前編
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ハヤテ「なんかさ、俺すげーびっくりした。女ってもっと弱っちいと思ってたのに、アイツは強えーんだな。」
トワ「そうですね、ヒロインさん、シリウス号に乗った時から笑顔でしたし。僕なんて、緊張と不安でしばらく笑顔なんてなれなかったのに。」
ハヤテ「あー、そうそう!お前ずーっとこんな引きつった顔してたもんな!マジ面白かったわ!」
トワ「それは、乗船初日にシンさんの部屋を掃除しようとしたら、物凄い怖い目にあって、しばらくトラウマだったからですよ!!」
帆をたたみながら、ワーワーはしゃぐ二人に、下からシンが怒号を飛ばす。
シン「俺らは海軍から隠れてるんだ!!ワーワー騒ぐな!さっさと仕事しないと、海の藻屑にするぞ」
ハヤテ「あいつ、どんだけ地獄耳だよ!!」
トワ「あわわっ!!はいっ!!すぐやります!!」
シンは慌てて手を動かす二人を見ながら、チッと舌打ちをする。
ナギ「アイツらも、嬉しいんだろ?」
食堂から作り立てのスープを持ったナギが、シンの後ろを通りながら呟いた。
シン「あいつに持ってくのか?」
ナギ「あぁ、あいつほとんど何も食べてなさそうだからな。とりあえず、な。」
船長も、ドクターも、ナギも、あいつに甘いな
と思ってシンがスープを見ていると、ナギの表情が緩んだ。
ナギ「お前もあのお気に入りのチョコをあげてるんだ、十分甘いぞ」
いつの間に見られていたのか、もしくはヒロインがナギに言ったのか、自分とヒロインしか知らないはずの出来事を言われて、シンは目を見開いた。
それは、ヒロインが航海室の掃除をしている時、あまりにハデにヒロインのお腹が鳴ったので、思わず手元にあったチョコをあげたのだ。
シン「あれは、餌付けだ。これからも言うことをちゃんと聞くように、躾けたんだ」
口をついて出た言い訳のような言葉に、シン自身驚き、舌打ちをした。
シンは元々プライドが高い。
言い訳をするような男では無い。
ナギはそんなシンを見てフッと笑うと、そのまま医務室の方へ歩いて行った。
トワ「そうですね、ヒロインさん、シリウス号に乗った時から笑顔でしたし。僕なんて、緊張と不安でしばらく笑顔なんてなれなかったのに。」
ハヤテ「あー、そうそう!お前ずーっとこんな引きつった顔してたもんな!マジ面白かったわ!」
トワ「それは、乗船初日にシンさんの部屋を掃除しようとしたら、物凄い怖い目にあって、しばらくトラウマだったからですよ!!」
帆をたたみながら、ワーワーはしゃぐ二人に、下からシンが怒号を飛ばす。
シン「俺らは海軍から隠れてるんだ!!ワーワー騒ぐな!さっさと仕事しないと、海の藻屑にするぞ」
ハヤテ「あいつ、どんだけ地獄耳だよ!!」
トワ「あわわっ!!はいっ!!すぐやります!!」
シンは慌てて手を動かす二人を見ながら、チッと舌打ちをする。
ナギ「アイツらも、嬉しいんだろ?」
食堂から作り立てのスープを持ったナギが、シンの後ろを通りながら呟いた。
シン「あいつに持ってくのか?」
ナギ「あぁ、あいつほとんど何も食べてなさそうだからな。とりあえず、な。」
船長も、ドクターも、ナギも、あいつに甘いな
と思ってシンがスープを見ていると、ナギの表情が緩んだ。
ナギ「お前もあのお気に入りのチョコをあげてるんだ、十分甘いぞ」
いつの間に見られていたのか、もしくはヒロインがナギに言ったのか、自分とヒロインしか知らないはずの出来事を言われて、シンは目を見開いた。
それは、ヒロインが航海室の掃除をしている時、あまりにハデにヒロインのお腹が鳴ったので、思わず手元にあったチョコをあげたのだ。
シン「あれは、餌付けだ。これからも言うことをちゃんと聞くように、躾けたんだ」
口をついて出た言い訳のような言葉に、シン自身驚き、舌打ちをした。
シンは元々プライドが高い。
言い訳をするような男では無い。
ナギはそんなシンを見てフッと笑うと、そのまま医務室の方へ歩いて行った。