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レッドとゆめのかけはし(裏)②
「ホウエンにはひみつきちって文化があるらしいね」
「ああ、あるある。そうだねレッドくん気に入るかも。今度案内しようか?」
「ん……是非……」
口下手男は数少ない会話の引き出しを引っ掻き回して引っ繰り返して何とか場を繕っていた。
その甲斐あって多かれ少なかれ彼女の恐怖を取り除けたらしく、二人を取り巻く雰囲気にはいつもの調子が戻ってきつつある。
「その時は、私の家族も紹介するねっ。
あかちゃんもできたらいいなあ……」
「!」
僕達の?
んな訳あるかい!
さあ、引き出しの中身が吹っ飛んでしまったところで。我慢大会本選の会場はここベッドルーム、正しくはベッドの上だ。
隣り合う2つの部屋に各1台、間の壁を対称軸にし線対称に1人1台、シングルサイズのベッドが計2台、但し、今宵使用できるのは内1台とする。なんてことになっている。
ホテルのコンセプトに沿った儚げな光源が、波風の立っていない清潔なシーツの海と淵に座っている処女、その空間を狭く照らし出していた。あとは、膝の上のピカチュウも。
「あー……、えー……、部屋の温度は、大丈夫……?」
「うん、大丈夫。ありがとう」
ぷにぷにしていそうなお股に責めてお膝枕をお願い致したくは思えどももう相棒を羨むまで気が回らない。
ベッドサイドのコントロールパネルを弄っていた男の子はそこに居座ることなくそそくさと離脱して、直ちに態勢の立て直しを図る。彼の影に潜って遊んでいたムウマージは強制連行されていった。
「何か……。テレビ、点ける……?」
「じゃあ点けておこうかあ」
気休めにとテレビを点けチャンネルを取り敢えずの映画番組に合わせると、一世代前のラブロマンスが放送中。共に好みのジャンルでないものの、今回は観賞目的でないためこれで良しとしておく。
どんな映画が好き?
アクションとか冒険とか。
ああいいねえ。
どんな映画が好き?
怪獣映画とモンスター映画。
怪獣とモンスターは別なの?
と会話の種になった上、じゃあ今度オールナイトで映画の刑だねっ!と予約されて尚良し。
画面片隅に表示されているデジタル時計は就寝するにはまだ早い時間を示していて、それまで別の事をしていないと落ち着かないのでレッドは客室内を物色し始める。
ドリンクやリフレ等ルームサービスのメニューという選択肢を見付けるが、二人きりで居たいからと独断で切り捨てた。
「水飲む……?」
「飲むう」
備付の小型冷蔵庫内にはウェルカムサービスの500mlペットボトルが2本。それらを取り出して1本を彼女へ手渡す。
長々喋ったりしていた訳でもないのに喉はカラカラだった。まだベッドへ近寄る覚悟ができていないレッドは立ち飲みで、控えめに口を付けただけのミミとは反対に一気に半分近くを飲み下していく。
「……」
「………………」
厚い胸の大胸筋。
広い肩の三角筋。
太い首の胸鎖乳突筋と僧帽筋。
ゴクッゴクッと大きく上下する喉仏。
「……ふぅ。……何?」
「んあ……やあ……凄いなって、筋肉」
レッドをぽおっと見ていたミミ。
彼女だって彼を異性として男として意識しない理由がないのだ。状況が状況でなければ、夜の廃墟の姫様は自分を護る騎士に自分を襲う役目を与えていたかも知れない。
「……。触る?脱ごうか?「やややや脱がなくていいよ触らないし?!」
「……そう。
……そうだ。グズマから、アメ貰ったから……食べる?」
こちらはこちらで未だにそわそわ。履いているジャージのポケットに手を突っ込んで、こっちじゃない、と次は椅子の背に掛けているジーンズのポケットを漁り始めるレッド。
あった。ほら、これ。
そう言って相手に見せるのは40mm程の大きさのペロペロキャンディ、と思っているもの。パッケージには地元のナッシーが描かれていた。
「2つ貰った。どっちがいい?両方でもいいよ」
「こっちにするう」
「どうぞ」
「黒って珍しいね、何味だろう」
その棒付きキャンディを受け取ったミミが早速ピッと封を切りアメ部分を摘まめば。どうだろう。ぬりゅっとやらしい、菓子らしからぬ感触がした。
何だこれと引っ張り出したなら。
それはべろんと伸び。
それはぶらんと垂れ。
ラブローションを纏った全容をそこに現す。
「「………………」」
男性器に被せる形のそれはあれ。
「ゴムだね?」
「は!?」
年下の野郎から貰っていたのは何を隠そうアローラのエッチな面白土産だった。
レッドとミミが見合わせている時、レッドの影の中のムウマージとミミの膝の上のピカチュウも互いに目を合わせ。そういうつもりは――と焦りつつブツを回収に向かうレッドへムウマージの“かげふみ”炸裂。ピカチュウ避難。
「ッ!」「ぎえ!?」
いきなり足先を床に縫い付けられたその人はそのまま前方へ転けるしかなくて偶然そこにその子が居た結果たまたまここにあるのはこの好いている子の――
むにっ。
お胸!おっぱい!から順に滑ってお股だお膝枕だわっしょい!
