君死にたもう事なかれ!
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
私とエース隊長がホットケーキを食べていると、ふとダイヤさんが口を開いた。
「ところでメイ、買い物…行くわよね?」
「あ、はい。色々ほしいものありますから」
「なら一緒に行きましょう」
「本当ですか!?」
私の返事にうんうんと満足げに頷くダイヤさん。
そんなダイヤさんに対し、ルビーさんは口をとがらせる。
「ダイヤは良いわね。私明日いけないわ。残念…」
ルビーさんがしょんぼりしながらお茶をすする。
やだ、拗ねかたがすごく可愛い…!
「ルビーさんっ!今度お休みの時一緒に回りましょう!!」
「ふふっ、ありがとうメイ」
にっこり笑いながら、もはや定番となってしまった頭撫で。
撫でられてる私も気持ちいいんですよ!
二人でにこにこしているとイゾウ隊長が口を開く。
「じゃぁ俺も一緒に行こうかね」
「え?イゾウ隊長がですか?」
凄く意外で私は目を丸くする。
女性の買い物なんて一番面倒臭がりそうだと思ってた。
それはあながち間違いじゃなかったみたいでエース隊長もサッチ隊長もびっくりしていた。
「珍しいなイゾウ」
「だってよこのおひいさんの服、白か黒か緑しか無ぇじゃん」
「それは仕方なかったと言いますか…」
どうやらイゾウ隊長に私は服に無頓着だと思われているらしい。
なんせ遠征中だったのだ。
制服と道着しか持ってきていなかった。
家にならもうちょっと服あるもん…!
「俺の生まれの国と似た系統の顔つきだしな。俺も一緒にお前に似合う服、選んでやるよ」
「あ…ありがとうございます!」
しかしイゾウ隊長の見立てる服というのも気になるところであり。
ここは素直にお願いしよう。
和服とか選んでくれたりするかな?(わくわく)
「ってことでエース、お前さんも荷物持ちにおいで」
「げぇっ!」
エース隊長は女の子の買い物というものは苦手なようで、ものすごく嫌そうな顔をしていた。
それであれば無理しなくても…と思ったけど、どうやらお姉ちゃんたちが船を降りる際は護衛のために必ず誰かしら隊長がついていくらしい。
確かに白ひげ海賊団のナースを狙う不届き者とかいそうだもんね。
「エース隊長、申し訳ないですけれど明日よろしくお願いします」
ぺこりと頭を下げると、エース隊長は苦虫を噛み潰したような顔を一瞬したものの、分かったと頷いてくれた。
多分ダイヤさんが船から降りなければイゾウ隊長もエース隊長も私についていく必要がないのだ。
だけど私は船での旅に関する知識がないから、お姉ちゃんたちにどんな物を買ったらいいか教わらないといけない。
だからエース隊長に来なくて大丈夫、と言ってあげられないのだ。
いやぁ…本当すみません。
「俺も明日船番じゃなきゃ一緒付いて行ってやりたかったんだけどなぁ。いやぁ、残念残念」
「ちっとも残念そうに聞こえねぇぞサッチ!」
「だってダイヤとの買い物、絶対荷物多いんだもんよ」
本音がダダ漏れですサッチ隊長…!!
「だからこその荷物持ちだ。じゃぁエース明日頼むぞ」
そう言い残してイゾウ隊長は食堂を出て行った。
サッチ隊長もキッチンへと戻っていく。
そんな二人を見送りながらエース隊長は唇を尖らせた。
「あの…荷物はなるべく最小限にしますから…!」
別にこの島で全てそろえなくてはいけないわけじゃない。
次の島でも大丈夫なものは次回にまわそうと思った。
だけどエース隊長は首を横に振る。
「いや、良いって。必要なものは必ず買っておけよ。次の島までに何があるかも分かんねぇしな」
「はい、明日は本当に必要なものだけ買う事にします!」
「…ん?」
ん?
私何か変な事言ったかな?
エース隊長は首をかしげながら私を見てたけど、まぁいいやと呟きながら残りのホットケーキを口に詰め込んだ。
そんなエース隊長をダイヤさんとルビーさんはくすくすと笑っている。
はて?
