覚悟とその先
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相手がヒロインである以上剣以外の場所に攻撃をするわけにはいかない。
援護しようにも手を出せないでいるリュウガ、ソウシ、トワ。
そこへもう一度シンが剣めがけて発砲した。
音を聞いた瞬間、弾が届く前に剣で下に向けて押しつけた鎖鎌に足をかけ、壁にそうするように蹴飛ばして後ろに高く飛んで避けた。
その反動でナギは壁に強く背中を打ちつける。
「ぐっ…」
苦しそうな声を出して、座り込むナギ。
みんなから一旦距離を取ったヒロインは楽しそうに笑っていた。
『二刀流に銃に鎖鎌…おもしろい。実に楽しいね。』
それとは対照的に顔を歪めるシリウスの面々。
「リュウガ…分かっていると思うけど、これは時間との勝負だ」
ソウシは目線はヒロインのままにリュウガに話かける。
「あの動き…操られているだけのヒロインちゃんの肉体には相当負担がかかってる。時間が長引くほどに影響は強くなって…最悪の場合…筋肉が断絶して骨が砕け散る…」
特段鍛えている訳ではないヒロインが、ハヤテやナギを圧倒する動きを見せている。
「多分…もう…すぐに影響が出てくると思う…」
ソウシが眉を寄せて言う。
リュウガは怒りを含んだ声音で分かった。と頷いた。
「おい!今度は俺が相手だ。かかってこい!」
少し離れた場所にいるトワですらビリビリと感じる怒気を纏った声にヒロインはニヤァっと笑った。
『あんたが一番強いんだろ!感じるぜ、その強さ!楽しませてくれよ!』
床をタンッと蹴るとリュウガの真下に入り込むヒロイン。
下から振り上げた剣は、予想していたかのようなリュウガのサーベルに軽く受け流された。その勢いでヒロインは地面をズザザッとすべる。
「くそっ!受け流すのはマズイな」
ヒロインの白い腕に地面で擦れたことで僅かに血が浮かび上がる。
それでもすぐに立ち上がったヒロインは再びものすごい速さで斬撃を繰り出した。
それを全て受け止めるリュウガだが、防御のみでは圧倒的に不利だった。
援護しようにも手を出せないでいるリュウガ、ソウシ、トワ。
そこへもう一度シンが剣めがけて発砲した。
音を聞いた瞬間、弾が届く前に剣で下に向けて押しつけた鎖鎌に足をかけ、壁にそうするように蹴飛ばして後ろに高く飛んで避けた。
その反動でナギは壁に強く背中を打ちつける。
「ぐっ…」
苦しそうな声を出して、座り込むナギ。
みんなから一旦距離を取ったヒロインは楽しそうに笑っていた。
『二刀流に銃に鎖鎌…おもしろい。実に楽しいね。』
それとは対照的に顔を歪めるシリウスの面々。
「リュウガ…分かっていると思うけど、これは時間との勝負だ」
ソウシは目線はヒロインのままにリュウガに話かける。
「あの動き…操られているだけのヒロインちゃんの肉体には相当負担がかかってる。時間が長引くほどに影響は強くなって…最悪の場合…筋肉が断絶して骨が砕け散る…」
特段鍛えている訳ではないヒロインが、ハヤテやナギを圧倒する動きを見せている。
「多分…もう…すぐに影響が出てくると思う…」
ソウシが眉を寄せて言う。
リュウガは怒りを含んだ声音で分かった。と頷いた。
「おい!今度は俺が相手だ。かかってこい!」
少し離れた場所にいるトワですらビリビリと感じる怒気を纏った声にヒロインはニヤァっと笑った。
『あんたが一番強いんだろ!感じるぜ、その強さ!楽しませてくれよ!』
床をタンッと蹴るとリュウガの真下に入り込むヒロイン。
下から振り上げた剣は、予想していたかのようなリュウガのサーベルに軽く受け流された。その勢いでヒロインは地面をズザザッとすべる。
「くそっ!受け流すのはマズイな」
ヒロインの白い腕に地面で擦れたことで僅かに血が浮かび上がる。
それでもすぐに立ち上がったヒロインは再びものすごい速さで斬撃を繰り出した。
それを全て受け止めるリュウガだが、防御のみでは圧倒的に不利だった。