新しい生活の始まり
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午前のオリエンテーションとかを終えて、昼食の時間になった。
みんなお弁当とか購買で買ったものとかを持ち寄って、まとまっている。私はまだ馴染めてないと思うから、自分の席で食べることにした。
「いただきまーす」
前の学校は給食があったからなんか新鮮だわ
高校生みたい、都会ってすげえ。
ふと横の海堂君を見てみると、……すごかった。 多いこともそうだが、なんというか、豪華だ。 食費すごそう… ファミレスのドリアに換算してしまうところが彼らとの違いなんだろうな。
じーーーーーっと見過ぎたのか、視線が海堂君に伝わってしまった。
「……どうした?」
やっべーーーーーーー
「ごっごめん、私、人のお弁当がすごく気になるタイプだから、」
「てっきり、食べたいやつがあるのかと、」
え、私そんなに乞食みたいに思われてたの?
「ごめん、図々しかったよね?」
私ってば、転校して早々何やってるんだろう。マジで変な人とか思われたりしてない? 変な人なんですけどね、私。
すると、意外なひと言が…
「苗字、これ食うか?」
なんと海堂君は、卵焼きを差し出したのだ。
「え、いいの……?」
コクリと頷く海堂君。
「じゃあ、お言葉に甘えて…」
私のお弁当の蓋に卵焼きを移してもらった。
みるからに、料亭で出てきそうな、上品な卵焼きをおそるおそる口に運ぶ。
「……! 美味しい…」
これ、築地の店のやつですか?みたいな金を払ってでも食べたい味だ。
「店出そうよ…行列できるよ、これ」
「そうか、 母さんにそう伝えておく」
海堂君、ちょっと嬉しそう。優しい人なんだな。
そんなこんなでお弁当の時間も終わり、次の活動の時間になった。
入学式の会場準備らしい。私は、何も分からないなりに椅子並べを手伝った。並べる椅子の多さに圧倒されながらもなんとか作業を終えた。
帰りの会が始まる前、ふと思った。
「あー。部活どうしよっかなー」
「テニス部の見学、来るか?」
今のつぶやき、聞こえてたんだ…
「行ってみる価値はあるかも」
とんだ変な言い方になってしまった。
「じゃあ、練習ある日わかったら、教える。」
「ありがと」
手短に帰りの会が終わり、帰路につく。色々と濃い一日だったな。なんかもっともっと面白くなりそう。これからが楽しみ。
みんなお弁当とか購買で買ったものとかを持ち寄って、まとまっている。私はまだ馴染めてないと思うから、自分の席で食べることにした。
「いただきまーす」
前の学校は給食があったからなんか新鮮だわ
高校生みたい、都会ってすげえ。
ふと横の海堂君を見てみると、……すごかった。 多いこともそうだが、なんというか、豪華だ。 食費すごそう… ファミレスのドリアに換算してしまうところが彼らとの違いなんだろうな。
じーーーーーっと見過ぎたのか、視線が海堂君に伝わってしまった。
「……どうした?」
やっべーーーーーーー
「ごっごめん、私、人のお弁当がすごく気になるタイプだから、」
「てっきり、食べたいやつがあるのかと、」
え、私そんなに乞食みたいに思われてたの?
「ごめん、図々しかったよね?」
私ってば、転校して早々何やってるんだろう。マジで変な人とか思われたりしてない? 変な人なんですけどね、私。
すると、意外なひと言が…
「苗字、これ食うか?」
なんと海堂君は、卵焼きを差し出したのだ。
「え、いいの……?」
コクリと頷く海堂君。
「じゃあ、お言葉に甘えて…」
私のお弁当の蓋に卵焼きを移してもらった。
みるからに、料亭で出てきそうな、上品な卵焼きをおそるおそる口に運ぶ。
「……! 美味しい…」
これ、築地の店のやつですか?みたいな金を払ってでも食べたい味だ。
「店出そうよ…行列できるよ、これ」
「そうか、 母さんにそう伝えておく」
海堂君、ちょっと嬉しそう。優しい人なんだな。
そんなこんなでお弁当の時間も終わり、次の活動の時間になった。
入学式の会場準備らしい。私は、何も分からないなりに椅子並べを手伝った。並べる椅子の多さに圧倒されながらもなんとか作業を終えた。
帰りの会が始まる前、ふと思った。
「あー。部活どうしよっかなー」
「テニス部の見学、来るか?」
今のつぶやき、聞こえてたんだ…
「行ってみる価値はあるかも」
とんだ変な言い方になってしまった。
「じゃあ、練習ある日わかったら、教える。」
「ありがと」
手短に帰りの会が終わり、帰路につく。色々と濃い一日だったな。なんかもっともっと面白くなりそう。これからが楽しみ。