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「――――であるからして」


弐年参組はただいま秦中センセの化学の授業中。
私は板書写しながら宿題中。勉強は全部学校で済ましちゃうんだよね〜
学校終わったらキホン勉強はしない主義なの!


ガラッ


え?今日だれか遅刻居たっけ?


「佐野く~~ん」

へ?あれはるあきセンセじゃん
思っき授業中ですけど……あっ秦中センセの顔が


「バスケ部がね………」
「断る
ただでさえここ最近珍獣のお守りに追われてんのに、これ以上メンドクサイことはごめんだ」
「えっ佐野君ペット飼ってんの?いつも頭に狸のせてんのに」
「あぁ アホ毛のはえたセーラー服好きの珍獣だ」
「ねーねー見学だけでもしよーよ~」
「し・な・い もう帰れよ」
「ホラ、この本に載ってる教育評論家のムニエル斎藤さんも言ってるよ!!青春したくば部活しろって」

なんだよそのエセ占い師みたいな名前の奴

「なんだよそのエセ占い師みたいな名前の奴」

あっ被った


「知らないの?最近テレビによく出る教育評論家!!」
「部活なら俺のいる生物部に来てよ」
「えっ狸塚君生物部なの?!」


豆ちゃんまで不味いんじゃ…
隣の連くんに目配せすると無言で首を振られた。
ああ…秦中センセが近づいていく


「豆まで便乗するなよ…ったくしゃーねぇなぁ…」
「やったー!!さすが狸塚君!!」

「ほう
話はまとまったようだな…
…で

授業中に何してんのかな?」


あっ鉄拳が落ちた


「お前ら三人とも廊下に立ってろ!!!!!」
「ひぃぃ~すいません」


佐野っち完全に巻き添えだよねこれ
どんまい








放課後。


「よーし、みんなで生物部見学にレッツラゴーだよ」
「おーっ」
「何で俺らまで…」
「私は名前が行くからだな」


あれ、私は紅ちゃんに誘われたんだけどな


「部活といえば晴明お前こそそのタッパで何もやってなかったのかよ、バレーとかバスケとか…何センチあんの?」
「188センチあるよ…
うーん、部活はやってたけど中学は書道部で高校は弓道部
でも書道はコンクールに出してすら貰えなかったし…
弓道に至っては何故か三日に一回は矢が刺さったし…
はっ そういや僕部活にあんまりいい思い出ない!!!」
「晴明君は昔から晴明君だったんだね!!」


なんか豆ちゃん嬉しそうだけどフツーにはるあきセンセ…晴明センセ可哀そうだわ
どうしたらそんなことになんのか…


「ついたよ、生物部」
「へえ~こんな教室あるんだ」
「ちょっと待ってね!!いっぱい生き物飼ってるから!!」

「いったい何を飼ってるんだか」
「べ、紅ちゃん見てこれ」
「河童のホルマリン漬け…」

「顧問はだれがやってんの?」
「それがいないんだよね~
晴明君顧問になってくれないかな~」
「お前それ部活というよりただ学校でペット飼ってるだけじゃん…」


でんっと机に置かれたのは
…魚……ただの魚じゃない


「ホラ見て人面魚の佐々木だよ」
「で 育ててどーすんだ?食うのか?」
「塩焼き?」
「進化のルーツを学ぶの!!」
「それは失礼」
「先代の人面魚の斎藤はある日突然手足が生えてね、最終的には教育評論家になったよ!!」
「どんな育て方をしたらそうなんのさ!!!」


ん?教育評論家の斎藤…?
………今日聞いたばっかりのホットな話題な気が…
佐野っちと晴明センセが衝撃受けた顔してるから多分アレだわ…秦中センセの授業んときのアレだわ…さっそく進化のルーツ学べたな…


