻ってきた。
「メイ!やっと起きたのね」
「気がついてよかった…」
ナミさんとビビちゃんを先頭に、ぞろぞろと麦わらの皆が部屋へと帰ってきた。
「メイ、生きてたか!」
「もちろんです。不死身ですからね!ルフィさんもクロコダイルさんに勝てたみたいでよかったです」
「負けるか!あんなワニ野郎に!」
シュッシュッと素振りをするルフィさん。
でも危なかったんでしょう?とは聞かないであげる事にした。
「アイツからメイの匂いがしたんだ」
「あいつって…クロコダイルさん?」
「アイツ口元怪我してたからどうにか攻撃当てられる方法があるんじゃねぇかって考えたらよ、メイの匂いがしたんだ」
「臭い…そんな臭かったかな…」
「ちげぇよ。多分メイの血だろ?それヒントに戦ったんだ。メイのお陰で勝てた!」
クロコダイルさんに吹きかけた血の事だろうか。
ニッと笑うルフィさんのその顔はやっぱりエース隊長に似ていた。
「サンキューな!」
「いいえ!」
逃げるためにとった行動がルフィさんの役に立ったならよかった。
私がクロコダイルさんに捕まったせいで話を変えてしまったと思ってたけど、きっとどうにかなるんだろうルフィさん達の旅は。
それならきっとそれでいい。
私もルフィさんにニコッと笑ったところで、ナミさんにぐいっと腕を引かれてベッドから引きずりおろされた。
「ほら、いつまでもしゃべってないで行くわよ!」
「え?行くってどこへ…」
「お風呂よお風呂!今自分でも言ってたでしょう?アンタくっさいのよ!」
「がーん!!」
確かにここ数日お風呂なんか入れてない。
気にしないようにしてたけどやっぱり臭かったんだ…!!
マルコ隊長は私を指さしながら笑っている。
ですよねー!?
こんな異臭の塊が抱きついたり頭撫でさせたりししてごめんなさぁぁぁい!!
「ナミさんっ!ビビちゃんっ!可及的速やかにっ!お風呂に行きましょう!!」
「よーし行くわよ!徹底的に綺麗にしてやるんだから!!」
「シーツも変えておくようお願いしてあるから、今日は綺麗なお布団でゆっくり休んでね」
「大分寝てましたけどね…!ではマルコ隊長行ってきます!」
ビシッ!と敬礼するとマルコ隊長は追い払うように手をシッシッと降った。
「おう行って来い行って来い」
「何言ってんだお前?」
「ん?」
鼻ホジーしながらルフィさんがマルコ隊長に首をかしげる。
そんなルフィさんに首をかしげるマルコ隊長。
「オメーも風呂行くんだよ」
「俺は後から行くからいいよい」
「うるせぇ!行くぞー!!」
「オイこらっ!離せ!!」
腕をぐるぐる巻き付けられて引きずられていくマルコ隊長。
流石キング・オブ・マイペース。
白ひげ海賊団の一番隊隊長だろうがなんだろうが一切気にしない。
むしろ他の男性クルーがガクブルしている(というか主にウソップさんが)
なんせ白ひげ海賊団一番隊隊長だもんね!
一緒にお風呂入る機会なんてそうそうないもんね!
男湯を挟んでコブラ王からお礼を言われたり、ナミさんの幸せパンチを見たりした後、ゆっくりと湯船につかる私たち。
あー、力が抜けるー…
「それにしてもメイ、大分こざっぱりしたわねぇ」
「はい、久しぶりのゆっくりお風呂でだいぶさっぱりしました」
「アンタ汚かったものね」
「あはは…だいぶお風呂入れてませんでしたからねぇ」
五日かけて砂漠を越えてみたり、刺されてみたり砂に埋まったり、爆風にとばされてみたりしてましたからねぇ。
…あれ?アラバスタに来て碌なことないぞ?
