水瀬はオレの人形なんだから……


オレの言うことをきくのは当たり前だろう？




『全部…服を脱ごうか？』


オレの言葉に、水瀬は必死に首を横に振って抵抗している……




可哀想に…

脅えきってしまって、もう声さえ出せないみたいだね。


話したら怒られるとでも思っているのかな……



『何？…口で言わなきゃ分からないよ』


オレは水瀬に発言権を与えてやった。


可愛い従順な人形には、ご褒美をあげなくちゃいけないものね…？





…それでも水瀬は口をきこうとしない。



『聞こえなかったの？…口に出して言えって言ったんだよ』


水瀬の顎を引いて、オレの顔がちゃんと見えるようにしてやる。





…だって、オレの瞳を見ようとしないんだもの。




そんなの許さないよ。





「…っ許し…て…」


やっと口をきいたかと思えば…



そんな言葉、オレは望んでないのにね。