進清十郎夢は同学年同クラスになります。
HELLO, SWEETIE♥【上】
空欄の場合は、南ひより になります。
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進君、主人公共に王城大の学生。
進君はアメフト留学のため1年間アメリカの大学に通っています。
進君はアメフト留学のため1年間アメリカの大学に通っています。
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日本からシカゴ・オヘア国際空港までの飛行時間は約12時間。シカゴと言えばアメリカで3番目に大きな都市であり、素敵な建築物が多いことで有名だ。このシカゴにある大学に進君がアメフト留学して半年が過ぎた。高校2年の時からお付き合いが始まって、今に至るわけだけれど、彼がいなくて寂しいと毎日感じる。声を聞きたいけれど時差もあるし、何より進君が多忙な生活を送っているので彼の迷惑にはなりたくない。
進君からエアメールが届いたのは1か月半前のこと。達筆な彼からの手紙には、『感謝祭休暇の間はアメフトの練習が休みになるので、アメリカに来ないか?』と書かれていた。それから急いで旅行の準備をして、大好きな彼のいるアメリカへ飛び立ったのだ。
シカゴの空港へ到着し、預けたスーツケースをガラガラと引きながら待ち合わせ場所へ向かうが、人の多さによろけそうになる。
「ひより!」
電話越しではない、彼の優しい声が私を優しく包み込む。そして気が付けば、私は彼の逞しい腕の中にすっぽりと閉じ込められた。
「進君、会いたかった……」
アメフトで鍛えられた筋肉質の背中に私も腕を回した。半年ぶりの彼のぬくもりが心地よくて、暫く離れたくない。
「俺もひよりに会いたかった。ひより、長旅だったから疲れただろう?今日は早めに休んだほうがいい」
進君だって普段から疲れているのに、こうして大事にしてもらっている私は本当に幸せ者だ。彼と手を繋ぎながら空港を後にした。
進君が住んでいるアパートは大学の近くにあった。初めの数か月は、現地の家庭生活を体験したくてホームステイをしていたそうだ。その家族とはその後も定期的に会っていて、関係はとても良好という。今回、その家族の皆さんが『清十郎の彼女も一緒に食事をしよう』と誘ってくれたというから驚きだ。進君はいいとして、私までお邪魔していいのかと少々不安になる。
進君が夕食を作るというので、二人でキッチンに立った。進君に、「疲れているんだからゆっくりしてくれ」と気遣ってもらったけれど、半年ぶりの再会だもの、彼の傍から離れたくない。
進君が作るお夕食はどれも絶品で、なかでも色とりどりの野菜を煮たものはシンプルながらも美味だった。これはホームステイ先のママが教えてくれた家庭の味らしい。お料理上手という彼女に会えるのが楽しみになってきた。
「進くん、お風呂ありがとうございました」
進君が私の大好きな薔薇のバスソルトを入れてくれたので、長時間のフライトの疲れが見事吹き飛んだ。
「進君のシャンプー良い香りだね、私、この香り好き」
あ、今の私って進君と同じ香りを纏っているんだ、と思うと、くすぐったい気分になる。一人幸せな気分に浸っていると、彼はじっと私を見て甘い声で囁いた。
「ひより、俺のことを名前で呼ぶのは、まだ慣れないのか?そろそろ慣れて欲しいんだが」
私の髪に指を絡ませるその仕草は、彼の色気をより際立たせる。
「……清十郎さん」
小声で彼の名を呼ぶと、嬉しそうな表情の進君がギュッと抱き寄せてくれた。名前で呼ぶことに抵抗があるわけではないけれど、つい癖で『進君』と呼んでしまう。それに、名前を呼ぶことに照れてしまう自分がいるけれど、これを機に『清十郎さん』と呼ぶことに決めた。
清十郎さんに案内された寝室に入ると、綺麗な写真立てが目に入った。そこに写っているのは私だけれど、この写真いつ撮ったんだろう?首をかしげていると、清十郎さんがカフェインレスの紅茶を私に手渡して静かに微笑んだ。