「サーッチ隊長っ!」
「どうしたメイ?」
「今すごーく暇なのでお手伝いしようと思いまして」
今度はニンジンの皮むきをしていたサッチ隊長。
私が声をかけると、サッチ隊長はにっこり笑って手招いてくれた。
「じゃぁこの皮剥いて」
「はい!」
私と場所を代わり、サッチ隊長は冷蔵庫へと向かう。
今日は百数名分の料理だけど、いつもは1600人分を賄っているのだ。
下準備も大変だよなー。
しゃりしゃりとにんじんの皮を剥きながらサッチ隊長が作業している後ろ姿を眺める。
冷蔵庫から取ってきたのは巨大な肉の塊で、次々と一口サイズに切り分けていく。
さっきジャガイモ剥いてたし、にんじんにまだ手つかずの大量の玉ねぎ、それに肉ときたら…
今日はカレーかシチューかな?
「…メイ、お前手際いいな」
「皮むきだけなら得意ですよ」
あっちにいた時にお母さんの手伝いでよく台所に立っていた。
と言っても何かを切ったりよそったりくらいしかしてないので料理が得意というわけではないのだが…
「お前普段も暇か?」
「はい。忙しい隊長たちを追いかけまわすくらい暇ですね」
遠い目をしながら答えればサッチ隊長はお腹を抱えて笑う。
先日までのVS隊長鬼ごっこを思い出したのだろう。
すでに恥ずかしいやらかしの内の一つになりつつあるので、私は赤くなる顔を伏せるしか出来ない。
隊長たちを追いかけまわしていた数日の間も誰かが何か仕事をしていれば手伝うようにはしていた。
主に掃除と洗濯である。
どこかの隊に所属すればそのタイムスケジュールで動くらしいから終日暇という事はなくなるんだろうけど、生憎無所属だ。
一日通して予定がないのである。
「暇でしょうがない時だけでいいからよ、時々厨房手伝ってくれよ」
「皮剥きくらいしか出来ないけどいいですか?」
「十分過ぎるだろ」
出来る事があるならばやりたい。
そう思ってサッチ隊長の提案を私は快く引き受けた。
「明日は買い物楽しんでこい。欲しいものちゃんと買ってくるんだぞ」
「はーい!」
サッチ隊長は肉を炒めながら、私は野菜を切りながら。
二人でいろんなことを話した。
私のあっちでの事やオヤジ様達との冒険の話。
こっちの世界に来てからじっくり誰かと話すのは初めてかもしれない。
この日の午後はすごくゆったりと時間が流れた。
ちなみに今日のご飯はやっぱりカレーだったよ!
大盛り完食しました。
ぶへー食った食った!
「ところでメイ、買い物…行くわよね?」
「あ、はい。色々ほしいものありますから」
「なら一緒に行きましょう」
「本当ですか!?」
私の返事にうんうんと満足げに頷くダイヤさん。
そんなダイヤさんに対し、ルビーさんは口をとがらせる。
「ダイヤは良いわね。私明日いけないわ。残念…」
ルビーさんがしょんぼりしながらお茶をすする。
やだ、拗ねかたがすごく可愛い…!
「ルビーさんっ!今度お休みの時一緒に回りましょう!!」
「ふふっ、ありがとうメイ」
にっこり笑いながら、もはや定番となってしまった頭撫で。
撫でられてる私も気持ちいいんですよ!
二人でにこにこしているとイゾウ隊長が口を開く。
「じゃぁ俺も一緒に行こうかね」
「え?イゾウ隊長がですか?」
凄く意外で私は目を丸くする。
女性の買い物なんて一番面倒臭がりそうだと思ってた。
それはあながち間違いじゃなかったみたいでエース隊長もサッチ隊長もびっくりしていた。
「珍しいなイゾウ」
「だってよこのおひいさんの服、白か黒か緑しか無ぇじゃん」
「それは仕方なかったと言いますか…」
どうやらイゾウ隊長に私は服に無頓着だと思われているらしい。
なんせ遠征中だったのだ。
制服と道着しか持ってきていなかった。
家にならもうちょっと服あるもん…!
