tukimi
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「ソウシさんを選びます」
ハヤテさん(見た目ナギさん)が、
「くそっ!やっぱお前もソコを選ぶのか?ファジーかよ?!」
「ど、どういう意味ですか?」
「いや…女ってやっぱソウシさんみたいなタイプ好きだよなと思ってよ」
「ハヤテ。選ばれないからと言って拗ねるなよ」
船長が茶化した。
「●●さん!気をつけてください!」
トワ君がぐっと近づいてくる。
「え?な…何を?」
「だって相手はシンさんの身体ですよ?それにソウシさん…赤ちゃん出来たらどうするんですか?」
「あ、赤ちゃん?!」
トワ君の発言に顔から火が出そうなくらい真っ赤になってしまう。
「あら可愛い。ボウヤ、キスでは出来ないから大丈夫よ」
リュナさんがくすくすと笑った。
「お、大人なキスをしたら可能性があるって船長が言ってました!」
せ、船長…っ!
「がっはっは!勢いがありゃそんなこともあるかもなって言っただけだ」
「トワ。お前はピュアなままでいろよ…」
ハヤテさん(見た目ナギさん)がトワ君の肩をぽんと叩いた。
「おい。その選択肢にした覚悟は出来てるんだろうな」
シンさんが睨んでくる。
え?覚悟って…?
「覚悟なんて全然出来てませんけど…だ、だってキスとか弟にしかしたこと…」
「●●ちゃん。私を選んでくれて嬉しいよ」
シンさんの腕が腰に回されて、顔が近づく。
うっ!
こ、コレは…正視デキナイっ…
優しいソウシさんだから選んだんだけど、
シンさんの身体に入ってるソウシさんの色気の暴力は凄くて、
心臓が持ちそうにない。
ど、どうして女の私より色っぽいの?!
リュナさんにキスされそうになった時みたいなイケナイドキドキが高まってくる。
皆もじいっと見てるし、しなきゃいけない状況だとしても、
ちゃんとしたキス初めてなのに…ハードルが高すぎるよっ
「ほら皆。じろじろ見るから●●ちゃんが困ってるじゃないか」
ソウシさん(見た目シンさん)が皆を見廻してから微笑む。
ふわりとお香の良い香りが漂う。
「イヤ…むしろソウシさんが困らせてるんじゃね?」
ハヤテさん(見た目ナギさん)が眉を寄せた。
「どうして俺が?ねえ、●●ちゃん」
丸薬を飲んだ際に身体が離れているのは危険だから、皆が別室に行くことは出来ないと師匠さんは言う。
皆がいるところでキスしなきゃいけないのも困ってるけど、
それ以上にこれはっ…!
「じゃあ飲むよ?●●ちゃん、準備はいいかい?」
良くないですっ…!
「俺の身体とキスするのは有難すぎて緊張するのもわかるが、固まりすぎだ。とっとと元に戻らせろ」
シンさん(見た目ハヤテさん)が睨んできて追い打ちをかけてくる。
むしろあっちの怖いシンさんのほうが問題ないっていうかっ!
目の前のシンさんらしきソウシさんが妖艶すぎるというかっ!
腰に回された腕にぐっと力が籠って。
ソウシさん(見た目シンさん)の顔が近づく。
数ミリの距離で近づけられた顔が止まる。
「ほら。続きは君からして?」
「っ…!」
心臓が唇から飛び出しそうだけど、女は度胸!
えいっと勢いにまかせて唇に触れる。
ふっと軽く唇が触れあったあと。
「ん」
啄むような優しいキスが続けられる。
その温もりに緊張もほぐれて、心地よさだけが心に拡がっていく。
「あ、あれは…大人のキスじゃないですか!?」
トワ君の声にハッとして身体を離すと、
シンさんの体がふっと倒れこみ、すかさず船長が床に寝かせる。
「荒っぽいだけじゃない、大人にしかできねえキスってやつだな」
「私を選んでくれてありがとう」
ふと声が届いて振り返ると、
陽だまりのようないつもの笑顔で微笑むソウシさんがすぐ目の前に居た。
私、ついソウシさんと…沢山キスしてたっ!
思わず口元に手がいく。
改めて状況を整理すればするほど、心臓の音はまた激しさを増した。
ほっとして力が抜けそうになって、ソウシさんがそっと支えてくれる。
起きているソウシさん以外、みんな床に倒れて眠っているみたい。
「半日もすれば目覚めるだろう」
師匠さんの言葉を信じて待つしかない。
「おいおい。ソウシ。いつまで腰に手を廻してんだ」
船長が茶化すように言う。
気付けばソウシさんの腕が私の腰をがっちりと支えている。
「さ、酒でも飲んでこいつらが目覚めるのを待つか」
船長の言葉にトワ君やリュナさんは別室へと移動してしまう。
「ソウシさん、私達も…」
腰から手を一向に離してくれないソウシさんに恥ずかしくなって逃げるように言うと、そっと耳元で囁かれる。
「本当の大人のキスの続きは…また今度、ね」
慌ててソウシさんを見ると、ソウシさんも顔が赤い。
思わずこくりと頷くと、
「良い子だね」
そっと頭を撫でてくれた。
それだけでまた体温があがってしまう。
今はまだ―これで精一杯。
でもいつかきっと。
tukimi End
ハヤテさん(見た目ナギさん)が、
「くそっ!やっぱお前もソコを選ぶのか?ファジーかよ?!」
「ど、どういう意味ですか?」
「いや…女ってやっぱソウシさんみたいなタイプ好きだよなと思ってよ」
「ハヤテ。選ばれないからと言って拗ねるなよ」
船長が茶化した。
「●●さん!気をつけてください!」
トワ君がぐっと近づいてくる。
「え?な…何を?」
「だって相手はシンさんの身体ですよ?それにソウシさん…赤ちゃん出来たらどうするんですか?」
「あ、赤ちゃん?!」
トワ君の発言に顔から火が出そうなくらい真っ赤になってしまう。
「あら可愛い。ボウヤ、キスでは出来ないから大丈夫よ」
リュナさんがくすくすと笑った。
「お、大人なキスをしたら可能性があるって船長が言ってました!」
せ、船長…っ!
