君死にたもう事なかれ!
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「おい待てルフィ!」
「だめです、エース隊長聞こえてないみたいです」
水樽を持っているというのにものすごい速さで逃げる二人。
仲間と合流したみたいで、なんだか大集団での追いかけっこ状態になっている。
「ん?あいつら別れたぞ?」
「あ、本当だ」
「まぁいいや、このままルフィを追おう」
「了解です!」
っていっても私はエース隊長に担がれているだけなんですけれどもね。
私たちの後ろには海軍が続々と集まってきているけれども、この街中でエース隊長が技を繰り出したら被害が大きくなりそうだ。
だからエース隊長も追う事に集中しているんだろう。
海軍の集団からスモーカー大佐が飛び出してきた。
「待ちやがれ…!」
「あ、さっきの煙の人がすぐそこまで来てますよエース隊長」
「つってもルフィも止まらねェしなぁ…」
ルフィさん達はレインディナーズへ向かっているらしく、人数が欠けているものの入口で仲間と合流し中へと入って行った。
私たちも中へと続くと、だいぶ賑やかな音があちらこちらから聞こえてくる。
そのうるささに思わず顔をしかめた。
だけどなんだか楽しそうでワクワクする。
エース隊長もそうだったようで、目を輝かせていた。
「カジノか!」
「エース隊長の勘でひと儲けできませんかね?」
「いいなそれ!オヤジやマルコが喜ぶな!」
ンマー、出来れば良いですけどねぇ。
無理じゃないかなぁ?
あっ!スロットが壊れてコインがいっぱい出てる機械がありますよ!
いいなぁ…!!
先行くルフィさん達はなんだかVIPルームへと案内されていた。
案内っていうか、誘導?
VIPルームて言われていたのに分かれ道で迷いなく海賊はこちらと書かれた方へと進むルフィさん。
そっちに行くと…
ちーん。
「…あれ?エース!?」
「よう、ルフィ久しぶりだな!」
海楼石の檻の中で兄弟の再開が果たされるわけですよ、はい。
「こんな所でなにやってんだエース!」
「俺はお前を追いかけてきただけだ。そっちこそなにやってんだ?」
「クロコダイルをぶっ飛ばしに来た!」
「へぇ、七武海をお前が?手伝い必要か?」
「んにゃ。いらねぇ」
牢屋の中だというのにだいぶ呑気な会話が繰り広げられている。
私以外の人たちはエース隊長とルフィさんの会話に目を丸くしていた。
もちろん私たちを追いかけて一緒に牢屋に入ってしまったスモーカー大佐も。
スモーカー大佐はどうやらその会話だけで大体を察してしまったらしい。
牢の外にいるクロコダイルさんに目を向けた。
「随分舐められたもんだ。誰を倒すだって?麦わらのルフィ」
「お前だよクロコダイル…!勝負し…ほ…」
柵に触りながらクロコダイルさんに噛み付くけど、ふにゃふにゃと床に崩れ落ちてしまったルフィさん。
頭にクエスチョンマークが浮かんでいる。
そうか、海楼石の事知らないんだ。
「威勢がいいのは結構だが、まだ主賓が到着してねぇ。ちゃんと消してやるから大人しく待ってろ」
「待てだってよ。猿のお前に待てができるか?」
「ウキー!エースお前久しぶりなのに失礼だぞ!!」
「わはははは!」
狭い檻の中で兄弟喧嘩という名のじゃれあいが始まった。
エース隊長だいぶ楽しそうだなーとにまにましていると、ウソップさんが二人の間におそるおそる割って入った。
「あのールフィさん?」
「なんだ?」
「そちらの方々はどちら様?」
「俺の兄ちゃんだ」
「「「「兄ちゃん!?」」」」
驚く一同を気にせずルフィさんの説明は続く。
「エース紹介するよ!俺たちの仲間だ」
「こいつはどうも。うちの弟がいつもお世話に」
「「「「や、全く」」」」
「ルフィおめぇどんだけ世話かけてんだよ…んでこれは俺んトコのだ」
エース隊長が私に挨拶するよう促した。
口を開きかけて、さっきから視線を外さない二人分の視線に一瞬躊躇した。
余計な事は言わない方がいいかな…?
