tukimi
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「そんなにアタシが珍しい?」
「い、いえっ…リュナさんが凄くキレイでつい見ちゃってて…ごめんなさい」
女性の名はリュナさんといった。
見とれていたから目が合ってしまい、失礼だったかなと恥ずかしくなって顔を逸らす。
「ふふ、いいのよ。女性はあなた一人のようね。」
「はい。偶然乗ってしまって…それから置いてもらってます」
「で?どの男とデキてるの?」
リュナさんが突然顔を近づけてきた。
「ででデキっ?!」
「アタイもそれ聞いといてやるよ!」
ぬっと間からファジーさんが現れる。
「え?!ファジーさん船に戻ったんじゃ…!」
「アタイとキャラ丸かぶりのセクシーグラマー美女がシリウスに乗るとなっては戻ってる場合じゃないだろ!あ、ロイ様はリカー号で後からついてきてくれてるから心配ないよ」
「は、はぁ…」
「それに常々アタイはシン様とソウシ様。どっちを選ぶか揺れ動いてきたけど、今この船にはシン様外見のソウシ様がいるんだよ!こんな一粒で二度おいしいチャンスはないよ!」
「ひとつぶでにど?!」
「欲を言えばソウシ様外見のシン様も欲しいトコロだけどさ。二人に挟まれたらアタイ速攻天国イケるよ」
ファジーさんは頬を染めながらウットリした表情で言う。
言ってることがわかるようなわからないような…??
「アンタみたいな小娘がいつもシリウスに囲まれてチヤホヤされてるけどさ。結局どうなんだい?!誰が本命なんだよ?!ハッキリおし!」
ファジーさんが鼻の穴を膨らませて詰め寄ってきた。
「誰がって…私は…」
「わかってないみたいね。まだまだお子ちゃまなのかしら。色々教えてあげたいわ」
リュナさんは色っぽく微笑んで私の顎を持ち上げる。
へ?!リュナさんの唇が近づいてくる。
「ちょっ…ま、待ってくださ…」
「ふふ。顔真っ赤にしちゃって可愛い。あの男達が大事にしてるのもわかるわ」
チュッと頬にキスをされる。
「ふぇっ!!」
へ、変な声でた。
ぐいっ
リュナさんの身体がぐいっと後ろに引かれる。
そこに立っていたのはナギさんの姿のハヤテさんだ。
「そいつに変な真似するなら容赦しねーから」
リュナさんを睨みながら言う。
「ごめんなさい。彼女があまりにも可愛いからからかっただけよ。」
「二度と変な真似すんなよ」
「怖い顔しないでちょうだい。誰が彼女の本命か聞いてただけよ。知りたくないの?」
「…ッ。べ、別にンなもん聞いたって!つーか、メシ出来たってよ。食堂に集合で、ついでに今後の計画とお前の話も詳しく聞かせてもらう」
ナギさん(中身はハヤテさん)の監視するような視線に捕らわれながら、私達は食堂へと向かった。
「…何だこの味は」
ハヤテさんの顔のシンさんが皆の沈黙を破るように言う。
「ナギ兄の料理はいつもめちゃくちゃ美味いのに…なんでだ?!コレはどーゆーことだよっ!」
「わからねえ…なぜか調理中に有りえねえ味付けにしたくなるんだ。手が止まらねえ。気付いたら身体が独りでに選択ミスの調味料を加えてる」
ソウシさんになっているナギさんが頭を抱えた。
「うおー!やべえ!ソウシさんの意外な冒険心がそんなトコで悪影響をっ…つーか中身はナギ兄なのにかよ?!」
中身がハヤテさんなナギさんは『ご飯の危機』に焦った顔になった。
確かに今夜のご飯はいつもナギさんが作ってくれるメニューと違って、かなり独創的で個性的な味付けだった。
食べられないことはないけど…
「へえ…徐々に魂の定着がされてるのね」
リュナさんが感心したように言う。
「「「「「魂の定着?!」」」」」
入れ替わった全員が驚いた顔でリュナさんを見る。
「ええ。アタシたちは錬金術師なの。正確にいうと見習いだけどね」
「錬金術師?」
思わず聞き返すと、シンさんになっているソウシさんが説明してくれる。
「科学的な手段を用いて様々な物質を完全なものへ錬成しようとする研究者のことだよ。鉄鋼や鉛、容易に酸化する卑金属を金や銀に変える技術を得ようとしたりね」
「あら。詳しいのね。」
「もしかしてあの男達が言っていた金貨というのは?」
「ボッタクっておいて金払えってしつこいから、ついイタズラ心で手持ちの銅貨を金貨にかえたのよ」
それってお金の偽造ッ?!
