Gotcha!
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招待状〒ゲスト様
「んじゃ私達はこれで 「わかった ! 赤いお兄ちゃんがお姉ちゃんのフィアンセだったんだ~ ! 」 「成程ねー ! そぅいうことかー ! 」 「結婚式は赤いお兄ちゃんとするんだね~ ! 」 「よーし ! 」 「「やるぞ~ !! 」」
「あれえ……これ強制イベントなんだ………………」
と、何だかなあな成行で、この夕暮時、お付き合いもまだなのだけど、めでたくレッドとミミのままごと結婚式が挙げられる運びになったとさ。
純白のTシャツとワンピース。指輪交換よろしく手に手を重ねた御両名をわーっと囲んでぐーるぐる、ちびっこモンスター共とレッドの帽子を被ったピカチュウがポップコーンの如くぽこぽこ跳ねている。
そんな光景をグリーンがスマホに収めていた。
こういう時、スマホロトムならフルオート撮影だしハンズフリーなんだよなー。なんて機種変更を検討しながら、友が地球へ預けて行ったバッグや手土産を回収、自分のドサイドンとバンギラスに託して。
それはさて置いてグリーンは巻き込まれた財団職員へと目を配る。こいつ等に付き合わなくて良いぜ。勤務中だろうからそう声を掛けようとしたのだが。
「赤い帽子、ピカチュウ……ほ……本物……?!」
彼は制帽を胸上に抱いて感此処に極まれりといった具合で握り締めていた。ボサリと浮ついた頭髪に手直しはなくて半ば放心状態。
おやおや?思っていたのと違う展開になりそうだ。
「じゃーさっ!エーテル財団のお兄ちゃんは、お姉ちゃんのお父さん役ね!」「えっ?えっ!?」
ちびっこキャスティング ディレクターに容易く引っ張られていく父親役の未婚男性。急な事で少年Dに合わせられぬ自分の歩幅に蹴躓いたり蹌踉けつつ、企画会議中の輪の中へ。
踏んでしまいそうな小さな足にばかり気を取られていた彼が、終点で見たのは大きな赤色スニーカーだ。顔を上げたなら見下ろしてくるレッドの姿。
「A...a...Alola...!! アナタサマはバトルレジェンドにスカウトされた、レッドサンじゃありマセン!?」
シャキーンと姿勢を正せど上擦る第一声。
「ほあ!?それってバトルツリーの……レッドくんが、あのバトルゾンビ養成施設のラスボスう!?」
別の方からの声も吃驚仰天、引っ繰り返る。報せていなかった話にミミが目を白黒させている。
今のこのシチュエーションがタイミングが最適解かはどうあれ、近い内に伝えたい大切な話ではあったから。
レッドは知らない人からの本人確認をスルーして、いの一番に大好きなその人へ返事をしようとした。
「うん……、結婚のお金、貯め「ぉおおーッ!?やっ、やっぱり本物だ!?」
「……………… ………………」
大好きなその人へ返事をしようと。しかし、サイドからの強引なカットインに因って敢えなく断念。奥の歯をカチンと噛む。いつもはピと鳴く新郎の相棒が、チッ、と舌打ちに聞こえる音で鳴いた。
ケッ‥‥コン‥‥!!