でもこうして麦わらの一味に会えたから良いかぁ。
ニコニコしているとナミさんがじーっと見つめてくる。
な…なんですか?そんな美人に見つめられると私鼻血出しちゃいますよ?
「もったいないわねぇあんた」
「何がですか?」
「あの髪形よ!」
「モビーの皆にも言われて今伸ばしてるところなんですよ」
髪が濡れてぺったりと頭に張り付いているから、普段よりは若干長めに見えているはず。
ナミさんはぐしゃぐしゃと私の頭を掻きまわした。
「髪が長くなると印象変わるわね」
「そうですか?」
「アンタのその幼児体型もあって子ザルに見えたけど、せめてこのくらい髪も長くなればちゃんと女の子に見えるわね」
「よ…幼児体型…」
がぁぁぁん!
そ…そりゃあナミさんやビビちゃんに比べたら胸も無いですけど…!
「アンタちゃんと食べてるの?」
「食べてますよーぅ!そりゃモリモリと!」
「マルコー!本当!?」
ぎゃー!!
男風呂にまで声をかけますか…!
「あぁ、しっかり食わせてるよい」
そしてマルコ隊長まで答えるんですか…!
ってか、こっちの会話丸聞こえなんですね…!
「それでこの体型?育ち盛りのこの時期に?」
「メイさん、前からちゃんと食べてたんですか?」
「……あー、それはー…」
「それよ」
「それね」
じとっとナミさんとビビちゃんに見られて私は思わずぶくぶくと沈んだ。
「……メイ?」
「メイさん?」
沈んだまま一向に出てこない私にナミさんとビビちゃんは訝しげに声をかける。
うんうん、不思議に思うよねー。
「ゴバッ!た…助けてください…っ!!沈む…!!」
「メイさん!?早く浮かんできて!」
「無理よビビ!早く引き上げるわよ!!」
「ゴバババババ」
迂闊にお風呂に沈んじゃいけないね!
また死ぬかと思ったよ!
「…むう?」
ペチペチと頬を叩かれて私は目を開けた。
辺りは暗かったけど、窓からは月明かりが入り込んでいた。
その明かりに照らされていたのは…
「マルコ隊長?」
「おう」
エース隊長のテンガロンハットを首から後ろにかけているマルコ隊長だった。
…それ、とっても似合ってますね。
「私今回どれくらい寝てたんでしょうか」
「また3日だな」
「…なんでいつも3日なんでしょうかねぇ…」
むくりと起き上がると見慣れないTシャツを着ていた。
あ、ビビちゃんが用意してくれたものかな?
って事は私の服は爆発に巻き込まれて消滅したって事…?
「いや、爆風で飛ばされただけで怪我は無かったはずだ。だけどお前の服がボロボロだったからって王女様が着替えさせてた」
「あー…」
確かに服、風穴空いてたしなー。
ハーフパンツも所々焦げているけどまだ全然はける状態だ。
じゃぁ本当に木端微塵にはならなかったんだ…
もしかしたら爆弾の威力の範囲と逃げる時間を計算してたのかな?
さっすがマルコ隊長…!
ふとドンチャン騒ぎが耳にはいてきた。
なんだかとっても楽しそう…
「麦わら達だな。騒ぎ方がエースそっくりだ」
「本当ですね」
私が参加した二度の宴会もエース隊長はいつの間にか中心で騒いでいた。
エース隊長の周りにはいつの間にか笑顔が集まる。
それはルフィさんも同じことで…
楽しそうな笑い声に私も思わずにまにましてしまった。
「メイも行くかい?」
「マルコ隊長は…?」
「俺は行かねぇ。そう王女様にも言ってある」
「そうですか。じゃあ私も行きません。マルコ隊長と一緒にいます」
「そうかい」
私が首を横に降るとマルコ隊長は私の頭を撫でてくれた。
その温かい手が気持ちよくて思わず目を閉じる。
「皆に…会いたいです」
「ホームシックかい?」
「そうかも知れません」
行ってきますも言わずに来てしまったのだ。
だからかもしれない。
さぁ、行くぞ!と外へ出るのと突然外へ出されるのとではやっぱり違う。
一緒に来たエース隊長は不可抗力とはいえ先に帰ってしまったし、だから余計にそう思うのかもしれない。
「帰ったらエースに説教してやれぃ。何で置いてった!ってな」
「嫌ですよ。私が捕まったのが悪いんです。エース隊長はちゃんと助けようとしてくれました」
ただタイミング悪く飴の効果が切れちゃっただけで…
やっぱりこの飴ちゃんは封印だ!