「この写真は、桜庭に頼んで撮ってもらったものだ。すまない、ひより、気を悪くしたか?」
ばつが悪そうな彼が可愛く見えてしまうんだもの、重症だ。
「いいえ。清十郎さんが私を好きなんだなぁって感じられて幸せ。それに私だって清十郎さんの写真を飾っているもの」
満足そうな表情の清十郎さんは私を抱きしめて、髪にキスを落とした。彼と一緒に過ごせる貴重な数日はまだ始まったばかりだ。
進君からエアメールが届いたのは1か月半前のこと。達筆な彼からの手紙には、『感謝祭休暇の間はアメフトの練習が休みになるので、アメリカに来ないか?』と書かれていた。それから急いで旅行の準備をして、大好きな彼のいるアメリカへ飛び立ったのだ。
シカゴの空港へ到着し、預けたスーツケースをガラガラと引きながら待ち合わせ場所へ向かうが、人の多さによろけそうになる。
「ひより!」
電話越しではない、彼の優しい声が私を優しく包み込む。そして気が付けば、私は彼の逞しい腕の中にすっぽりと閉じ込められた。
「進君、会いたかった……」
アメフトで鍛えられた筋肉質の背中に私も腕を回した。半年ぶりの彼のぬくもりが心地よくて、暫く離れたくない。
「俺もひよりに会いたかった。ひより、長旅だったから疲れただろう?今日は早めに休んだほうがいい」
進君だって普段から疲れているのに、こうして大事にしてもらっている私は本当に幸せ者だ。彼と手を繋ぎながら空港を後にした。
進君が住んでいるアパートは大学の近くにあった。初めの数か月は、現地の家庭生活を体験したくてホームステイをしていたそうだ。その家族とはその後も定期的に会っていて、関係はとても良好という。今回、その家族の皆さんが『清十郎の彼女も一緒に食事をしよう』と誘ってくれたというから驚きだ。進君はいいとして、私までお邪魔していいのかと少々不安になる。
進君が夕食を作るというので、二人でキッチンに立った。進君に、「疲れているんだからゆっくりしてくれ」と気遣ってもらったけれど、半年ぶりの再会だもの、彼の傍から離れたくない。
進君が作るお夕食はどれも絶品で、なかでも色とりどりの野菜を煮たものはシンプルながらも美味だった。これはホームステイ先のママが教えてくれた家庭の味らしい。お料理上手という彼女に会えるのが楽しみになってきた。
「進くん、お風呂ありがとうございました」
進君が私の大好きな薔薇のバスソルトを入れてくれたので、長時間のフライトの疲れが見事吹き飛んだ。
「進君のシャンプー良い香りだね、私、この香り好き」
あ、今の私って進君と同じ香りを纏っているんだ、と思うと、くすぐったい気分になる。一人幸せな気分に浸っていると、彼はじっと私を見て甘い声で囁いた。
「ひより、俺のことを名前で呼ぶのは、まだ慣れないのか?そろそろ慣れて欲しいんだが」
私の髪に指を絡ませるその仕草は、彼の色気をより際立たせる。
「……清十郎さん」
小声で彼の名を呼ぶと、嬉しそうな表情の進君がギュッと抱き寄せてくれた。名前で呼ぶことに抵抗があるわけではないけれど、つい癖で『進君』と呼んでしまう。それに、名前を呼ぶことに照れてしまう自分がいるけれど、これを機に『清十郎さん』と呼ぶことに決めた。
清十郎さんに案内された寝室に入ると、綺麗な写真立てが目に入った。そこに写っているのは私だけれど、この写真いつ撮ったんだろう?首をかしげていると、清十郎さんがカフェインレスの紅茶を私に手渡して静かに微笑んだ。
「この写真は、桜庭に頼んで撮ってもらったものだ。すまない、ひより、気を悪くしたか?」
ばつが悪そうな彼が可愛く見えてしまうんだもの、重症だ。
「いいえ。清十郎さんが私を好きなんだなぁって感じられて幸せ。それに私だって清十郎さんの写真を飾っているもの」
満足そうな表情の清十郎さんは私を抱きしめて、髪にキスを落とした。彼と一緒に過ごせる貴重な数日はまだ始まったばかりだ。
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