「ごめんなさい!」
顔面で感じた興奮が電流となり主に下半身を駆け巡る。
同じボディソープを使った筈なのに何故彼女だけいい匂いがするのか等混乱しながらも、彼は両腕をビンッと突っ張り上半身を離した。偉い。
しかし立ち上がることは不可能だ。否、今は影を踏まれていない。だが今はタマゲタケがモロバレル。床に付けられた膝の影で黄と赤の危険色の瞳が笑っている。
「び、吃驚したあ……っ。大丈夫?」
「………………っ、問題ない………………」
レッドの黒からするりっとしたり顔で出てきた戦犯へ、危ないじゃないですか、と注意をしているミミ。
こんな悪いタイミングで映画が濡れ場に入ったようで、知らない女性のよがり声が聴こえてくる。弱り目に祟り目で、レイティングPG-13の薄い性的描写でも大ダメージだ。
「……あう……チャンネル変える?」
「ピカチュウ……テレビ消して……」
これは、駄目かも。
理性を負傷した男はとかく素早く女から未使用の避妊具を奪い、最期の気力を振り絞り、我欲共々ゴミ箱へ投げ棄てた。まだ起きている彼女を尻目に四足獣の如くずるずるベッドへ潜り込むレッド。
トレーナーに指示されたパートナーポケモンは、アダルトチャンネルにでもしてみるか?と考えはしたが、本気で怒られそうでやめた。素直に電源ボタンを押す。
「ピカチュウ……電気も消して……」
「もう、ね、寝る……?」
「寝よ」
と一言、部屋は暗転。寝具の中からミミの背後へ這い寄る五指は、必死に、更に腹へと回り込み、ガッツリ食い込み。して力任せに寝床へ引き摺り込んだ。
「へあ!?」
「……」
レッドがミミの背中を抱き抱えると体勢が体勢になるため、温く柔いお尻に熱く硬い逸物が当たるのだが一度寝て忘れてもらうしかない。
「レ、レッドくん……!」
「……」
メリープが1匹。メリープが2匹。レッドは頭の中で念仏のようにわたげポケモンの数を数える。
ポケモンが2匹になったためバトルを開始するバトル脳。眠れない。
メリープ♀が“メロメロ”を使う前からメリープ♂はメロメロ状態のひんし寸前だ。
♂の“ねむる”はPP切れ。
“こらえる”も限界。
“まもる”はついぞうまく決まらず。
“じゅうでん”しても特防が上がらないバグ。
“みがわり”は使わず攻撃わざも使わず縛りプレイでも強いられているのかこいつも。駄目だ眠れない。
噛み付きたい。マーキングしたい。ああ、くそ。抜き差しならないとは正にこの事。自分一人の力ではどうにも止まらないことを彼は理解している。
「ピカチュウ、僕達に“あくび”して」
「あっ?えっ?お、おやすみ!」
つまらぬのうとブーブー垂れる夢魔は放って置いて。ピカチュウが主の頑張り過ぎに引きつつ“あくび”使用。
レッドは眠気に襲われるまでの短い時間もメリープを数え続け、それが3vs3のトリプルバトルに突入する頃、眠りに落ちていった。
ミミの操は守られた。非常に良くできました。
「ホウエンにはひみつきちって文化があるらしいね」
「ああ、あるある。そうだねレッドくん気に入るかも。今度案内しようか?」
「ん……是非……」
口下手男は数少ない会話の引き出しを引っ掻き回して引っ繰り返して何とか場を繕っていた。
その甲斐あって多かれ少なかれ彼女の恐怖を取り除けたらしく、二人を取り巻く雰囲気にはいつもの調子が戻ってきつつある。
「その時は、私の家族も紹介するねっ。
あかちゃんもできたらいいなあ……」
「!」
僕達の?
