yhj series
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「ってことで
今日はみんなの担任の安倍先生が見学しはるんで」
「ふ…ふつつか者ですがよろしくお願いします」
ってことでってどういうことかわかんないけど
今日は神酒先生の授業を陰陽師センセが見学するみたい。
「神酒と晴明…嫌な組み合わせだな」
「おいおい、壱年の頃の二の舞はゴメンだぜ?」
「なんかみんな険しい顔してるけど妖怪学ってそんなに難しいの?」
「人間に馴染みがないだけでそない難しいことあれへんよ
妖怪学はまぁ妖怪の歴史やったり生い立ちやったり、これまでの妖怪について学ぶ
まぁ妖怪版の社会科や思わはったらよろしいわ」
「ってことでまずは先週出した宿題提出して~
安倍先生は後ろの席に」
「「えっ」」
「あ 先生、狢が宿題忘れたってよ」
「何サクっとチクってんだコラァ…
その目2つにしてやろうか」
「どの道ばれんだろ」
「ほな放課後やってもらおか~」
「!!!
おめーのせいだぞ」
「忘れたお前が悪い」
「フッ」
泥たんなんかほくそ笑んでるけど
なんかたぶん考えてるとおりに行かないと思う
「俺宿題やったけど持ってくるの忘れました〜」
「せやったら寮まで取りに行っといで、往復15分くらいやろ」
「えっ」
なんかそんな気がしてた!
「センセ、私も宿題持ってくるの忘れました~!」
「苗字さんも?珍しなぁ、取りに行っといで」
「はーい!いこ、泥たん」
「お、おう?」
パタン
「名前ちゃん絶対宿題忘れてないだろ?」
「うん。泥たん、宿題やってないでしょ」
「げっ バレてる」
「めっちゃわかりやすかったよ
教えたげるから一緒にして提出しよ?」
「女神様…!」
「おおげさだなぁ」
泥田と名前の去った教室内。
「入道、お前いーの?」
「何が?」
「たぶん名前の考えてることはわかったが
授業中、誰もいない男子寮、盛りの泥田に迫られる名前があるかも…!」
「(ちょっと心配だけど)ねーよ!」
「はっ 見に行けばいいのか
神酒!トイレ!」
「僕はトイレとちゃうし、今の会話丸聞こえやからな?許しまへん
はい、教科書開いて18ページ『妖怪の種類と近代化に伴う変化』から」
「へえ~妖怪に種類とかあるんだ…」
「めっちゃ大雑把に分けるとまぁこんな感じやな
無機物妖怪、動物妖怪、人型妖怪。
まぁ近年は人間社会の発達によって済み良いよう人型に化けてる子ぉが多いんやけどね」
「で 妖術を使う奴ん中にもいろんな種類があるんやけど…
その頃の泥田と名前。
「泥たんの机汚すぎ!!連くんとの対比がヤバいわ!!」
「うっごめん…あった!!宿題のプリント!!」
「…ぐしゃぐしゃじゃんかぁ…」
「き、きれいに伸ばせばなんとか…」
かなり散らかった泥たんの机からようやく宿題のプリントが発掘された。
んだけど、気になる。これ。エロ本。
「…………プレイガール5」
「え? そ、それはあの…ホラ」
「連くん居るのによく部屋で読めるね、やいやい言いそうなのに…
それとも連くんって男子だけのときは下ネタ混ざったりこんなの読んだりしてるの?」
「………入道のことそんなに気になんの?」
「え?」
「名前ちゃん、入道のこと」
ドンッッッッッッ
「?! 何今の音と衝撃!!」
「あっオイ名前ちゃん!」
「ちょっと見てくる!!」
「………」
無事宿題も手伝い終わり、学園に到着!
「なんだったんだろーね?あの音」
「さあ? それより、宿題手伝ってくれてありがとうな!」
「良いってことよ~!
さっきから思ってたんだけどさ、なんでこんな皆倒れてんの?敵襲?」
「いや、さっき学園長歩いてんの見かけたし…悪いことではなさそうだけど」
ガラ
「戻りました~」
「ホラ!!!ちゃんとあったぞ宿題!!!
…って なんか、あったのか…?」
「これ…紅ちゃん!」
紅ちゃんが目ぇ回してる!
「紅ちゃん!!!大丈夫?!」
「ぅ、うーん…」
「ご、ごめん、無理しちゃだめだよ!」
「ぐっ…」
私の紅ちゃん、こんなにするなんて
「泥たん、悪いけどちょっとチューさせてくんない?」
「はッ?!?!?!?!?!」
「精気くれたらちょっと」
「、名前?」
「あっ紅ちゃん!」
「、紅子ちゃん、何があったんだ?」
「いや、私にもさっぱり…神酒が酒を飲んで暴走して、…それからわかんねーわ」
「紅ちゃん無事でよかったー!何事かと思ったよもー!!!」
「心配してくれてありがとうな、名前
…惜しかったな泥田」
「なっ何がだよ」
「何ってお前キス「あーーーー!!!!!聞こえねー!!!!!」」
「あれ、陰陽師センセだけ無事じゃん
…もしかしてこの事態、センセが引き起こしたの?」
「ち、違うよ!僕も気が付いたら…
それに陰陽師センセじゃなくてあべはるあきだよ…」
「失礼!はるあきセンセ!
…じゃあマジこれなんなんだろ」
「(初めてまともに先生って言ってくれる子がいた…! …それにしてもバレるかと、危なかった)」