「まだまだいるよ、これが―――」


豆ちゃんが扉をあけると、…………無数の目?!何あのギョロギョロ!地獄みたいなんだけど?!
あっ無言でとじた


「で これが――――」
「いやいやいやいや今の何?!何飼ってんの!?」
「ね、面白いでしょ?佐野君入部しておくれよ~一人でさみしいんだよ~」
「え」


すごい揺れてるのが見て取れる…


「わかっ」
「いやいやホラまだほかの部活も見学してみねーと」
「そ、そうそうバスケ部からも勧誘来てたんじゃなかったっけ?!」
「オラ見に行くぞ!」
「そっかあ~」


うっごめんよ豆ちゃん…


「でも、
その代わり晴明が顧問になりたいって…」
「えっ」


「やったー」って喜んでる豆ちゃんを尻目に言い出しっぺの泥たんを晴明センセがすごい責める目で見てる…






「で、話の流れからバスケ部の見学に来るハメになっちまったな」

「あっ佐野君!!入部してくれたの!?」

「いや…見学…(皆でけぇ…)」
「見学かあ~入部してくれたら宿敵デーモン学園にも勝てそうなのにな」
「ねー」
「えっ百鬼学園以外にも妖怪学校ってあるの?!デーモン学園て…」
「いや、そこは悪魔の通う学校で幼い時の私の母校だよ」
「母校?!悪魔?!苗字さん妖怪じゃないの?!え?!」
「俺も初耳なんだけど!?」
「私は知ってたぞ」
「うん紅ちゃんには言ってる」
名前ちゃん悪魔だったの?」
「うーんその辺そのうち話すね、今話したら長くなりそう」
「そんな学校もあるんだ…僕そこに赴任しなくてよかった…」


多分そんな変わんないと思うけどなぁ


「ほかにも天使や神様、仏様の学校なんてのもあるよ」
「そ…それらが集まってバスケするんだ」

「オイ晴明ちょっと試しにワンオンワンしようぜ」
「えっ僕?」
「佐野も初心者っぽいしタッパある分お前の方が有利だろ?たまにはぎゃふんといわせてやれ」
「えっ 僕佐野君に勝てるのかな!!」


……………この勝負見えたな




「よーし!!!勝負だサド君!! …間違えた佐野君!!!」

ピ~ッと開始の笛が鳴った。

「佐野が勝つに100円」
「私は佐野に500円」
「じゃあ俺は佐野君に1000円」
「じゃあ私は佐野君に今日の放課のカラオケ権!皆で久しぶりにいこーよ~」
「いいな!行こうぜ」
「晴明が負けるの決定してるのクソワロだな」
「佐野君も誘っていこうね!」
「もちろん!」

わいわい

「あ、なあ…前から聞こうと思ってたんだけど佐野のあの噂って…」
「あっ」

「ひええ~~ヒドイよさのくぅぅぅぅん~
なんで僕でダンク決めちゃうのさ~~」


なんか目を離したスキにとんでもないことになってる!!!!
なんでゴールに晴明センセ入っとんねん…


「はっ ボールかと思ったら担任だった…」
「どう見てもワザとのくせに何驚いてんのさ!!!驚いたのはこっちだよ!!!
やっぱバスケはやめよう死人が出そうだよ…」
「だったらバレーはどうだ?隣のコートでやってるぞ」
「えー…バレー?」
「バレー嫌いなの?」

「バレーはバスケと違って相手チームとの間にネット挟んでんだろ?攻撃できねーじゃねーか」
「何で相手に攻撃しようとするの君」

過激だなぁ・・・

「じゃあ今度こそ勝負だ佐野君、いやサド君!!」
「晴明センセはドエムなの?」








「さてと、教室棟に戻ってきたね」
「文化部もいろいろあるけど佐野君どれ見たい?」
「なんでもいい」
「あっ軽音部とかは!?似合いそう」
「音楽系はパスだ」
「だよねー佐野君オンチだし」
「「ぶっ マジでぇ!?」」

