新しい生活の始まり
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教室に入ると、みんなの視線が私に集中した。
なんか、変に力が入ってるけど、一回息を吸いこんだ。
「苗字名無しと言います。よろしくお願いします。」
クラス内に沸いた拍手と共に、「よろしくねー」とか、声が混じっていた。
……よかった……ひとまず安心する。そして、クラス内を見渡してみる。
あの子すげーキラキラしてて可愛いな。あ、私の席あの男子の隣かな? !?す、、、鋭い…多分そういう顔タイプだと思うけど、ちょっとびびってしまった。
「では、苗字さんは、海堂君の隣の席を使ってください。」
へ〜〜この人、海堂君っていうんだ、なんかそれっぽいかも。かっけえな、名前。 なんて思いながら自分の席に行った。
「よろしくお願いします」
と海堂君は挨拶してくれた。
「こちらこそ、よろしくお願いします」
え、めっちゃ礼儀正しいじゃん、てか、顔もカッコいいな。シンプルにモテそう。やっぱり都会ってカッコいい人いっぱいなんだな。なんて思っていると先生が
「先生は今から職員室に行くので、みんなはゆっくりしててください。」
そう言い残し、教室から出ていったので、私へのインタビュータイムが始まった。
「苗字さんの元いた場所ってどんなところなの?」
「雪が沢山降るところだよ。」
「転校してきて感じたことは?」
「人数が多いなって思った。」
「名無しちゃんって呼んでいい?」
「いいよー」
…質問攻めだった。何かやらかして報道陣に取り囲まれている著名人の気持ちと似ているものを感じた。…そんなの知らないけど。
そうこうしているとチャイムが鳴り、休み時間になった。すると、ドアがガラガラッと勢いよく開いて、そこにはチャリが好きそうな男子が立っていた。
「このクラスに転校生来たんだろー?」
「桃城、テメエ何しに来た?」
「転校生に会いに来たに決まってんだろ?」
………まあ、気になるよね。わかるよ。その気持ち。てかこいつ桃城って言うんだ。初めて聞く苗字だな。
桃城君という人がこっちに来た。
「俺、桃城武。よろしくな!」
「あっ私苗字名無しって言います。」
桃城君、多分人気者なんだな。
「マムシも自己紹介しろよ」
「テメエは黙っとけ! ……海堂薫だ」
「薫って、 ……めっちゃいい名前じゃん。」
……あ、しまった。つい本音が出てしまった。
「あっ す、すみません、初対面でタメ口なんて…」
「い、いや、……大丈夫だ。」
おそるおそる海堂君の顔を見た。 りんごみたいに赤い。
「マムシ、顔赤いぞ。でもそうなるのも仕方ねーな、仕方ねーよ」
チャイムが鳴ったので、桃城君は戻って行った。
「なんかごめんなさい。いきなりこんなこと言われても、意味わかんないですよね?」
「…名前、褒めてもらうのが、慣れてないだけだ。 あと、タメ口でもいい…」
「じゃあ、改めてよろしくね。海堂君」
出会って数分にして、海堂君との距離が少しだけ縮まったような気がした。
なんか、変に力が入ってるけど、一回息を吸いこんだ。
「苗字名無しと言います。よろしくお願いします。」
クラス内に沸いた拍手と共に、「よろしくねー」とか、声が混じっていた。
……よかった……ひとまず安心する。そして、クラス内を見渡してみる。
あの子すげーキラキラしてて可愛いな。あ、私の席あの男子の隣かな? !?す、、、鋭い…多分そういう顔タイプだと思うけど、ちょっとびびってしまった。
「では、苗字さんは、海堂君の隣の席を使ってください。」
へ〜〜この人、海堂君っていうんだ、なんかそれっぽいかも。かっけえな、名前。 なんて思いながら自分の席に行った。
「よろしくお願いします」
と海堂君は挨拶してくれた。
「こちらこそ、よろしくお願いします」
え、めっちゃ礼儀正しいじゃん、てか、顔もカッコいいな。シンプルにモテそう。やっぱり都会ってカッコいい人いっぱいなんだな。なんて思っていると先生が
「先生は今から職員室に行くので、みんなはゆっくりしててください。」
そう言い残し、教室から出ていったので、私へのインタビュータイムが始まった。
「苗字さんの元いた場所ってどんなところなの?」
「雪が沢山降るところだよ。」
「転校してきて感じたことは?」
「人数が多いなって思った。」
「名無しちゃんって呼んでいい?」
「いいよー」
…質問攻めだった。何かやらかして報道陣に取り囲まれている著名人の気持ちと似ているものを感じた。…そんなの知らないけど。
そうこうしているとチャイムが鳴り、休み時間になった。すると、ドアがガラガラッと勢いよく開いて、そこにはチャリが好きそうな男子が立っていた。
「このクラスに転校生来たんだろー?」
「桃城、テメエ何しに来た?」
「転校生に会いに来たに決まってんだろ?」
………まあ、気になるよね。わかるよ。その気持ち。てかこいつ桃城って言うんだ。初めて聞く苗字だな。
桃城君という人がこっちに来た。
「俺、桃城武。よろしくな!」
「あっ私苗字名無しって言います。」
桃城君、多分人気者なんだな。
「マムシも自己紹介しろよ」
「テメエは黙っとけ! ……海堂薫だ」
「薫って、 ……めっちゃいい名前じゃん。」
……あ、しまった。つい本音が出てしまった。
「あっ す、すみません、初対面でタメ口なんて…」
「い、いや、……大丈夫だ。」
おそるおそる海堂君の顔を見た。 りんごみたいに赤い。
「マムシ、顔赤いぞ。でもそうなるのも仕方ねーな、仕方ねーよ」
チャイムが鳴ったので、桃城君は戻って行った。
「なんかごめんなさい。いきなりこんなこと言われても、意味わかんないですよね?」
「…名前、褒めてもらうのが、慣れてないだけだ。 あと、タメ口でもいい…」
「じゃあ、改めてよろしくね。海堂君」
出会って数分にして、海堂君との距離が少しだけ縮まったような気がした。