んな訳あるかい!
さあ、引き出しの中身が吹っ飛んでしまったところで。我慢大会本選の会場はここベッドルーム、正しくはベッドの上だ。
隣り合う2つの部屋に各1台、間の壁を対称軸にし線対称に1人1台、シングルサイズのベッドが計2台、但し、今宵使用できるのは内1台とする。なんてことになっている。
ホテルのコンセプトに沿った儚げな光源が、波風の立っていない清潔なシーツの海と淵に座っている処女、その空間を狭く照らし出していた。あとは、膝の上のピカチュウも。
「あー……、えー……、部屋の温度は、大丈夫……?」
「うん、大丈夫。ありがとう」
ぷにぷにしていそうなお股に責めてお膝枕をお願い致したくは思えどももう相棒を羨むまで気が回らない。
ベッドサイドのコントロールパネルを弄っていた男の子はそこに居座ることなくそそくさと離脱して、直ちに態勢の立て直しを図る。彼の影に潜って遊んでいたムウマージは強制連行されていった。
「何か……。テレビ、点ける……?」
「じゃあ点けておこうかあ」
気休めにとテレビを点けチャンネルを取り敢えずの映画番組に合わせると、一世代前のラブロマンスが放送中。共に好みのジャンルでないものの、今回は観賞目的でないためこれで良しとしておく。
どんな映画が好き?
アクションとか冒険とか。
ああいいねえ。
どんな映画が好き?
怪獣映画とモンスター映画。
怪獣とモンスターは別なの?
と会話の種になった上、じゃあ今度オールナイトで映画の刑だねっ!と予約されて尚良し。
画面片隅に表示されているデジタル時計は就寝するにはまだ早い時間を示していて、それまで別の事をしていないと落ち着かないのでレッドは客室内を物色し始める。
ドリンクやリフレ等ルームサービスのメニューという選択肢を見付けるが、二人きりで居たいからと独断で切り捨てた。
「水飲む……?」
「飲むう」
備付の小型冷蔵庫内にはウェルカムサービスの500mlペットボトルが2本。それらを取り出して1本を彼女へ手渡す。
長々喋ったりしていた訳でもないのに喉はカラカラだった。まだベッドへ近寄る覚悟ができていないレッドは立ち飲みで、控えめに口を付けただけのミミとは反対に一気に半分近くを飲み下していく。
「……」
「………………」
厚い胸の大胸筋。
広い肩の三角筋。
太い首の胸鎖乳突筋と僧帽筋。
ゴクッゴクッと大きく上下する喉仏。
「……ふぅ。……何?」
「んあ……やあ……凄いなって、筋肉」
レッドをぽおっと見ていたミミ。
彼女だって彼を異性として男として意識しない理由がないのだ。状況が状況でなければ、夜の廃墟の姫様は自分を護る騎士に自分を襲う役目を与えていたかも知れない。
「……。触る?脱ごうか?「やややや脱がなくていいよ触らないし?!」
「……そう。
……そうだ。グズマから、アメ貰ったから……食べる?」
こちらはこちらで未だにそわそわ。履いているジャージのポケットに手を突っ込んで、こっちじゃない、と次は椅子の背に掛けているジーンズのポケットを漁り始めるレッド。
あった。ほら、これ。
そう言って相手に見せるのは40mm程の大きさのペロペロキャンディ、と思っているもの。パッケージには地元のナッシーが描かれていた。
「2つ貰った。どっちがいい?両方でもいいよ」
「こっちにするう」
「どうぞ」
「黒って珍しいね、何味だろう」
その棒付きキャンディを受け取ったミミが早速ピッと封を切りアメ部分を摘まめば。どうだろう。ぬりゅっとやらしい、菓子らしからぬ感触がした。
何だこれと引っ張り出したなら。
それはべろんと伸び。
それはぶらんと垂れ。
ラブローションを纏った全容をそこに現す。
「「………………」」
男性器に被せる形のそれはあれ。
「ゴムだね?」
「は!?」
年下の野郎から貰っていたのは何を隠そうアローラのエッチな面白土産だった。
レッドとミミが見合わせている時、レッドの影の中のムウマージとミミの膝の上のピカチュウも互いに目を合わせ。そういうつもりは――と焦りつつブツを回収に向かうレッドへムウマージの“かげふみ”炸裂。ピカチュウ避難。
「ッ!」「ぎえ!?」
いきなり足先を床に縫い付けられたその人はそのまま前方へ転けるしかなくて偶然そこにその子が居た結果たまたまここにあるのはこの好いている子の――
むにっ。
お胸!おっぱい!から順に滑ってお股だお膝枕だわっしょい!