彼が口にした単語を片言“オウムがえし”するだけで精一杯、な彼女のハートは“ゴッドバード”して舞い上がっているらしい。そいつは無自覚だったけど。告白もキスもまだなんだけども。先取りプロポーズの嬉しさを隠せない。
破顔一笑、そのキュートっぷりは彼には天の使いに見えたことだろう。否見えない筈が。マジ大天使。直視して僕大丈夫?一瞬前の靄が、彼女と云う清涼な風に“ふきとばし”を喰らって浄化されていく。
「ミミちゃ「ボクそのバトルツリーにエントリーしているルシフェルって言いマス!」
「……………… ………………」
至福の一時にしゃしゃり出る、野郎、またしても。
レッドが優しく握るのはミミと繋いだ左手の方で。プリーズ ギブミー ハンドシェイク!される右側は拳。でもでも、ルシフェルの双眸はテラスタル結晶のようキラッキラに輝いて止まってくれない。
その傍若無人な突然変異に子供達から、何この大人の人、と思われても何の其の。彼は只の、アンダーグラウンドなレッドの強さに憧れる若者だった。
……ポケモンと共に生きる人を育てるジムやリーグとは異なり、戦う者の為に在るのがバトルツリーやバトルフロンティア等各バトル施設。そこで目指すは最強、圧倒的勝利。勝利に必要なのはトレーナーの戦略戦術そういうセンスと、鍛え上げられたポケモン達の純然たる実力なのであるからして……。
「……………… …「問答無用のスーパーシングルバトル198連勝ッ!見ていマシタ!流石デス!」
なんだかんだと言う訳で大ファンが爆誕していた。
「ボクともバトルしたの、覚えていマセン……!?フロストロトム、ブーバーン、ダイノーズで挑んだんデスけど……?」
「……あぁ……、リージョンじゃない、ライチュウと居た……」
「そッ、そうデス!ありがとうゴザイマスッ!」
ポケモントークについ、うっかり釣られてしまったレジェンド。
但しここで注意しておきたい事は、レッドが覚えていたのはピカチュウの進化形ライチュウ含めたポケモン達であってそのトレーナーではないという事だ。
「あっ、あのライチュウは財団で保護しているポケモンで――」
「……………… ………………」
だがまそんな内実は露知らず、認知されていたことでテンションアップ、陽の者は熱烈に推しを推す。
コミュニケーション ヨワシな奴からファンサービスどころかあからさま嫌な顔をされているが、デバフ無効の崇拝フィルターで見事取り除いている様子。
ね~ね~、緑いお兄ちゃんもレジェンドなの?
俺?俺は辞退したからレジェンドじゃねーんだ。
蚊帳の外で女の子とグリーンが補足の会話をする。話を戻して蚊帳の中、左手にある頼みの綱はふわっふわ真っ最中、ファンの猛攻が続いていた。
「レッドサンの事、ボクにも 兄サン って呼ばせてクダサイ!
状況が全く呑み込めていないけど?兎に角ボクがミミ……姉サンを、兄サンの下までエスコートしてあげたらいいんデス?」
彼女の名前が出たことで、悪感情だった男の表情が一変する。働いていなかった頭を急いで電源ON。
元々性能が良くないおつむなのに、その上中途半端に起動しながら処理した結果がこちら。
「え……あ、よ、宜しく………………」
「レ、レッドくんよっ!リアルワールドでの会話でAボタン連打するのはやめようねっ!?後から変更できなさそうな設定の選択肢あったよ!?」
ハッと気付いたミミが思わずツッコミを入れた。
「んじゃ私達はこれで 「わかった ! 赤いお兄ちゃんがお姉ちゃんのフィアンセだったんだ~ ! 」 「成程ねー ! そぅいうことかー ! 」 「結婚式は赤いお兄ちゃんとするんだね~ ! 」 「よーし ! 」 「「やるぞ~ !! 」」
「あれえ……これ強制イベントなんだ………………」
と、何だかなあな成行で、この夕暮時、お付き合いもまだなのだけど、めでたくレッドとミミのままごと結婚式が挙げられる運びになったとさ。
純白のTシャツとワンピース。指輪交換よろしく手に手を重ねた御両名をわーっと囲んでぐーるぐる、ちびっこモンスター共とレッドの帽子を被ったピカチュウがポップコーンの如くぽこぽこ跳ねている。
そんな光景をグリーンがスマホに収めていた。
こういう時、スマホロトムならフルオート撮影だしハンズフリーなんだよなー。なんて機種変更を検討しながら、友が地球へ預けて行ったバッグや手土産を回収、自分のドサイドンとバンギラスに託して。
それはさて置いてグリーンは巻き込まれた財団職員へと目を配る。こいつ等に付き合わなくて良いぜ。勤務中だろうからそう声を掛けようとしたのだが。
「赤い帽子、ピカチュウ……ほ……本物……?!」
彼は制帽を胸上に抱いて感此処に極まれりといった具合で握り締めていた。ボサリと浮ついた頭髪に手直しはなくて半ば放心状態。
おやおや?思っていたのと違う展開になりそうだ。
「じゃーさっ!エーテル財団のお兄ちゃんは、お姉ちゃんのお父さん役ね!」「えっ?えっ!?」
ちびっこキャスティング ディレクターに容易く引っ張られていく父親役の未婚男性。急な事で少年Dに合わせられぬ自分の歩幅に蹴躓いたり蹌踉けつつ、企画会議中の輪の中へ。
踏んでしまいそうな小さな足にばかり気を取られていた彼が、終点で見たのは大きな赤色スニーカーだ。顔を上げたなら見下ろしてくるレッドの姿。
「A...a...Alola...!! アナタサマはバトルレジェンドにスカウトされた、レッドサンじゃありマセン!?」
シャキーンと姿勢を正せど上擦る第一声。
「ほあ!?それってバトルツリーの……レッドくんが、あのバトルゾンビ養成施設のラスボスう!?」
別の方からの声も吃驚仰天、引っ繰り返る。報せていなかった話にミミが目を白黒させている。
今のこのシチュエーションがタイミングが最適解かはどうあれ、近い内に伝えたい大切な話ではあったから。
レッドは知らない人からの本人確認をスルーして、いの一番に大好きなその人へ返事をしようとした。
「うん……、結婚のお金、貯め「ぉおおーッ!?やっ、やっぱり本物だ!?」
「……………… ………………」
大好きなその人へ返事をしようと。しかし、サイドからの強引なカットインに因って敢えなく断念。奥の歯をカチンと噛む。いつもはピと鳴く新郎の相棒が、チッ、と舌打ちに聞こえる音で鳴いた。
ケッ‥‥コン‥‥!!