「俺の生まれの国と似た系統の顔つきだしな。俺も一緒にお前に似合う服、選んでやるよ」
「あ…ありがとうございます!」
しかしイゾウ隊長の見立てる服というのも気になるところであり。
ここは素直にお願いしよう。
和服とか選んでくれたりするかな?(わくわく)
「ってことでエース、お前さんも荷物持ちにおいで」
「げぇっ!」
エース隊長は女の子の買い物というものは苦手なようで、ものすごく嫌そうな顔をしていた。
それであれば無理しなくても…と思ったけど、どうやらお姉ちゃんたちが船を降りる際は護衛のために必ず誰かしら隊長がついていくらしい。
確かに白ひげ海賊団のナースを狙う不届き者とかいそうだもんね。
「エース隊長、申し訳ないですけれど明日よろしくお願いします」
ぺこりと頭を下げると、エース隊長は苦虫を噛み潰したような顔を一瞬したものの、分かったと頷いてくれた。
多分ダイヤさんが船から降りなければイゾウ隊長もエース隊長も私についていく必要がないのだ。
だけど私は船での旅に関する知識がないから、お姉ちゃんたちにどんな物を買ったらいいか教わらないといけない。
だからエース隊長に来なくて大丈夫、と言ってあげられないのだ。
いやぁ…本当すみません。
「俺も明日船番じゃなきゃ一緒付いて行ってやりたかったんだけどなぁ。いやぁ、残念残念」
「ちっとも残念そうに聞こえねぇぞサッチ!」
「だってダイヤとの買い物、絶対荷物多いんだもんよ」
本音がダダ漏れですサッチ隊長…!!
「だからこその荷物持ちだ。じゃぁエース明日頼むぞ」
そう言い残してイゾウ隊長は食堂を出て行った。
サッチ隊長もキッチンへと戻っていく。
そんな二人を見送りながらエース隊長は唇を尖らせた。
「あの…荷物はなるべく最小限にしますから…!」
別にこの島で全てそろえなくてはいけないわけじゃない。
次の島でも大丈夫なものは次回にまわそうと思った。
だけどエース隊長は首を横に振る。
「いや、良いって。必要なものは必ず買っておけよ。次の島までに何があるかも分かんねぇしな」
「はい、明日は本当に必要なものだけ買う事にします!」
「…ん?」
ん?
私何か変な事言ったかな?
エース隊長は首をかしげながら私を見てたけど、まぁいいやと呟きながら残りのホットケーキを口に詰め込んだ。
そんなエース隊長をダイヤさんとルビーさんはくすくすと笑っている。
はて?
「サーッチ隊長っ!」
「どうしたメイ?」
「今すごーく暇なのでお手伝いしようと思いまして」
今度はニンジンの皮むきをしていたサッチ隊長。
私が声をかけると、サッチ隊長はにっこり笑って手招いてくれた。
「じゃぁこの皮剥いて」
「はい!」
私と場所を代わり、サッチ隊長は冷蔵庫へと向かう。
今日は百数名分の料理だけど、いつもは1600人分を賄っているのだ。
下準備も大変だよなー。
しゃりしゃりとにんじんの皮を剥きながらサッチ隊長が作業している後ろ姿を眺める。
冷蔵庫から取ってきたのは巨大な肉の塊で、次々と一口サイズに切り分けていく。
さっきジャガイモ剥いてたし、にんじんにまだ手つかずの大量の玉ねぎ、それに肉ときたら…
今日はカレーかシチューかな?
「…メイ、お前手際いいな」
「皮むきだけなら得意ですよ」
あっちにいた時にお母さんの手伝いでよく台所に立っていた。
と言っても何かを切ったりよそったりくらいしかしてないので料理が得意というわけではないのだが…
「お前普段も暇か?」
「はい。忙しい隊長たちを追いかけまわすくらい暇ですね」
遠い目をしながら答えればサッチ隊長はお腹を抱えて笑う。
先日までのVS隊長鬼ごっこを思い出したのだろう。
すでに恥ずかしいやらかしの内の一つになりつつあるので、私は赤くなる顔を伏せるしか出来ない。
隊長たちを追いかけまわしていた数日の間も誰かが何か仕事をしていれば手伝うようにはしていた。
主に掃除と洗濯である。
どこかの隊に所属すればそのタイムスケジュールで動くらしいから終日暇という事はなくなるんだろうけど、生憎無所属だ。
一日通して予定がないのである。
「暇でしょうがない時だけでいいからよ、時々厨房手伝ってくれよ」
「皮剥きくらいしか出来ないけどいいですか?」
「十分過ぎるだろ」
出来る事があるならばやりたい。
そう思ってサッチ隊長の提案を私は快く引き受けた。
「明日は買い物楽しんでこい。欲しいものちゃんと買ってくるんだぞ」
「はーい!」
サッチ隊長は肉を炒めながら、私は野菜を切りながら。
二人でいろんなことを話した。
私のあっちでの事やオヤジ様達との冒険の話。
こっちの世界に来てからじっくり誰かと話すのは初めてかもしれない。
この日の午後はすごくゆったりと時間が流れた。
ちなみに今日のご飯はやっぱりカレーだったよ!
大盛り完食しました。
ぶへー食った食った!