君死にたもう事なかれ!
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「大丈夫かい?」
「はいなんとか…」
飲み込んだ水を吐き出してぜーぜーと息を整える。
マルコ隊長も流石にやりすぎたと思ったのか、ちょっと罰の悪そうな顔をしていた。
思わずふはっと笑ってしまう。
私が無理言ってお願いしたのにマルコ隊長がそんな顔するなんておかしな話なのだ。
「マルコ隊長なんて顔してるんですか」
あぁでも、もう嫌になってしまっただろうか?
マルコ隊長は私の血を浴びてだいぶ赤い。
気持ち悪いよね…
そう思ってるとマルコ隊長がしゃがみこんで頭をくしゃりと撫でてくれる。
「お前こそなんて顔してるんだよい」
顔をお互い見合わせて、それから笑った。
そうだった、マルコ隊長は共犯だと言ってくれたんだ。
嫌な事やらせてる自覚はあった。
マルコ隊長は私がそれを気にしないように淡々と事を運んでくれていたんだ。
私がやりたい事、とことん付き合ってくれるって言った。
だから私はそれを信じなくっちゃ。
「そろそろ終わるかい?」
「あ、じゃあもう一回だけ…いいですか?」
私はそう言いながらサッチ隊長の足元にある箱の中から大きな鉈を手に取る。
「これで首を…」
もじもじしながら鉈を差し出せば、お風呂場からうめき声やら小さな悲鳴が上がった気がした。
マルコ隊長も若干顔をひきつらせている。
でもでもだってだって!
この世界だとバギー船長くらいしか出来ない事が出来るんだよ!?
バギー船長ごっこしたいんだよぉぉぉ!!
なんて考えていたら首に衝撃が走った。
次の瞬間には視線が一気に低くなる。
鉈振りかぶったところ全く見えなかったんだけど…!!
「…マルコ隊長、やる前に一言言ってください!」
「お前その状態でしゃべれるのかよい!!」
「あ、本当だ…!」
「ぎゃーーー!超ホラー!!」
普通にしゃべれるスゲェ!!
これにはさっきまで淡々としていたマルコ隊長とサッチ隊長も流石にびっくりしていた。
ちょっとしてやったり、とガッツポーズ。
「…ん?」
手を握った感覚が今あったぞ?
ってことは…体も動かせるのかな?
普段何気なくやっているように足を一歩動かしてみようと思えば、視界の隅で私の足が動くのを見た。
「「「ぎゃぁぁぁぁーーーー!!!」」」
なんだか風呂中阿鼻叫喚。
まぁ、そうだよね。
首のない体が血を噴き出しながらぺたぺた歩いてるんだもの。
頭の元にやってきた首なしの胴体が頭を拾い上げる。
そのまま元の位置に戻そうとした時、ふと考えてしまった。
『頭から体は生えてくるのか?』、と。
しまった、タイミングが悪かった。
やばい、と思ったけどもう遅い。
次の瞬間には頭を抱えていた体はさらさらと砂のように崩れる。
そうなると必然的に私の頭も床に落ちるわけで…
ぶつかる、って思ったけどその前に体がどうやら生えてきたみたい。
私は床に横たわっていた。
全裸で。
「ぎゃーーーーー!!!」
やっぱり全裸だったか!
ちょっと期待してたんだよ服着たまま再生すること!
だってマルコ隊長だってエース隊長だって攻撃くらって炎化しても服ごと復活してたじゃない。
でも哀しいかな、私の服は抜け殻のように床に落ちていた。
あわてて自分の体を隠すようにうずくまれば、サッチ隊長が素早くバスタオルで体をくるんでくれた。
サッチ隊長は本当に準備がいいなぁ!!
「あ…ありがとうございます…」
恥ずかしい。
超恥ずかしい。
見苦しいもの見せてすんごい恥ずかしい。
おそるおそる顔を上げると、そこには難しい顔をしたマルコ隊長。
「……マルコ隊長?」
「あー…メイ、お前よい」
「はい?」
マルコ隊長はチラリとサッチ隊長を見る。
すると私の横でサッチ隊長は二度小さく頷いた。
「俺は医務室運んだ時に見ちゃったから知ってたんだけどな?」
「え…なんですかサッチ隊長」
医務室に運んだって…黒ひげに刺された時の事かな?
あ、サッチ隊長が運んでくれたんだ。
…で、何を見たって?
「「お前、胸えぐれてんなぁ」」
「えぐれてないもん!ちゃんとあるもん!!」
確かにお姉ちゃんたちみたいにボインじゃないけど、ちょっとは膨らんでるもん!
「俺の方がカップあるな」
「サッチ隊長のそれは胸筋です!!」
「胸筋だとしてもCカップあるぜ!」
グッと親指立てながら超いい笑顔のサッチ隊長。
何の自慢だ!
カップ数の自慢か!
確かに胸筋ムキムキのマッチョメンだもんね!
チキショーーー!!!
触らせろ!!!