そう思ってるとマルコ隊長はクスクス笑った。
「冗談だ。お前がそんな事出来ねぇのは分かってるよい。それに今頃エースにはオヤジからキツーいお仕置きされてる筈だ」
「お仕置き…?」
「つまみ食い禁止の仕込み作業」
それはキツい。
目の前に食べる物があるのに食べられず、ただひたすら単調作業を繰り返さなくてはいけないのだから。
きっとサッチ隊長が隣で目を光らせているんだ。
エース隊長、ストレスで倒れるんじゃなかろうか。
そんな想像をすると笑いがこみ上げてくる。
それと同時にやっぱり皆に早く会いたいと思う。
「今…マルコ隊長がいなかったら私泣いてたかもしれません」
「別に泣いてもいいぞ?」
「一人じゃないから大丈夫です」
漫画の主人公たちに会えたのは嬉しいけど、私はやっぱり白ひげの皆といる方が良いみたいだ。
ルフィさんたちの宴会は終盤を迎えているのか、より一層盛り上がっているようだ。
アラバスタの戦争は終わった。
これからきっと平和になる。
だって、皆笑ってるもの。
私も笑おう。
大丈夫、皆がいるから。
あの戦争は起きないから。
「マルコ隊長…話を…聞いてもらえますか?」
「もちろん。…けどその前に」
「……?」
その前に?と思っていると部屋に皆が戻ってきた。
「メイ!やっと起きたのね」
「気がついてよかった…」
ナミさんとビビちゃんを先頭に、ぞろぞろと麦わらの皆が部屋へと帰ってきた。
「メイ、生きてたか!」
「もちろんです。不死身ですからね!ルフィさんもクロコダイルさんに勝てたみたいでよかったです」
「負けるか!あんなワニ野郎に!」
シュッシュッと素振りをするルフィさん。
でも危なかったんでしょう?とは聞かないであげる事にした。
「アイツからメイの匂いがしたんだ」
「あいつって…クロコダイルさん?」
「アイツ口元怪我してたからどうにか攻撃当てられる方法があるんじゃねぇかって考えたらよ、メイの匂いがしたんだ」
「臭い…そんな臭かったかな…」
「ちげぇよ。多分メイの血だろ?それヒントに戦ったんだ。メイのお陰で勝てた!」
クロコダイルさんに吹きかけた血の事だろうか。
ニッと笑うルフィさんのその顔はやっぱりエース隊長に似ていた。
「サンキューな!」
「いいえ!」
逃げるためにとった行動がルフィさんの役に立ったならよかった。
私がクロコダイルさんに捕まったせいで話を変えてしまったと思ってたけど、きっとどうにかなるんだろうルフィさん達の旅は。
それならきっとそれでいい。
私もルフィさんにニコッと笑ったところで、ナミさんにぐいっと腕を引かれてベッドから引きずりおろされた。
「ほら、いつまでもしゃべってないで行くわよ!」
「え?行くってどこへ…」
「お風呂よお風呂!今自分でも言ってたでしょう?アンタくっさいのよ!」
「がーん!!」
確かにここ数日お風呂なんか入れてない。
気にしないようにしてたけどやっぱり臭かったんだ…!!
マルコ隊長は私を指さしながら笑っている。
ですよねー!?
