後編
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セシルが先頭に立ち、"海賊王の箱"が眠る、奥の遺跡へと移動した。
手渡された箱をそっと開ける・・・が、何も入っていなかった。
リュウガ「おい、カラだぞ?」
どういうことかサッパリ分からず、他の船長を見渡しながら言うと、全員が訝しげな顔をした。
セシル「・・・リュウガ船長?」
リー「・・・・・」
ヴァン「おいおい、しっかりしてくれよ」
ロイ「ハハハ!まったく・・・相変わらずリュウガ船長は冗談がお好きでいらっしゃる」
ロイが焦ったようにリュウガの足を踏み、大袈裟な身振り手振りで続けた。
ロイ「おいおい、そんな小芝居したって誰も面白がらないぜ?この箱が二重底になってることくらい、ここにいる奴らは知ってるんだからよ!」
リュウガ「!?」
ロイ「それともヒロインのことを驚かしてみたかったのか?お前、どんだけヒロインのことで頭がいっぱいなんだ?」
ロイは笑ってリュウガの肩を叩いた。
リュウガ「はっはっはっ!そうだな、つまらん事をした。誰か忘れている奴がいたら、驚かそうと思ったんだ!」
ロイの助け舟に心底ホッとしつつ、箱の底を叩くと、中には真っ青な水晶玉があった。
それは、弟リュウガと共に祖国を救うため探していた『雨の宝珠』だった。
セシル「"雨の宝珠"・・・嵐を自在に操る魔法の珠・・・。これがあれば世界を支配できる!」
雨の宝珠を目の前にして、セシルはポロッと本音をこぼした。
眉をひそめたリーは、そんなセシルをけん制する。
リュウガ「"雨の宝珠"・・・こんなところにあったのか・・・」
ヒロイン「え・・・?」
リュウガ「・・・だが、これだけではダメだ・・・」
リュウガの小さな呟きは、ヒロインだけに聞こえた。
セシルは自分が統括する北の海が海軍からの集中砲火を受けているため、雨の宝珠は自分が持つと言いだした。
若干の不安はあったものの、リュウガはそれを許可し、船長会議は解散となった。
手渡された箱をそっと開ける・・・が、何も入っていなかった。
リュウガ「おい、カラだぞ?」
どういうことかサッパリ分からず、他の船長を見渡しながら言うと、全員が訝しげな顔をした。
セシル「・・・リュウガ船長?」
リー「・・・・・」
ヴァン「おいおい、しっかりしてくれよ」
ロイ「ハハハ!まったく・・・相変わらずリュウガ船長は冗談がお好きでいらっしゃる」
ロイが焦ったようにリュウガの足を踏み、大袈裟な身振り手振りで続けた。
ロイ「おいおい、そんな小芝居したって誰も面白がらないぜ?この箱が二重底になってることくらい、ここにいる奴らは知ってるんだからよ!」
リュウガ「!?」
ロイ「それともヒロインのことを驚かしてみたかったのか?お前、どんだけヒロインのことで頭がいっぱいなんだ?」
ロイは笑ってリュウガの肩を叩いた。
リュウガ「はっはっはっ!そうだな、つまらん事をした。誰か忘れている奴がいたら、驚かそうと思ったんだ!」
ロイの助け舟に心底ホッとしつつ、箱の底を叩くと、中には真っ青な水晶玉があった。
それは、弟リュウガと共に祖国を救うため探していた『雨の宝珠』だった。
セシル「"雨の宝珠"・・・嵐を自在に操る魔法の珠・・・。これがあれば世界を支配できる!」
雨の宝珠を目の前にして、セシルはポロッと本音をこぼした。
眉をひそめたリーは、そんなセシルをけん制する。
リュウガ「"雨の宝珠"・・・こんなところにあったのか・・・」
ヒロイン「え・・・?」
リュウガ「・・・だが、これだけではダメだ・・・」
リュウガの小さな呟きは、ヒロインだけに聞こえた。
セシルは自分が統括する北の海が海軍からの集中砲火を受けているため、雨の宝珠は自分が持つと言いだした。
若干の不安はあったものの、リュウガはそれを許可し、船長会議は解散となった。