「アタシのは出来が良くないからすぐ元の銅貨に戻っちゃってバレるんだけどね。お金に執着する相手から逃げる時間稼ぎにはなるでしょう?」
「なるほどな。金儲けの技術を持っているから狙われる場合もある」
ハヤテさん(中身シンさん)が納得したように呟いた。
「たしかに貴重な金属の生成を生業にしている錬金術師も多いけど、肝心なことが足りないわ。錬金術の終着点は不老不死の達成。人間の肉体や魂も対象とするのよ。だから私達は魂を入れ替える団子を売っていたの」
「うちの最高の料理人の腕を今は振るってやれねえのは残念だが、最高の酒はたんまりある。飲みながら詳しく聞かせてくれ」
船長がリュナさんのグラスにお酒を注いだ。
「い、いえっ…リュナさんが凄くキレイでつい見ちゃってて…ごめんなさい」
女性の名はリュナさんといった。
見とれていたから目が合ってしまい、失礼だったかなと恥ずかしくなって顔を逸らす。
「ふふ、いいのよ。女性はあなた一人のようね。」
「はい。偶然乗ってしまって…それから置いてもらってます」
「で?どの男とデキてるの?」
リュナさんが突然顔を近づけてきた。
「ででデキっ?!」
「アタイもそれ聞いといてやるよ!」
ぬっと間からファジーさんが現れる。
「え?!ファジーさん船に戻ったんじゃ…!」
「アタイとキャラ丸かぶりのセクシーグラマー美女がシリウスに乗るとなっては戻ってる場合じゃないだろ!あ、ロイ様はリカー号で後からついてきてくれてるから心配ないよ」
「は、はぁ…」
「それに常々アタイはシン様とソウシ様。どっちを選ぶか揺れ動いてきたけど、今この船にはシン様外見のソウシ様がいるんだよ!こんな一粒で二度おいしいチャンスはないよ!」
「ひとつぶでにど?!」
「欲を言えばソウシ様外見のシン様も欲しいトコロだけどさ。二人に挟まれたらアタイ速攻天国イケるよ」
ファジーさんは頬を染めながらウットリした表情で言う。
言ってることがわかるようなわからないような…??
「アンタみたいな小娘がいつもシリウスに囲まれてチヤホヤされてるけどさ。結局どうなんだい?!誰が本命なんだよ?!ハッキリおし!」
ファジーさんが鼻の穴を膨らませて詰め寄ってきた。
「誰がって…私は…」
「わかってないみたいね。まだまだお子ちゃまなのかしら。色々教えてあげたいわ」
リュナさんは色っぽく微笑んで私の顎を持ち上げる。
へ?!リュナさんの唇が近づいてくる。
「ちょっ…ま、待ってくださ…」
「ふふ。顔真っ赤にしちゃって可愛い。あの男達が大事にしてるのもわかるわ」
チュッと頬にキスをされる。
「ふぇっ!!」
へ、変な声でた。
ぐいっ
リュナさんの身体がぐいっと後ろに引かれる。
そこに立っていたのはナギさんの姿のハヤテさんだ。
「そいつに変な真似するなら容赦しねーから」
リュナさんを睨みながら言う。
「ごめんなさい。彼女があまりにも可愛いからからかっただけよ。」
「二度と変な真似すんなよ」
「怖い顔しないでちょうだい。誰が彼女の本命か聞いてただけよ。知りたくないの?」
「…ッ。べ、別にンなもん聞いたって!つーか、メシ出来たってよ。食堂に集合で、ついでに今後の計画とお前の話も詳しく聞かせてもらう」
ナギさん(中身はハヤテさん)の監視するような視線に捕らわれながら、私達は食堂へと向かった。
「…何だこの味は」
ハヤテさんの顔のシンさんが皆の沈黙を破るように言う。
「ナギ兄の料理はいつもめちゃくちゃ美味いのに…なんでだ?!コレはどーゆーことだよっ!」
「わからねえ…なぜか調理中に有りえねえ味付けにしたくなるんだ。手が止まらねえ。気付いたら身体が独りでに選択ミスの調味料を加えてる」
ソウシさんになっているナギさんが頭を抱えた。
「うおー!やべえ!ソウシさんの意外な冒険心がそんなトコで悪影響をっ…つーか中身はナギ兄なのにかよ?!」
中身がハヤテさんなナギさんは『ご飯の危機』に焦った顔になった。
確かに今夜のご飯はいつもナギさんが作ってくれるメニューと違って、かなり独創的で個性的な味付けだった。
食べられないことはないけど…
「へえ…徐々に魂の定着がされてるのね」
リュナさんが感心したように言う。
「「「「「魂の定着?!」」」」」
入れ替わった全員が驚いた顔でリュナさんを見る。
「ええ。アタシたちは錬金術師なの。正確にいうと見習いだけどね」
「錬金術師?」
思わず聞き返すと、シンさんになっているソウシさんが説明してくれる。
「科学的な手段を用いて様々な物質を完全なものへ錬成しようとする研究者のことだよ。鉄鋼や鉛、容易に酸化する卑金属を金や銀に変える技術を得ようとしたりね」
「あら。詳しいのね。」
「もしかしてあの男達が言っていた金貨というのは?」
「ボッタクっておいて金払えってしつこいから、ついイタズラ心で手持ちの銅貨を金貨にかえたのよ」
それってお金の偽造ッ?!
「アタシのは出来が良くないからすぐ元の銅貨に戻っちゃってバレるんだけどね。お金に執着する相手から逃げる時間稼ぎにはなるでしょう?」
「なるほどな。金儲けの技術を持っているから狙われる場合もある」
ハヤテさん(中身シンさん)が納得したように呟いた。
「たしかに貴重な金属の生成を生業にしている錬金術師も多いけど、肝心なことが足りないわ。錬金術の終着点は不老不死の達成。人間の肉体や魂も対象とするのよ。だから私達は魂を入れ替える団子を売っていたの」
「うちの最高の料理人の腕を今は振るってやれねえのは残念だが、最高の酒はたんまりある。飲みながら詳しく聞かせてくれ」
船長がリュナさんのグラスにお酒を注いだ。
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