進清十郎夢は同学年同クラスになります。
ときめく夏に(上)
空欄の場合は、南 になります。
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進くんと同クラスで彼に片思い中。
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風鈴の音が心地良い季節になった。夏休みに入り早一週間が過ぎたが、思いのほか課題が山のようにあるのでそれを片付けねばならない。
図書室は空いているので、定期的に学校へ行っては課題をこなしているが、何故だか今日は集中できない。暑さのせい?いや、違う、進くんに会えないからだ。進くんに片思い中の私としては、仮に彼と話せなくても彼を見られたらそれだけで幸せなのに、今は夏休み。きっと彼は今頃、アメフトの練習をしているんだろう。秋大会は目の前だもの。何か楽しみがあれば課題もさくさく進むんだけれどなぁ。そういえば花火大会があるけれど、進くんと行けたらそれを楽しみに頑張れるのに……。
ちょっとだけ休憩しようと自販機へ向かう。
アイスティと緑茶どちらにしようかと悩んでいると、足音が聞こえてきた。早く買わないと、と思いアイスティを購入すると声をかけられた。その声は私が聞きたかった声の持ち主、進くんだった。
「みなみ、図書館で自習か?」
「進くん!そうなの、今はちょっと休憩中。進くんはアメフト部の練習だよね?」
「ああ、職員室に所用があって練習を抜け出してきた」
「そうなんだ。あの、進くん……」
折角進くんに会えたんだもの、進くんと花火見たい、、、断られてもいいから誘ってみてもいいよね?
「どうした?」
「あ、あの、今度花火大会があるでしょう?進くんさえご迷惑でなければ一緒に行きませんか?」
大丈夫かな、私、顔が真っ赤になっているんじゃないかな?どうしよう、やっぱり誘わなきゃよかった、と脳内はネガティブになっている。進くんは珍しく目を丸くしている。こんな顔初めてみたかも!?
「みなみ、俺と一緒でいいのか?」
「し、進くんと一緒がいいの!」
どちらかというと控えめと言われる私だけれど、今回ばかりは発した際に語尾が強くなった。いや、それよりこれって進くんOKしてくれたってことでいいのよね?進くんをみると先ほどと同じく驚いたのだろう、目を丸くしたままだ。
「そうか、ならば一緒に行こう」
そう言ってくれた彼の表情はとても優しかった。この表情を独り占めできたらいいのに。
「本当に?!すごく嬉しい!進くんどうもありがとう!」
子どもみたいに燥いでしまっている私に進くんは呆れているんじゃないかな?と思い彼を見ると、彼の表情は変わらず優しいままだ。
「待ち合わせなどは後日決めるとしよう、そろそろ職員室へいかなければならないからな」
「あ、そうだよね、ごめんなさい、時間とらせてしまって」
「いや、問題ない。そして謝る必要もないぞ」
そう言った進くんの表情は変わらず優しい、この空気が心地良い。
「明日も練習あるんだよね?私も図書館に行くからまた明日ね!」
そう言って彼と別れた。
これって夢?進くんの優しい表情は見ることができたし、花火大会に一緒に行けるし……なんて幸せなんだろう。花火大会のことで課題が手につかない、なんてことにならないように気を引き締めないと!図書室へ戻って課題をこなしつつも、ときどきぼんやりしてしまったのは言うまでもない。
図書室は空いているので、定期的に学校へ行っては課題をこなしているが、何故だか今日は集中できない。暑さのせい?いや、違う、進くんに会えないからだ。進くんに片思い中の私としては、仮に彼と話せなくても彼を見られたらそれだけで幸せなのに、今は夏休み。きっと彼は今頃、アメフトの練習をしているんだろう。秋大会は目の前だもの。何か楽しみがあれば課題もさくさく進むんだけれどなぁ。そういえば花火大会があるけれど、進くんと行けたらそれを楽しみに頑張れるのに……。
ちょっとだけ休憩しようと自販機へ向かう。
アイスティと緑茶どちらにしようかと悩んでいると、足音が聞こえてきた。早く買わないと、と思いアイスティを購入すると声をかけられた。その声は私が聞きたかった声の持ち主、進くんだった。
「みなみ、図書館で自習か?」
「進くん!そうなの、今はちょっと休憩中。進くんはアメフト部の練習だよね?」
「ああ、職員室に所用があって練習を抜け出してきた」
「そうなんだ。あの、進くん……」
折角進くんに会えたんだもの、進くんと花火見たい、、、断られてもいいから誘ってみてもいいよね?
「どうした?」
「あ、あの、今度花火大会があるでしょう?進くんさえご迷惑でなければ一緒に行きませんか?」
大丈夫かな、私、顔が真っ赤になっているんじゃないかな?どうしよう、やっぱり誘わなきゃよかった、と脳内はネガティブになっている。進くんは珍しく目を丸くしている。こんな顔初めてみたかも!?
「みなみ、俺と一緒でいいのか?」
「し、進くんと一緒がいいの!」
どちらかというと控えめと言われる私だけれど、今回ばかりは発した際に語尾が強くなった。いや、それよりこれって進くんOKしてくれたってことでいいのよね?進くんをみると先ほどと同じく驚いたのだろう、目を丸くしたままだ。
「そうか、ならば一緒に行こう」
そう言ってくれた彼の表情はとても優しかった。この表情を独り占めできたらいいのに。
「本当に?!すごく嬉しい!進くんどうもありがとう!」
子どもみたいに燥いでしまっている私に進くんは呆れているんじゃないかな?と思い彼を見ると、彼の表情は変わらず優しいままだ。
「待ち合わせなどは後日決めるとしよう、そろそろ職員室へいかなければならないからな」
「あ、そうだよね、ごめんなさい、時間とらせてしまって」
「いや、問題ない。そして謝る必要もないぞ」
そう言った進くんの表情は変わらず優しい、この空気が心地良い。
「明日も練習あるんだよね?私も図書館に行くからまた明日ね!」
そう言って彼と別れた。
これって夢?進くんの優しい表情は見ることができたし、花火大会に一緒に行けるし……なんて幸せなんだろう。花火大会のことで課題が手につかない、なんてことにならないように気を引き締めないと!図書室へ戻って課題をこなしつつも、ときどきぼんやりしてしまったのは言うまでもない。
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