「メイは…マイナスAかねぃ?」
にっこり。
爽やかに笑いながらさらりとひどい事を言うマルコ隊長。
うわーーーん!!!
いいもんいいもん!!
体動かすには邪魔にならないから良いんだもん!!
そのうちナイスバディになって吠え面かかせてやるんだから!
成長期なめんなよ!?
泣き崩れているとサッチ隊長がポン、と私の肩に優しく手を置いた。
何かと顔をあげてみると、ものすごーく優しい笑顔を浮かべながら口を開いた。
「大丈夫だメイ。胸なら大きくしてあげられるかもしれない」
「…一応聞きますが、どうやってですか?」
「ん?どうやってってそりゃ揉n…」
わきわきと動かしている手がなんだか凄くイヤラシイ!
思わず顔を赤くしながらも文句を言おうとしたけど、視界の隅でマルコ隊長が足高く抱え込んでいるのが見えた。
「教育的指導だよい!」
ドゴォッ!と音を立ててサッチ隊長はマルコ隊長に蹴り飛ばされていった。
すっごく綺麗な横蹴りだったなー。
……じゃなくって!!
「サ…サッチ隊長ぉぉぉ!!?」
お風呂の壁に穴が…!
大丈夫ですかー!?と駆け寄ろうとしたけど今度はマルコ隊長が私の肩に手を置いて静止した。
「ほっとけ。自業自得だよい。全くあいつはさっきから…」
ブチブチと文句を言っているマルコ隊長だったけど、あなたもセクハラ発言してますからね?
他人事じゃないですからね?
というかマルコ隊長の蹴りは黄猿と互角に渡り合ってたけどサッチ隊長生きてるかなぁ!?
人型に穴の空いた壁(初めて見た…!)の向こうを伺っていると、マルコ隊長は私の肩に置かれたままだった手をぽんぽんと二度ほど軽くたたいた後離した。
「まー今のは冗談にしても、サッチに美味しいものいっぱい作って貰えよい。お前は痩せすぎだ。もう少し肉をつけろ」
「それ、この間エース隊長にも言われました。でも…サッチ隊長のご飯は美味しいからきっとすぐに肉ついちゃいますよ!」
そういうとマルコ隊長は少し目を見開いたあと、くしゃりと笑って私の頭をかき混ぜた。
「そしたらきっと胸だってすぐに大きくなりますから!」
「ははは!面白いジョークだねぃ」
「あれ!?今私ジョーク言ってないですよ!?」
マルコ隊長は何かがツボだったようでお腹を抱えて笑い出した。
うわーーーんチッキショーーー!!!
「はいなんとか…」
飲み込んだ水を吐き出してぜーぜーと息を整える。
マルコ隊長も流石にやりすぎたと思ったのか、ちょっと罰の悪そうな顔をしていた。
思わずふはっと笑ってしまう。
私が無理言ってお願いしたのにマルコ隊長がそんな顔するなんておかしな話なのだ。
「マルコ隊長なんて顔してるんですか」
あぁでも、もう嫌になってしまっただろうか?
マルコ隊長は私の血を浴びてだいぶ赤い。
気持ち悪いよね…
そう思ってるとマルコ隊長がしゃがみこんで頭をくしゃりと撫でてくれる。
「お前こそなんて顔してるんだよい」
顔をお互い見合わせて、それから笑った。
そうだった、マルコ隊長は共犯だと言ってくれたんだ。
嫌な事やらせてる自覚はあった。
マルコ隊長は私がそれを気にしないように淡々と事を運んでくれていたんだ。
私がやりたい事、とことん付き合ってくれるって言った。
だから私はそれを信じなくっちゃ。
「そろそろ終わるかい?」
「あ、じゃあもう一回だけ…いいですか?」
私はそう言いながらサッチ隊長の足元にある箱の中から大きな鉈を手に取る。
「これで首を…」
もじもじしながら鉈を差し出せば、お風呂場からうめき声やら小さな悲鳴が上がった気がした。
マルコ隊長も若干顔をひきつらせている。
でもでもだってだって!
この世界だとバギー船長くらいしか出来ない事が出来るんだよ!?
バギー船長ごっこしたいんだよぉぉぉ!!
なんて考えていたら首に衝撃が走った。
次の瞬間には視線が一気に低くなる。
鉈振りかぶったところ全く見えなかったんだけど…!!
「…マルコ隊長、やる前に一言言ってください!」
「お前その状態でしゃべれるのかよい!!」
「あ、本当だ…!」
「ぎゃーーー!超ホラー!!」
普通にしゃべれるスゲェ!!
これにはさっきまで淡々としていたマルコ隊長とサッチ隊長も流石にびっくりしていた。
ちょっとしてやったり、とガッツポーズ。
「…ん?」
手を握った感覚が今あったぞ?
ってことは…体も動かせるのかな?