へー、以外だなあ
なんかなんでもできそなイメージあるのに

「帰る テメーらに付き合った俺がバカだった」
「わーっ!!ごめんって!!!」

「あれ?佐野君」
「ゲッ柳田!!」
「あー!!!!!ギダちゃん♡何してるの??」
「ちょっと必要な本を運んでるんだよ
名前たちは部活見学してたんじゃないの?バスケ部から聞いたよ~」
「してたけどもう帰るところ」
「あっそうじゃんギダちゃんの科学部…」

………やめといたほうがいいよね

「そうだよ、俺のいる科学部に来ておくれよ」
「えっ柳田君科学部なの!?」
「そうだよ、まぁ部員は俺一人で顧問もいないけど
せっかくだから近いし寄ってって」
「君もかい!!!」





「うわっなんか黒魔術でもできそうな雰囲気」
「怪しい薬作ってんじゃないだろうな」
「怪しい生き物飼ってる君に言われたかないね
はい晴明先生、これあげる」
「何コレ」
「強力育毛剤!!
晴明先生その性格的に今後毛根の死滅からは逃れられないと思うし!!
今のうちから使っときなよ」
「逃れるよ!!地の果てまで逃げて見せるわ!!!」

「にしても、いろいろ怪しい薬があるなぁ…」
「ギダちゃん毎日開発してるもんねぇ
泥たんその薬早く戻した方がいいよ」
名前もたまに手伝ってくれるから助かるよ
あ それ開けてもいいけど何があっても泥田の責任ね」
名前ちゃんも手伝ってんの?!」
「それは知らなかったぞ」
「えへへつい好奇心をくすぐられるものでして」
「いや~~こないだ作った新薬は大成功だったよ、名前はいなかったね?
まさか人面魚が人になるとはね、科学の神秘!!」
「「すべての元凶は貴様か!!!」」

ムニエル斎藤のことか!!

「でも一番の成果はそこのキンタ豆狸が俺の実験を人類の神秘と勘違いしてたことかな、超ウケるんですけど」ケラケラ
「き、切り刻んで泥たんのパンツにしてやる!!」
「やるか毛皮め!!」
「わーケンカしちゃだめだよ!」
「そうだよ何でそんな仲悪いの!!」

ドンっ
「あぶねっ!!こんな怪しい薬品だらけの中で喧嘩すんなよ」
「あわわわわ紅ちゃん手に持ってるの泥たんにかかってる!!!!
ギャー!!!泥たんが溶けたぁ!!!」
「とりあえず薬品は全部どかそう…危ないよ」
「晴明間違っても落とすんじゃ
ガシャン
ねぇ――――………」


あっ

カッと目の前に強い光が―――











「日が沈んでいくな…」
「良い眺めだな」
「でも結局部活には入らずじまいだったな」
「そうだね…」
「まあいいんじゃないか?部活に入らなくてもさ…
こうやって友人と放課後ワイワイやんのも青春だろ…」
「…うん」
「「だな…」」
「…って
そう思わねーとやってらんねぇよな…」


あの時、晴明センセがギダちゃんの薬を落として大爆発を起こした。
閃光とともに目の前が真っ白になって、気づけば
私たちは下着があるのが奇跡なくらい服が丸焦げで肌が丸見えな状態に。
そして晴明センセは皆に足蹴にされている。


「…どうやって寮まで帰ろう」
名前のそのカッコはいけない エロ同人みたいにされてしまう」
「(むしろされた後みたいになってんけどな)」
「紅ちゃんも相当だよ…」
「私はスポブラとスカートがあるから大丈夫だ」
「なにも大丈夫じゃないよ!!!みんなヤバいよ!」
「豆たちはいつまでやってんだ」
「とりあえずお前ら待ってろよ…寮からジャージでもとってくるわ」
「いや泥たんそのかっこで戻んの?」
「それしかねーだろ」
「柳田に取りに行かせよう」
「豆も学ラン残ってるし大丈夫だろ」





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