本編【Shinside】
ヒロインの名前を変更できます。デフォルトは●●
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まさか、コイツ。
今、俺を意識してるのか?
「わかったのか。もう一度やってみろ」
耳元で話すと、彼女はくすぐったそうに身をよじった。
首元には昨日シャワールームで俺がつけた印が、白い肌にほのかに咲いている。
それは肌に馴染みつつあるが、なぞればまた直ぐに赤く色づきそうだ。
耳に唇をつけて囁いてやる。
「バカ。舵をとりながら発情してんじゃねーよ」
俺の言葉に●●の顔がみるみる赤くなった。
「し、してません…」
「フン、まあいい。今日はこのくらいにしておいてやる」
俺の許可が出た瞬間、必死だった緊張が解けたのか
「わぁー…きれい…」
●●は目の前の海を見て溜息を漏らした。
夕陽が、海面一杯に黄金色に輝いていた。
「ここからの海の眺めは、舵をとる者だけが見れる特等席だ」
しばらく二人で、海を眺める。
「船に乗った翌日の朝、私を叩きおこしてから朝日を見せてくれましたよね。」
「フン。そんなこともあったな」
「海賊船に乗っちゃって、怯えてた私を励ましてくれようとしたんでしょう?シンさんってホントはすごく優しい人ですよねっ」
「怯えてたも何もお前、初日からグッスリ寝てただろ」
キスしても起きなかったくらいにな。
「うっ…そ、そうでしたっけ?」
「あの時は、やっかいなガキを押し付けられたと思った」
そうだ。
あれだけ虐めてやったのに俺の部屋を選ぶとはおかしいヤツだと思っていたが―
まさかコイツが俺を惚れさせるほどの女だったとはな
「じゃあ、今はっ?今は、どう思ってるんですか?」
「…何回も言わせるんじゃねーよ」
「お願いしますっ!もう一度言ってくださいっ!」
期待に瞳を輝かせながら、俺の言葉を待っている女。
相変わらず、しっぽを振ってる犬みたいだ。
「どうするかな」
俺は唇の端に笑みを湛える。
●●の唇に人差し指をあてると、
柔らかい弾力が指先に触れる。
「待て」
「へ?今のはワンとか言った方が…?」
「三回まわらなくていいからな」
「はぁい!大人しくマテをします!」
「まるで忠犬だ。心底俺の飼い犬になりたいようだな」
「やっかいなガキから飼い犬に昇格できて嬉しいです!」
「馬鹿かお前は」
黄金色を映し出す瞳を息のかかるほど近づけて見つめ合い、同時にクスクスと笑い合う。
今、目の前にある
●●の忠実な心を写した造形のすべてが、
俺のものだと、胸の奥で声をあげる。
なだらかな腰を引き寄せると、寄り添う流線ははじめからそこが定位置だと言わんばかりに、俺の身体に確実に高揚をもたらす。
「マテのあとはごほうびが必要だな」
俺は言葉の代わりに、●●の唇にキスを与える。
「…っ」
押し寄せる波のように緩やかに深くなっていくキスに、舵がギイッと軋む。
陽が落ち、次第に冷たい夜の空気が訪れはじめることも厭わずに―
うつろう時のなかを、
触れてついばみ、また触れ合う。
何度も何度も。
溢れだす想いを、
唇から注ぎ込むように。
今、俺を意識してるのか?
「わかったのか。もう一度やってみろ」
耳元で話すと、彼女はくすぐったそうに身をよじった。
首元には昨日シャワールームで俺がつけた印が、白い肌にほのかに咲いている。
それは肌に馴染みつつあるが、なぞればまた直ぐに赤く色づきそうだ。
耳に唇をつけて囁いてやる。
「バカ。舵をとりながら発情してんじゃねーよ」
俺の言葉に●●の顔がみるみる赤くなった。
「し、してません…」
「フン、まあいい。今日はこのくらいにしておいてやる」
俺の許可が出た瞬間、必死だった緊張が解けたのか
「わぁー…きれい…」
●●は目の前の海を見て溜息を漏らした。
夕陽が、海面一杯に黄金色に輝いていた。
「ここからの海の眺めは、舵をとる者だけが見れる特等席だ」
しばらく二人で、海を眺める。
「船に乗った翌日の朝、私を叩きおこしてから朝日を見せてくれましたよね。」
「フン。そんなこともあったな」
「海賊船に乗っちゃって、怯えてた私を励ましてくれようとしたんでしょう?シンさんってホントはすごく優しい人ですよねっ」
「怯えてたも何もお前、初日からグッスリ寝てただろ」
キスしても起きなかったくらいにな。
「うっ…そ、そうでしたっけ?」
「あの時は、やっかいなガキを押し付けられたと思った」
そうだ。
あれだけ虐めてやったのに俺の部屋を選ぶとはおかしいヤツだと思っていたが―
まさかコイツが俺を惚れさせるほどの女だったとはな
「じゃあ、今はっ?今は、どう思ってるんですか?」
「…何回も言わせるんじゃねーよ」
「お願いしますっ!もう一度言ってくださいっ!」
期待に瞳を輝かせながら、俺の言葉を待っている女。
相変わらず、しっぽを振ってる犬みたいだ。
「どうするかな」
俺は唇の端に笑みを湛える。
●●の唇に人差し指をあてると、
柔らかい弾力が指先に触れる。
「待て」
「へ?今のはワンとか言った方が…?」
「三回まわらなくていいからな」
「はぁい!大人しくマテをします!」
「まるで忠犬だ。心底俺の飼い犬になりたいようだな」
「やっかいなガキから飼い犬に昇格できて嬉しいです!」
「馬鹿かお前は」
黄金色を映し出す瞳を息のかかるほど近づけて見つめ合い、同時にクスクスと笑い合う。
今、目の前にある
●●の忠実な心を写した造形のすべてが、
俺のものだと、胸の奥で声をあげる。
なだらかな腰を引き寄せると、寄り添う流線ははじめからそこが定位置だと言わんばかりに、俺の身体に確実に高揚をもたらす。
「マテのあとはごほうびが必要だな」
俺は言葉の代わりに、●●の唇にキスを与える。
「…っ」
押し寄せる波のように緩やかに深くなっていくキスに、舵がギイッと軋む。
陽が落ち、次第に冷たい夜の空気が訪れはじめることも厭わずに―
うつろう時のなかを、
触れてついばみ、また触れ合う。
何度も何度も。
溢れだす想いを、
唇から注ぎ込むように。