普段何気なくやっているように足を一歩動かしてみようと思えば、視界の隅で私の足が動くのを見た。
「「「ぎゃぁぁぁぁーーーー!!!」」」
なんだか風呂中阿鼻叫喚。
まぁ、そうだよね。
首のない体が血を噴き出しながらぺたぺた歩いてるんだもの。
頭の元にやってきた首なしの胴体が頭を拾い上げる。
そのまま元の位置に戻そうとした時、ふと考えてしまった。
『頭から体は生えてくるのか?』、と。
しまった、タイミングが悪かった。
やばい、と思ったけどもう遅い。
次の瞬間には頭を抱えていた体はさらさらと砂のように崩れる。
そうなると必然的に私の頭も床に落ちるわけで…
ぶつかる、って思ったけどその前に体がどうやら生えてきたみたい。
私は床に横たわっていた。
全裸で。
「ぎゃーーーーー!!!」
やっぱり全裸だったか!
ちょっと期待してたんだよ服着たまま再生すること!
だってマルコ隊長だってエース隊長だって攻撃くらって炎化しても服ごと復活してたじゃない。
でも哀しいかな、私の服は抜け殻のように床に落ちていた。
あわてて自分の体を隠すようにうずくまれば、サッチ隊長が素早くバスタオルで体をくるんでくれた。
サッチ隊長は本当に準備がいいなぁ!!
「あ…ありがとうございます…」
恥ずかしい。
超恥ずかしい。
見苦しいもの見せてすんごい恥ずかしい。
おそるおそる顔を上げると、そこには難しい顔をしたマルコ隊長。
「……マルコ隊長?」
「あー…メイ、お前よい」
「はい?」
マルコ隊長はチラリとサッチ隊長を見る。
すると私の横でサッチ隊長は二度小さく頷いた。
「俺は医務室運んだ時に見ちゃったから知ってたんだけどな?」
「え…なんですかサッチ隊長」
医務室に運んだって…黒ひげに刺された時の事かな?
あ、サッチ隊長が運んでくれたんだ。
…で、何を見たって?
「「お前、胸えぐれてんなぁ」」
「えぐれてないもん!ちゃんとあるもん!!」
確かにお姉ちゃんたちみたいにボインじゃないけど、ちょっとは膨らんでるもん!
「俺の方がカップあるな」
「サッチ隊長のそれは胸筋です!!」
「胸筋だとしてもCカップあるぜ!」
グッと親指立てながら超いい笑顔のサッチ隊長。
何の自慢だ!
カップ数の自慢か!
確かに胸筋ムキムキのマッチョメンだもんね!
チキショーーー!!!
触らせろ!!!
「メイは…マイナスAかねぃ?」
にっこり。
爽やかに笑いながらさらりとひどい事を言うマルコ隊長。
うわーーーん!!!
いいもんいいもん!!
体動かすには邪魔にならないから良いんだもん!!
そのうちナイスバディになって吠え面かかせてやるんだから!
成長期なめんなよ!?
泣き崩れているとサッチ隊長がポン、と私の肩に優しく手を置いた。
何かと顔をあげてみると、ものすごーく優しい笑顔を浮かべながら口を開いた。
「大丈夫だメイ。胸なら大きくしてあげられるかもしれない」
「…一応聞きますが、どうやってですか?」
「ん?どうやってってそりゃ揉n…」
わきわきと動かしている手がなんだか凄くイヤラシイ!
思わず顔を赤くしながらも文句を言おうとしたけど、視界の隅でマルコ隊長が足高く抱え込んでいるのが見えた。
「教育的指導だよい!」
ドゴォッ!と音を立ててサッチ隊長はマルコ隊長に蹴り飛ばされていった。
すっごく綺麗な横蹴りだったなー。
……じゃなくって!!
「サ…サッチ隊長ぉぉぉ!!?」
お風呂の壁に穴が…!
大丈夫ですかー!?と駆け寄ろうとしたけど今度はマルコ隊長が私の肩に手を置いて静止した。
「ほっとけ。自業自得だよい。全くあいつはさっきから…」
ブチブチと文句を言っているマルコ隊長だったけど、あなたもセクハラ発言してますからね?
他人事じゃないですからね?
というかマルコ隊長の蹴りは黄猿と互角に渡り合ってたけどサッチ隊長生きてるかなぁ!?
人型に穴の空いた壁(初めて見た…!)の向こうを伺っていると、マルコ隊長は私の肩に置かれたままだった手をぽんぽんと二度ほど軽くたたいた後離した。
「まー今のは冗談にしても、サッチに美味しいものいっぱい作って貰えよい。お前は痩せすぎだ。もう少し肉をつけろ」
「それ、この間エース隊長にも言われました。でも…サッチ隊長のご飯は美味しいからきっとすぐに肉ついちゃいますよ!」
そういうとマルコ隊長は少し目を見開いたあと、くしゃりと笑って私の頭をかき混ぜた。
「そしたらきっと胸だってすぐに大きくなりますから!」
「ははは!面白いジョークだねぃ」
「あれ!?今私ジョーク言ってないですよ!?」
マルコ隊長は何かがツボだったようでお腹を抱えて笑い出した。
うわーーーんチッキショーーー!!!