彼が口にした単語を片言“オウムがえし”するだけで精一杯、な彼女のハートは“ゴッドバード”して舞い上がっているらしい。そいつは無自覚だったけど。告白もキスもまだなんだけども。先取りプロポーズの嬉しさを隠せない。
破顔一笑、そのキュートっぷりは彼には天の使いに見えたことだろう。否見えない筈が。マジ大天使。直視して僕大丈夫?一瞬前の靄が、彼女と云う清涼な風に“ふきとばし”を喰らって浄化されていく。
「ミミちゃ「ボクそのバトルツリーにエントリーしているルシフェルって言いマス!」
「……………… ………………」
至福の一時にしゃしゃり出る、野郎、またしても。
レッドが優しく握るのはミミと繋いだ左手の方で。プリーズ ギブミー ハンドシェイク!される右側は拳。でもでも、ルシフェルの双眸はテラスタル結晶のようキラッキラに輝いて止まってくれない。
その傍若無人な突然変異に子供達から、何この大人の人、と思われても何の其の。彼は只の、アンダーグラウンドなレッドの強さに憧れる若者だった。
……ポケモンと共に生きる人を育てるジムやリーグとは異なり、戦う者の為に在るのがバトルツリーやバトルフロンティア等各バトル施設。そこで目指すは最強、圧倒的勝利。勝利に必要なのはトレーナーの戦略戦術そういうセンスと、鍛え上げられたポケモン達の純然たる実力なのであるからして……。
「……………… …「問答無用のスーパーシングルバトル198連勝ッ!見ていマシタ!流石デス!」
なんだかんだと言う訳で大ファンが爆誕していた。
「ボクともバトルしたの、覚えていマセン……!?フロストロトム、ブーバーン、ダイノーズで挑んだんデスけど……?」
「……あぁ……、リージョンじゃない、ライチュウと居た……」
「そッ、そうデス!ありがとうゴザイマスッ!」
ポケモントークについ、うっかり釣られてしまったレジェンド。
但しここで注意しておきたい事は、レッドが覚えていたのはピカチュウの進化形ライチュウ含めたポケモン達であってそのトレーナーではないという事だ。
「あっ、あのライチュウは財団で保護しているポケモンで――」
「……………… ………………」
だがまそんな内実は露知らず、認知されていたことでテンションアップ、陽の者は熱烈に推しを推す。
コミュニケーション ヨワシな奴からファンサービスどころかあからさま嫌な顔をされているが、デバフ無効の崇拝フィルターで見事取り除いている様子。
ね~ね~、緑いお兄ちゃんもレジェンドなの?
俺?俺は辞退したからレジェンドじゃねーんだ。
蚊帳の外で女の子とグリーンが補足の会話をする。話を戻して蚊帳の中、左手にある頼みの綱はふわっふわ真っ最中、ファンの猛攻が続いていた。
「レッドサンの事、ボクにも 兄サン って呼ばせてクダサイ!
状況が全く呑み込めていないけど?兎に角ボクがミミ……姉サンを、兄サンの下までエスコートしてあげたらいいんデス?」
彼女の名前が出たことで、悪感情だった男の表情が一変する。働いていなかった頭を急いで電源ON。
元々性能が良くないおつむなのに、その上中途半端に起動しながら処理した結果がこちら。
「え……あ、よ、宜しく………………」
「レ、レッドくんよっ!リアルワールドでの会話でAボタン連打するのはやめようねっ!?後から変更できなさそうな設定の選択肢あったよ!?」
ハッと気付いたミミが思わずツッコミを入れた。
おしまい