こんな異臭の塊が抱きついたり頭撫でさせたりししてごめんなさぁぁぁい!!
「ナミさんっ!ビビちゃんっ!可及的速やかにっ!お風呂に行きましょう!!」
「よーし行くわよ!徹底的に綺麗にしてやるんだから!!」
「シーツも変えておくようお願いしてあるから、今日は綺麗なお布団でゆっくり休んでね」
「大分寝てましたけどね…!ではマルコ隊長行ってきます!」
ビシッ!と敬礼するとマルコ隊長は追い払うように手をシッシッと降った。
「おう行って来い行って来い」
「何言ってんだお前?」
「ん?」
鼻ホジーしながらルフィさんがマルコ隊長に首をかしげる。
そんなルフィさんに首をかしげるマルコ隊長。
「オメーも風呂行くんだよ」
「俺は後から行くからいいよい」
「うるせぇ!行くぞー!!」
「オイこらっ!離せ!!」
腕をぐるぐる巻き付けられて引きずられていくマルコ隊長。
流石キング・オブ・マイペース。
白ひげ海賊団の一番隊隊長だろうがなんだろうが一切気にしない。
むしろ他の男性クルーがガクブルしている(というか主にウソップさんが)
なんせ白ひげ海賊団一番隊隊長だもんね!
一緒にお風呂入る機会なんてそうそうないもんね!
男湯を挟んでコブラ王からお礼を言われたり、ナミさんの幸せパンチを見たりした後、ゆっくりと湯船につかる私たち。
あー、力が抜けるー…
「それにしてもメイ、大分こざっぱりしたわねぇ」
「はい、久しぶりのゆっくりお風呂でだいぶさっぱりしました」
「アンタ汚かったものね」
「あはは…だいぶお風呂入れてませんでしたからねぇ」
五日かけて砂漠を越えてみたり、刺されてみたり砂に埋まったり、爆風にとばされてみたりしてましたからねぇ。
…あれ?アラバスタに来て碌なことないぞ?
でもこうして麦わらの一味に会えたから良いかぁ。
ニコニコしているとナミさんがじーっと見つめてくる。
な…なんですか?そんな美人に見つめられると私鼻血出しちゃいますよ?
「もったいないわねぇあんた」
「何がですか?」
「あの髪形よ!」
「モビーの皆にも言われて今伸ばしてるところなんですよ」
髪が濡れてぺったりと頭に張り付いているから、普段よりは若干長めに見えているはず。
ナミさんはぐしゃぐしゃと私の頭を掻きまわした。
「髪が長くなると印象変わるわね」
「そうですか?」
「アンタのその幼児体型もあって子ザルに見えたけど、せめてこのくらい髪も長くなればちゃんと女の子に見えるわね」
「よ…幼児体型…」
がぁぁぁん!
そ…そりゃあナミさんやビビちゃんに比べたら胸も無いですけど…!
「アンタちゃんと食べてるの?」
「食べてますよーぅ!そりゃモリモリと!」
「マルコー!本当!?」
ぎゃー!!
男風呂にまで声をかけますか…!
「あぁ、しっかり食わせてるよい」
そしてマルコ隊長まで答えるんですか…!
ってか、こっちの会話丸聞こえなんですね…!
「それでこの体型?育ち盛りのこの時期に?」
「メイさん、前からちゃんと食べてたんですか?」
「……あー、それはー…」
「それよ」
「それね」
じとっとナミさんとビビちゃんに見られて私は思わずぶくぶくと沈んだ。
「……メイ?」
「メイさん?」
沈んだまま一向に出てこない私にナミさんとビビちゃんは訝しげに声をかける。
うんうん、不思議に思うよねー。
「ゴバッ!た…助けてください…っ!!沈む…!!」
「メイさん!?早く浮かんできて!」
「無理よビビ!早く引き上げるわよ!!」
「ゴバババババ」
迂闊にお風呂に沈んじゃいけないね!
また死ぬかと思ったよ!