「がっはっは!勢いがありゃそんなこともあるかもなって言っただけだ」
「トワ。お前はピュアなままでいろよ…」
ハヤテさん(見た目ナギさん)がトワ君の肩をぽんと叩いた。
「おい。その選択肢にした覚悟は出来てるんだろうな」
シンさんが睨んでくる。
え?覚悟って…?
「覚悟なんて全然出来てませんけど…だ、だってキスとか弟にしかしたこと…」
「●●ちゃん。私を選んでくれて嬉しいよ」
シンさんの腕が腰に回されて、顔が近づく。
うっ!
こ、コレは…正視デキナイっ…
優しいソウシさんだから選んだんだけど、
シンさんの身体に入ってるソウシさんの色気の暴力は凄くて、
心臓が持ちそうにない。
ど、どうして女の私より色っぽいの?!
リュナさんにキスされそうになった時みたいなイケナイドキドキが高まってくる。
皆もじいっと見てるし、しなきゃいけない状況だとしても、
ちゃんとしたキス初めてなのに…ハードルが高すぎるよっ
「ほら皆。じろじろ見るから●●ちゃんが困ってるじゃないか」
ソウシさん(見た目シンさん)が皆を見廻してから微笑む。
ふわりとお香の良い香りが漂う。
「イヤ…むしろソウシさんが困らせてるんじゃね?」
ハヤテさん(見た目ナギさん)が眉を寄せた。
「どうして俺が?ねえ、●●ちゃん」
丸薬を飲んだ際に身体が離れているのは危険だから、皆が別室に行くことは出来ないと師匠さんは言う。
皆がいるところでキスしなきゃいけないのも困ってるけど、
それ以上にこれはっ…!
「じゃあ飲むよ?●●ちゃん、準備はいいかい?」
良くないですっ…!
「俺の身体とキスするのは有難すぎて緊張するのもわかるが、固まりすぎだ。とっとと元に戻らせろ」
シンさん(見た目ハヤテさん)が睨んできて追い打ちをかけてくる。
むしろあっちの怖いシンさんのほうが問題ないっていうかっ!
目の前のシンさんらしきソウシさんが妖艶すぎるというかっ!
腰に回された腕にぐっと力が籠って。
ソウシさん(見た目シンさん)の顔が近づく。
数ミリの距離で近づけられた顔が止まる。
「ほら。続きは君からして?」
「っ…!」
心臓が唇から飛び出しそうだけど、女は度胸!
えいっと勢いにまかせて唇に触れる。
ふっと軽く唇が触れあったあと。
「ん」
啄むような優しいキスが続けられる。
その温もりに緊張もほぐれて、心地よさだけが心に拡がっていく。
「あ、あれは…大人のキスじゃないですか!?」
トワ君の声にハッとして身体を離すと、
シンさんの体がふっと倒れこみ、すかさず船長が床に寝かせる。
「荒っぽいだけじゃない、大人にしかできねえキスってやつだな」
「私を選んでくれてありがとう」
ふと声が届いて振り返ると、
陽だまりのようないつもの笑顔で微笑むソウシさんがすぐ目の前に居た。
私、ついソウシさんと…沢山キスしてたっ!
思わず口元に手がいく。
改めて状況を整理すればするほど、心臓の音はまた激しさを増した。
ほっとして力が抜けそうになって、ソウシさんがそっと支えてくれる。
起きているソウシさん以外、みんな床に倒れて眠っているみたい。
「半日もすれば目覚めるだろう」
師匠さんの言葉を信じて待つしかない。
「おいおい。ソウシ。いつまで腰に手を廻してんだ」
船長が茶化すように言う。
気付けばソウシさんの腕が私の腰をがっちりと支えている。
「さ、酒でも飲んでこいつらが目覚めるのを待つか」
船長の言葉にトワ君やリュナさんは別室へと移動してしまう。
「ソウシさん、私達も…」
腰から手を一向に離してくれないソウシさんに恥ずかしくなって逃げるように言うと、そっと耳元で囁かれる。
「本当の大人のキスの続きは…また今度、ね」
慌ててソウシさんを見ると、ソウシさんも顔が赤い。
思わずこくりと頷くと、
「良い子だね」
そっと頭を撫でてくれた。
それだけでまた体温があがってしまう。
今はまだ―これで精一杯。
でもいつかきっと。
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