☆シャバーン
→ご存知偉大なマジシャン。元々は魔神ジーニーの力で世界一のマジシャンになっていたが、アシームたちの支えのおかげでジーニーの力を借りることなく、そこそこのマジシャンになることができた。腕前は相変わらず怪しいが、持ち前のトーク力とアドリブスキルで一躍世界一のマジシャンとなった。そんな彼の自慢は、ダンサーにしてアシスタントでもある、妻のラティーファ。

☆ラティーファ
→元国務大臣ハイサムの一人娘。ジャファーによって母を殺され父は身を隠して生きることになり、人生を滅茶苦茶にされた。しかし、愛するシャバーンと結婚し、現在は大好きなダンスも続けつつ幸せな日々を送っている。
　平穏な日々を望んでいる彼女だが、ジャファーの暴政に耐えかねたハイサム復権の動きに巻き込まれることになっていく。

☆アシーム
→ご存知偉大なマジシャンの召使。最近は召使いというより弟子に昇格しつつある。ラティーファのことは姉のように慕い、シャバーンのことは世話の焼ける主人として慕っている。争い事が苦手だが、いざという時は行動力の高い少年。
　事情あって別れた親友ジーニーと、いつか再会することを夢見ている。

☆ベキート
→喋るコブラであり、シャバーンのマジックショーの司会。毒舌で計算高いが、シャバーンたちのことをなんだかんだ気にかけている。実は密かに、クロイツの頭の上に乗っているペロちゃんが気になっているらしい。

☆クリストフ・ゴールデン・クロイツ（クロちゃん）
→ジャファーの一番弟子の黒魔術師。肝心の黒魔術は今一つで、自称の域を出ないのだが、実はとても心優しい人物。頭にヘビのペロちゃんを載せている。本人の愛称はクロちゃん（シャバーン発案）。
　シャバーンの数少ない親友であり、ライバルでもある。過去のフリードの取締をきっかけに親しくなった二人だが、アグラバーにジャファーの影が落ちるに従って、次第に溝が深まっていく。

☆ハディ・フリード
→国王公認のマジシャンであり、詐欺まがいのマジックを行うマジシャンを取り締まる任務を担っている。
　しかしそれは仮の姿であり、真の任務は国王専属の密偵。サルタン王の密命を受けて、現在はハイサム前国務大臣暗殺事件を調査している。
　助手のナウラとレイハーネは、フリードの裏の顔を知らない。

☆ナウラ
→赤の衣装がトレードマークの美しい踊り子。フリードの助手をしている。ラティーファとアシームの親友。

☆レイハーネ
→オレンジの衣装がトレードマークの美しい踊り子。フリードの助手をしているが、時々クロイツの助手もしている。ラティーファとアシームの親友。

☆ジャスミン姫
→国王サルタンの末娘。幼い頃に母を亡くし、姉を母親代わりにして育った。結婚相手を探す必要があるが、法律で王子としか結婚出来ないことを不満に思っている。そして、密かに女王になることを目標としている。ラティーファとは今でも時折文通したり、王宮でお茶をしたりなど交流を続けている。

☆ジャファー
→現国務大臣。軍拡と戦争によってアグラバーの利権を拡大しようとしており、国民を監視することで圧政を強いている。ジーニーの魔法のランプを探しており、元所有者だったシャバーンのこと、そして元国務大臣令嬢ラティーファの命を狙っている。

☆ナルジス姫
→ジャスミンの姉。元々ラティーファとは唯一無二の親友だったが、ハイサム暗殺事件によって疎遠となる。しかし本人はジャファーの悪行など何も知らず、一途に大臣に淡い恋心を抱き続けている。
　幼い頃にジャスミンをかばって足に傷を負い、片脚に麻痺が残っている。

☆アラジン
→幼い頃に両親を亡くした孤児であり、アグラバーの市場に出没するこそ泥の青年。いつか酷い暮らしから抜け出して金持ちになる夢を持っている。

☆ジーニー
→ランプの魔神。かつてはシャバーンに仕えていた。

☆ハイサム前国務大臣
→アグラバーの元国務大臣。夫婦ともに暗殺されたとされているが、実際はハイサム自身は生きており、身を隠していた。現在はシラバード（ジャスミン姫とナルジス姫の母の故郷）に匿われており、ジャファー打倒の機会を狙っている。

☆サルタン王
→ジャスミンとナルジスの父であり、アグラバーの国王。ジャファーを信頼しているが、時折軽視するような発言を述べることがある。同じくらいに信頼している親衛隊長のハキームとフリードに、過去の事件の捜査を密かに命じた。