「メイです!皆さんよろしく!」
「うん、メイよろしくはいいけどなんでエースに抱えられてるの?」
ナミさんの質問はごもっともだと思いますえぇ。
なんせ私はエース隊長の足の上に乗せられて、がっちりホールドされている。
ついでに私の頭にはエース隊長の顎が乗っている。
「これには深ぁい事情があるのです。気にしないでください」
「…なんだかアンタも大変そうね…」
私の深い深ぁいため息にナミさんが同情してくれて頭を撫でてくれた。
はぁん!ナミさんいい匂い…!!
「ナミさん!抱きついてもいいですか!?」
「一回につき10万ベリーでいいわよ」
「一文無しなので無理です!」
「あら残念だったわね」
恨めしい!
モビーに戻っても10万ベリーなんて大金持ってない自分が恨めしい…!!
「お前そんなに落ち込むなよ」
「何言ってるんですかエース隊長!可愛いは正義!って言葉を知らないんですか!?美人は国の宝なんですよ!?」
「そんな言葉あるのか?」
「いえ、知りません。勢いで口からでた言葉ですから」
そう言ったらエース隊長に無言でコメカミをグリグリされた。
痛ぇぇぇえええ!!!
「それ痛ぇよな。俺もよくやられたよ」
「えぇ、とっても…!」
同情的な目で見るルフィさん。
止めてくれてもいいんですよ!?
しかしエース隊長の手を止めてくれたのは意外な人だった。
「それで火拳のエースはなぜこの国にいる?白ひげの差し金か?」
「オヤジはそんな事しねぇよ。七武海のオメェこそこんな所で何してんだ?」
「カジノのオーナーがここにいたら不思議か?」
「海賊がオーナー!そりゃおもしれぇ」
腹の探り合いの会話が頭上で繰り広げられる。
お互い薄く笑みを顔に貼り付けている。
感情でものを言わないエース隊長なんて初めて見た。
いっつも本能のままに生きてるような人だから忘れてたけど、エース隊長だって『隊長』なのだ。
馬鹿じゃ務まらない。
…って事は書類仕事もやれば出来るくせにやらないだけだったんだな?
この間サッチ隊長と島に降りた時エース隊長が缶詰になってた理由がやっとわかった。
「エース隊長、あんまりマルコ隊長困らせちゃ駄目ですよ?」
「…俺今そんな話してたか?」
「だめです、エース隊長聞こえてないみたいです」
水樽を持っているというのにものすごい速さで逃げる二人。
仲間と合流したみたいで、なんだか大集団での追いかけっこ状態になっている。
「ん?あいつら別れたぞ?」
「あ、本当だ」
「まぁいいや、このままルフィを追おう」
「了解です!」
っていっても私はエース隊長に担がれているだけなんですけれどもね。
私たちの後ろには海軍が続々と集まってきているけれども、この街中でエース隊長が技を繰り出したら被害が大きくなりそうだ。
だからエース隊長も追う事に集中しているんだろう。
海軍の集団からスモーカー大佐が飛び出してきた。
「待ちやがれ…!」
「あ、さっきの煙の人がすぐそこまで来てますよエース隊長」
「つってもルフィも止まらねェしなぁ…」
ルフィさん達はレインディナーズへ向かっているらしく、人数が欠けているものの入口で仲間と合流し中へと入って行った。
私たちも中へと続くと、だいぶ賑やかな音があちらこちらから聞こえてくる。
そのうるささに思わず顔をしかめた。
だけどなんだか楽しそうでワクワクする。
エース隊長もそうだったようで、目を輝かせていた。
「カジノか!」
「エース隊長の勘でひと儲けできませんかね?」
「いいなそれ!オヤジやマルコが喜ぶな!」
ンマー、出来れば良いですけどねぇ。
無理じゃないかなぁ?
あっ!スロットが壊れてコインがいっぱい出てる機械がありますよ!
いいなぁ…!!
先行くルフィさん達はなんだかVIPルームへと案内されていた。
案内っていうか、誘導?