「ごめんなさい!」
顔面で感じた興奮が電流となり主に下半身を駆け巡る。
同じボディソープを使った筈なのに何故彼女だけいい匂いがするのか等混乱しながらも、彼は両腕をビンッと突っ張り上半身を離した。偉い。
しかし立ち上がることは不可能だ。否、今は影を踏まれていない。だが今はタマゲタケがモロバレル。床に付けられた膝の影で黄と赤の危険色の瞳が笑っている。
「び、吃驚したあ……っ。大丈夫?」
「………………っ、問題ない………………」
レッドの黒からするりっとしたり顔で出てきた戦犯へ、危ないじゃないですか、と注意をしているミミ。
こんな悪いタイミングで映画が濡れ場に入ったようで、知らない女性のよがり声が聴こえてくる。弱り目に祟り目で、レイティングPG-13の薄い性的描写でも大ダメージだ。
「……あう……チャンネル変える?」
「ピカチュウ……テレビ消して……」
これは、駄目かも。
理性を負傷した男はとかく素早く女から未使用の避妊具を奪い、最期の気力を振り絞り、我欲共々ゴミ箱へ投げ棄てた。まだ起きている彼女を尻目に四足獣の如くずるずるベッドへ潜り込むレッド。
トレーナーに指示されたパートナーポケモンは、アダルトチャンネルにでもしてみるか?と考えはしたが、本気で怒られそうでやめた。素直に電源ボタンを押す。
「ピカチュウ……電気も消して……」
「もう、ね、寝る……?」
「寝よ」
と一言、部屋は暗転。寝具の中からミミの背後へ這い寄る五指は、必死に、更に腹へと回り込み、ガッツリ食い込み。して力任せに寝床へ引き摺り込んだ。
「へあ!?」
「……」
レッドがミミの背中を抱き抱えると体勢が体勢になるため、温く柔いお尻に熱く硬い逸物が当たるのだが一度寝て忘れてもらうしかない。
「レ、レッドくん……!」
「……」
メリープが1匹。メリープが2匹。レッドは頭の中で念仏のようにわたげポケモンの数を数える。
ポケモンが2匹になったためバトルを開始するバトル脳。眠れない。
メリープ♀が“メロメロ”を使う前からメリープ♂はメロメロ状態のひんし寸前だ。
♂の“ねむる”はPP切れ。
“こらえる”も限界。
“まもる”はついぞうまく決まらず。
“じゅうでん”しても特防が上がらないバグ。
“みがわり”は使わず攻撃わざも使わず縛りプレイでも強いられているのかこいつも。駄目だ眠れない。
噛み付きたい。マーキングしたい。ああ、くそ。抜き差しならないとは正にこの事。自分一人の力ではどうにも止まらないことを彼は理解している。
「ピカチュウ、僕達に“あくび”して」
「あっ?えっ?お、おやすみ!」
つまらぬのうとブーブー垂れる夢魔は放って置いて。ピカチュウが主の頑張り過ぎに引きつつ“あくび”使用。
レッドは眠気に襲われるまでの短い時間もメリープを数え続け、それが3vs3のトリプルバトルに突入する頃、眠りに落ちていった。
ミミの操は守られた。非常に良くできました。
おしまい