進清十郎夢は同学年同クラスになります。
HELLO, MY KNIGHT♡
空欄の場合はひより、になります。
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「清十郎さん、おかえりなさい!」
到着ロビーで清十郎さんを待つこと1時間。やっと大好きな彼の姿が目に入った。あまりの嬉しさに少しだけ声が大きくなってしまったのは言うまでもない。
私に気が付いた清十郎さんは目を細めて優しく微笑んでいる。
寡黙と言われるけれど、実は表情豊かで会話も弾むのよね。これを言うと桜庭君は決まって「ひよりちゃん限定だよ~」なんて言うけれど、そうなのかな? それじゃあ、私だけの特権ってこと? それはそれで嬉しいのが本音。
「ただいま、ひより」
久しぶりに聞いた大好きな清十郎さんの声。この声を聞くととても安心できるんだよね…と思った矢先、彼にギュっと抱きしめられた。
「ねえ、ここ日本だよ? 周りの人達が見ているよ? 」
私は恥ずかしくなって俯いてしまうのに、進君はそんな素振りはまったくみせない。
「誰も俺たちのことを見ていない。半年ぶりに会えたんだからひよりを抱きしめるのは当然だろう」
そう言うと、私を抱きしめる彼の腕に一層力が入った。気のせい…ではないよね、米国留学してからの清十郎さんって以前と比べて愛情表現を沢山するようになったもの。アメリカナイズって言葉が浮かんだけれど、清十郎さんもそうなったのかな? 私はどんな彼でも大好きだから全く問題ないけれどね。
空港を後にして私たちは清十郎さんの実家へ向かった。今夜は彼のお家で夕食を食べることになっているのだ。清十郎さんが私をご両親に紹介してくれてからというもの定期的に進家にお邪魔している。彼が留学中もお母様からお茶のお誘いをいただいたり、一緒にお菓子を焼いたり…何かとお世話になっている私。今日は清十郎さんの久々の帰国だからお母様と美味しいものを沢山用意したのよね。食事に厳しい彼だけれど今夜くらいはいいでしょう?
「清十郎、ひよりちゃん、おかえりなさい」
玄関のドアを開けて家に入るとお母様が出迎えてくれた。久々の息子の顔を見るなりお母様は穏やかに微笑んだ。そして私のことも「おかえりなさい」と受け入れてくれることがたまらなく嬉しい。
「帰りました、母さん」
清十郎さんも久しぶりにお母様と会えて嬉しそうに見える。靴を揃えてダイニングテーブルへ行くと、お父様がワインボトルを手にしていた。
「清十郎、おかえり。これを一緒に飲もうと思って用意したんだ」
どうやら貴腐ワインらしいけれど、清十郎さんってお酒そんなに強くないよね?ちょっと心配……。
皆で楽しく食事をしながら清十郎さんの米国生活の話を聞く。勉強が大変なのはもちろんだけれど、アメフトの練習もあるのだから清十郎さんの体が心配になってくる。もし私が彼と同じ大学に留学していたら、微力ながらサポートができたかも…と考えてしまう。そんな私の表情を見た清十郎さんは、私の懸念に気づいたようでそっと私の手に触れながら話始めた。
「俺はアメフトの全米王者決定戦で優勝するための努力は惜しまない。健康管理には気を付けているし、ひよりからの連絡が何より励みになっている。だから俺はこうしてアメフトを続けながら勉学にも励める。ひより、いつもありがとう」
清十郎さんの優しい表情にキュンとしてしまう。ご両親が目の前にいるというのに私…今すぐ清十郎さんに抱き着きたい! って思っちゃった。だって、カッコよすぎるんだもの…
「あらまぁ、ひよりちゃんのお顔が真っ赤。清十郎、ひよりちゃんが大好きなのは分かるけれど困らせちゃダメよ?」
お母様の言葉で更に真っ赤になってしまう私。清十郎さんはいつからこんなに甘いセリフを言うようになったんだろう。本当、会うたびにカッコよさがアップデートされている…。
食事の片づけも終わり、清十郎さんに呼ばれて彼の部屋へ向かった。清十郎さんはワインに酔ったようでほんのり頬が赤くなっている。やっぱり酔ったのかも…。
「ねえ、少し横になったほうがいいんじゃない?」
「問題ない。それより…」
私は突然抱き寄せられ、気が付けば彼の広い胸に包まれていた。酔っているせいなのか、体温が高い気がする。大丈夫なのかと心配していると、
「ひより不足だから暫くこのままでいさせてくれ」
そう言うと私を抱き寄せたままベッドに横になった。ドキドキしている私に気づいた清十郎さんは、薄く微笑みながら指先で私の唇に触れた。その仕草がすごく色っぽくて清十郎さんに捕らえられてしまう。私も清十郎さんと同じように、指先で彼の唇に触れる。でも、指先だけでは足りなくて…
「清十郎さん、キス…してくれないの?」
「まったく、ひよりのその表情がどれだけ俺を煽っていることか…。するに決まっているだろう」
清十郎さんは私の顎をクイッと持ち上げて優しいキスをした。大好きな彼との甘い口づけに酔いしれていると、それは急に情熱的なものに変わった。普段の穏やかな清十郎さんからは想像できない口づけ。やはりワインによるものなのだろうか。ちょっと強引な清十郎さんもたまらなく好き。
「ひより、帰る場所に愛しい恋人が待っていることは幸せだな。もう暫くこの幸せに浸りたい。だから…まだ帰さない、いいだろう? 」
