前編
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シン「船長、次の目的地ですが、どうしますか?」
リュウガ「そうだな、ヒロインは何も持たずに飛び出して来ているし、近くに物資が豊富な島はあるか?」
シン「あと半日もあれば、クロース島に着きます。そこなら、女物の衣類などが手に入るかと。」
リュウガ「じゃあそこに行こう!」
シンの言った通り、夕方にはクロース島に着いた。
ヤマトから出て初めての島に、ヒロインは興奮していた。
ヒロイン「うわぁー!見て下さい、ハヤテさんっ!皆さんそれぞれとってもキレイなお洋服着てらっしゃいますよ!」
隣にいるハヤテに向かってぴょんぴょん跳ねながら楽しそうに言った。
ハヤテ「あん?そうか?みんな同じようにしか見えねーけど」
シン「ふっ、ハヤテに言ってもダメだぞ。コイツは脳みそも筋肉で出来てるからな。感性なんてものは無い。」
ハヤテ「あんだと!シン!」
シンとハヤテはいつもこうやって言い争いをする。
そういう時は、大抵ソウシが止めるのが常になっていた。
ソウシ「二人とも・・・」
ヒロイン「素敵ですねっ!!」
シン・ハヤテ「は?」
ヒロインはハヤテをきらきらした目で見つめながら詰め寄る。
ヒロイン「素敵ですよ!だって、ハヤテさんは世界最強の剣士になるんですよね!?
だから、きっと、感性よりも強い肉体が必要で・・・」
「でも、シンさんは航海士だから、ちょっとした風や波の様子にも気付くくらい敏感で、大きな船を操れる感性がないとダメなんですね!」
うんうん、と頷きながら熱がこもった声で話す。
ヒロイン「本当に自分に必要なものが備わってるって、素敵ですよね?」
そう言って満面の笑みで二人を見つめるヒロイン。
そして、呆気に取られている二人を見てはっとなった。
ヒロイン「ああああ、あのっ!すみません!私また変な事言って・・・」
真赤に染めた頬を両手で挟んで後ずさった。
ナギ「・・・ぶっ!」
ヒロイン「えっ?」
ヒロインが振り向くとナギが口を抑えて肩を震わせている。
ナギ「くっくっくっ・・・お前らの顔っ・・・」
シン「おいっ。堪えきれてないぞ。」
シンが背中を丸めて必死で笑いを堪えるナギを睨む。
トワ「ヒロインさん!凄いですよ!あの二人のケンカを止めちゃうなんて!」
トワが興奮気味に言う。
トワ「しかもナギさんが爆笑してる!」
ヒロイン「そんなに珍しいことなの?」
ヒロインはキョトンとしながら首を傾げる。
リュウガ「おいおい、長いことこいつ等と旅をして来たが、こんな光景初めてみるぞ。」
ハヤテはヒロインに言われたことに照れて顔を真っ赤にしているし、シンは少し照れながらナギを睨んでいるし、ナギはまだ肩を震わせている。
トワは相変わらず興奮気味にヒロインに話しかけていた。
ソウシ「本当に、ヒロインちゃんには驚かされてばっかりだ。」
ふふっと笑いながら、皆に近づくソウシ。
ソウシ「じゃあそろそろ買い物に行こうか?」
トワ、ハヤテ、ヒロイン「はーい!」
ナギ「くっくっくっ・・・」
シン「お前は笑すぎだっ!」
リュウガ「そうだな、ヒロインは何も持たずに飛び出して来ているし、近くに物資が豊富な島はあるか?」
シン「あと半日もあれば、クロース島に着きます。そこなら、女物の衣類などが手に入るかと。」
リュウガ「じゃあそこに行こう!」
シンの言った通り、夕方にはクロース島に着いた。
ヤマトから出て初めての島に、ヒロインは興奮していた。
ヒロイン「うわぁー!見て下さい、ハヤテさんっ!皆さんそれぞれとってもキレイなお洋服着てらっしゃいますよ!」
隣にいるハヤテに向かってぴょんぴょん跳ねながら楽しそうに言った。
ハヤテ「あん?そうか?みんな同じようにしか見えねーけど」
シン「ふっ、ハヤテに言ってもダメだぞ。コイツは脳みそも筋肉で出来てるからな。感性なんてものは無い。」
ハヤテ「あんだと!シン!」
シンとハヤテはいつもこうやって言い争いをする。
そういう時は、大抵ソウシが止めるのが常になっていた。
ソウシ「二人とも・・・」
ヒロイン「素敵ですねっ!!」
シン・ハヤテ「は?」
ヒロインはハヤテをきらきらした目で見つめながら詰め寄る。
ヒロイン「素敵ですよ!だって、ハヤテさんは世界最強の剣士になるんですよね!?
だから、きっと、感性よりも強い肉体が必要で・・・」
「でも、シンさんは航海士だから、ちょっとした風や波の様子にも気付くくらい敏感で、大きな船を操れる感性がないとダメなんですね!」
うんうん、と頷きながら熱がこもった声で話す。
ヒロイン「本当に自分に必要なものが備わってるって、素敵ですよね?」
そう言って満面の笑みで二人を見つめるヒロイン。
そして、呆気に取られている二人を見てはっとなった。
ヒロイン「ああああ、あのっ!すみません!私また変な事言って・・・」
真赤に染めた頬を両手で挟んで後ずさった。
ナギ「・・・ぶっ!」
ヒロイン「えっ?」
ヒロインが振り向くとナギが口を抑えて肩を震わせている。
ナギ「くっくっくっ・・・お前らの顔っ・・・」
シン「おいっ。堪えきれてないぞ。」
シンが背中を丸めて必死で笑いを堪えるナギを睨む。
トワ「ヒロインさん!凄いですよ!あの二人のケンカを止めちゃうなんて!」
トワが興奮気味に言う。
トワ「しかもナギさんが爆笑してる!」
ヒロイン「そんなに珍しいことなの?」
ヒロインはキョトンとしながら首を傾げる。
リュウガ「おいおい、長いことこいつ等と旅をして来たが、こんな光景初めてみるぞ。」
ハヤテはヒロインに言われたことに照れて顔を真っ赤にしているし、シンは少し照れながらナギを睨んでいるし、ナギはまだ肩を震わせている。
トワは相変わらず興奮気味にヒロインに話しかけていた。
ソウシ「本当に、ヒロインちゃんには驚かされてばっかりだ。」
ふふっと笑いながら、皆に近づくソウシ。
ソウシ「じゃあそろそろ買い物に行こうか?」
トワ、ハヤテ、ヒロイン「はーい!」
ナギ「くっくっくっ・・・」
シン「お前は笑すぎだっ!」