VIPルームて言われていたのに分かれ道で迷いなく海賊はこちらと書かれた方へと進むルフィさん。
そっちに行くと…
ちーん。
「…あれ?エース!?」
「よう、ルフィ久しぶりだな!」
海楼石の檻の中で兄弟の再開が果たされるわけですよ、はい。
「こんな所でなにやってんだエース!」
「俺はお前を追いかけてきただけだ。そっちこそなにやってんだ?」
「クロコダイルをぶっ飛ばしに来た!」
「へぇ、七武海をお前が?手伝い必要か?」
「んにゃ。いらねぇ」
牢屋の中だというのにだいぶ呑気な会話が繰り広げられている。
私以外の人たちはエース隊長とルフィさんの会話に目を丸くしていた。
もちろん私たちを追いかけて一緒に牢屋に入ってしまったスモーカー大佐も。
スモーカー大佐はどうやらその会話だけで大体を察してしまったらしい。
牢の外にいるクロコダイルさんに目を向けた。
「随分舐められたもんだ。誰を倒すだって?麦わらのルフィ」
「お前だよクロコダイル…!勝負し…ほ…」
柵に触りながらクロコダイルさんに噛み付くけど、ふにゃふにゃと床に崩れ落ちてしまったルフィさん。
頭にクエスチョンマークが浮かんでいる。
そうか、海楼石の事知らないんだ。
「威勢がいいのは結構だが、まだ主賓が到着してねぇ。ちゃんと消してやるから大人しく待ってろ」
「待てだってよ。猿のお前に待てができるか?」
「ウキー!エースお前久しぶりなのに失礼だぞ!!」
「わはははは!」
狭い檻の中で兄弟喧嘩という名のじゃれあいが始まった。
エース隊長だいぶ楽しそうだなーとにまにましていると、ウソップさんが二人の間におそるおそる割って入った。
「あのールフィさん?」
「なんだ?」
「そちらの方々はどちら様?」
「俺の兄ちゃんだ」
「「「「兄ちゃん!?」」」」
驚く一同を気にせずルフィさんの説明は続く。
「エース紹介するよ!俺たちの仲間だ」
「こいつはどうも。うちの弟がいつもお世話に」
「「「「や、全く」」」」
「ルフィおめぇどんだけ世話かけてんだよ…んでこれは俺んトコのだ」
エース隊長が私に挨拶するよう促した。
口を開きかけて、さっきから視線を外さない二人分の視線に一瞬躊躇した。
余計な事は言わない方がいいかな…?
「メイです!皆さんよろしく!」
「うん、メイよろしくはいいけどなんでエースに抱えられてるの?」
ナミさんの質問はごもっともだと思いますえぇ。
なんせ私はエース隊長の足の上に乗せられて、がっちりホールドされている。
ついでに私の頭にはエース隊長の顎が乗っている。
「これには深ぁい事情があるのです。気にしないでください」
「…なんだかアンタも大変そうね…」
私の深い深ぁいため息にナミさんが同情してくれて頭を撫でてくれた。
はぁん!ナミさんいい匂い…!!
「ナミさん!抱きついてもいいですか!?」
「一回につき10万ベリーでいいわよ」
「一文無しなので無理です!」
「あら残念だったわね」
恨めしい!
モビーに戻っても10万ベリーなんて大金持ってない自分が恨めしい…!!
「お前そんなに落ち込むなよ」
「何言ってるんですかエース隊長!可愛いは正義!って言葉を知らないんですか!?美人は国の宝なんですよ!?」
「そんな言葉あるのか?」
「いえ、知りません。勢いで口からでた言葉ですから」
そう言ったらエース隊長に無言でコメカミをグリグリされた。
痛ぇぇぇえええ!!!
「それ痛ぇよな。俺もよくやられたよ」
「えぇ、とっても…!」
同情的な目で見るルフィさん。
止めてくれてもいいんですよ!?
しかしエース隊長の手を止めてくれたのは意外な人だった。
「それで火拳のエースはなぜこの国にいる?白ひげの差し金か?」
「オヤジはそんな事しねぇよ。七武海のオメェこそこんな所で何してんだ?」
「カジノのオーナーがここにいたら不思議か?」
「海賊がオーナー!そりゃおもしれぇ」
腹の探り合いの会話が頭上で繰り広げられる。
お互い薄く笑みを顔に貼り付けている。
感情でものを言わないエース隊長なんて初めて見た。
いっつも本能のままに生きてるような人だから忘れてたけど、エース隊長だって『隊長』なのだ。
馬鹿じゃ務まらない。
…って事は書類仕事もやれば出来るくせにやらないだけだったんだな?
この間サッチ隊長と島に降りた時エース隊長が缶詰になってた理由がやっとわかった。
「エース隊長、あんまりマルコ隊長困らせちゃ駄目ですよ?」
「…俺今そんな話してたか?」