甘い声で懇願されたらノーとは言えない。勿論、ノーと言うわけもない。もう少し清十郎さんとの贅沢な時間を共有したく、返事の代わりに私は彼にギュっと抱きついた。
到着ロビーで清十郎さんを待つこと1時間。やっと大好きな彼の姿が目に入った。あまりの嬉しさに少しだけ声が大きくなってしまったのは言うまでもない。
私に気が付いた清十郎さんは目を細めて優しく微笑んでいる。
寡黙と言われるけれど、実は表情豊かで会話も弾むのよね。これを言うと桜庭君は決まって「ひよりちゃん限定だよ~」なんて言うけれど、そうなのかな? それじゃあ、私だけの特権ってこと? それはそれで嬉しいのが本音。
「ただいま、ひより」
久しぶりに聞いた大好きな清十郎さんの声。この声を聞くととても安心できるんだよね…と思った矢先、彼にギュっと抱きしめられた。
「ねえ、ここ日本だよ? 周りの人達が見ているよ? 」
私は恥ずかしくなって俯いてしまうのに、進君はそんな素振りはまったくみせない。
「誰も俺たちのことを見ていない。半年ぶりに会えたんだからひよりを抱きしめるのは当然だろう」
そう言うと、私を抱きしめる彼の腕に一層力が入った。気のせい…ではないよね、米国留学してからの清十郎さんって以前と比べて愛情表現を沢山するようになったもの。アメリカナイズって言葉が浮かんだけれど、清十郎さんもそうなったのかな? 私はどんな彼でも大好きだから全く問題ないけれどね。
空港を後にして私たちは清十郎さんの実家へ向かった。今夜は彼のお家で夕食を食べることになっているのだ。清十郎さんが私をご両親に紹介してくれてからというもの定期的に進家にお邪魔している。彼が留学中もお母様からお茶のお誘いをいただいたり、一緒にお菓子を焼いたり…何かとお世話になっている私。今日は清十郎さんの久々の帰国だからお母様と美味しいものを沢山用意したのよね。食事に厳しい彼だけれど今夜くらいはいいでしょう?
「清十郎、ひよりちゃん、おかえりなさい」
玄関のドアを開けて家に入るとお母様が出迎えてくれた。久々の息子の顔を見るなりお母様は穏やかに微笑んだ。そして私のことも「おかえりなさい」と受け入れてくれることがたまらなく嬉しい。
「帰りました、母さん」
清十郎さんも久しぶりにお母様と会えて嬉しそうに見える。靴を揃えてダイニングテーブルへ行くと、お父様がワインボトルを手にしていた。
「清十郎、おかえり。これを一緒に飲もうと思って用意したんだ」
どうやら貴腐ワインらしいけれど、清十郎さんってお酒そんなに強くないよね?ちょっと心配……。
皆で楽しく食事をしながら清十郎さんの米国生活の話を聞く。勉強が大変なのはもちろんだけれど、アメフトの練習もあるのだから清十郎さんの体が心配になってくる。もし私が彼と同じ大学に留学していたら、微力ながらサポートができたかも…と考えてしまう。そんな私の表情を見た清十郎さんは、私の懸念に気づいたようでそっと私の手に触れながら話始めた。
「俺はアメフトの全米王者決定戦で優勝するための努力は惜しまない。健康管理には気を付けているし、ひよりからの連絡が何より励みになっている。だから俺はこうしてアメフトを続けながら勉学にも励める。ひより、いつもありがとう」
清十郎さんの優しい表情にキュンとしてしまう。ご両親が目の前にいるというのに私…今すぐ清十郎さんに抱き着きたい! って思っちゃった。だって、カッコよすぎるんだもの…
「あらまぁ、ひよりちゃんのお顔が真っ赤。清十郎、ひよりちゃんが大好きなのは分かるけれど困らせちゃダメよ?」
お母様の言葉で更に真っ赤になってしまう私。清十郎さんはいつからこんなに甘いセリフを言うようになったんだろう。本当、会うたびにカッコよさがアップデートされている…。
食事の片づけも終わり、清十郎さんに呼ばれて彼の部屋へ向かった。清十郎さんはワインに酔ったようでほんのり頬が赤くなっている。やっぱり酔ったのかも…。
「ねえ、少し横になったほうがいいんじゃない?」
「問題ない。それより…」
私は突然抱き寄せられ、気が付けば彼の広い胸に包まれていた。酔っているせいなのか、体温が高い気がする。大丈夫なのかと心配していると、
「ひより不足だから暫くこのままでいさせてくれ」
そう言うと私を抱き寄せたままベッドに横になった。ドキドキしている私に気づいた清十郎さんは、薄く微笑みながら指先で私の唇に触れた。その仕草がすごく色っぽくて清十郎さんに捕らえられてしまう。私も清十郎さんと同じように、指先で彼の唇に触れる。でも、指先だけでは足りなくて…
「清十郎さん、キス…してくれないの?」
「まったく、ひよりのその表情がどれだけ俺を煽っていることか…。するに決まっているだろう」
清十郎さんは私の顎をクイッと持ち上げて優しいキスをした。大好きな彼との甘い口づけに酔いしれていると、それは急に情熱的なものに変わった。普段の穏やかな清十郎さんからは想像できない口づけ。やはりワインによるものなのだろうか。ちょっと強引な清十郎さんもたまらなく好き。
「ひより、帰る場所に愛しい恋人が待っていることは幸せだな。もう暫くこの幸せに浸りたい。だから…まだ帰さない、いいだろう? 」
甘い声で懇願されたらノーとは言えない。勿論、ノーと言うわけもない。もう少し清十郎さんとの贅沢な時間を共有したく、返事の代わりに私は彼にギュっと抱きついた。
1/1ページ