白いハプニング
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「お待たせ〜行こうか」
シャルナークの声にみんなゾロゾロと外へ出ていく。
「シャル、キー」
「はい」
クロロは扉から出る時に車の鍵をシャルナークから受け取った。
「ミユ〜移動するよ〜」
シャルナークの声にミユはゲーム画面から顔を上げることなく歩いて出ていく。
「器用だね〜」
感心したようにシャルナークは呟くとミユの後ろからついていった。
外へ出ると黒のUSVが停まっていた。
エンジンはかかっており運転席にはクロロが座っていた。
後部座席の一番後ろにはフェイタンとフィンクスが座り二列目には先にマチが座っていた。
ミユはそのままマチの隣へ座った。
「運転しようか?」
シャルナークは助手席へ座りながらクロロへ問いかけた。
「いや、運転したい気分なんだ。オレがするよ」
「了解。じゃ、途中で代るよ」
「ああ」
クロロはバックミラーを少し動かすと後ろに座る全員をミラーに映した。
微かに微笑むと車を発進させた。
ちょうど昼時の街はどこも混み合っていた。
「腹減ったな」
フィンクスは信号待ちの車内から幹線道路沿いにずらりと並ぶ飲食チェーンの看板を眺めながら呟いた。
「そうだね、もうお昼だもんね。どっか入る?」
「時間もったいなくない?」
シャルナークの提案にマチが答える。
「そうだよね。じゃあ、ハンバーガーでも買う?」
少し先に見えるハンバーガーチェーンの看板を指差しながらシャルナークが言った。
「ハンバーガーいいな!」
「それじゃあモバイルオーダーにしちゃおう。決まった人から教えて」
フィンクスの同意でハンバーガー店へ寄ることに決まり、シャルナークの言葉にマチとフィンクスはスマホを操作し始めた。
「団長どうする?」
そう言いながらシャルナークはスマホをクロロへ差し出した。
「ダブルチーズバーガーとホットコーヒーを頼む」
「OK。サイドメニュー何か食べる?」
「いや、いい」
クロロは画面を見ることなく伝えた。
「んーオレはビッグマックのセットにしようかな」
飲み物のメロンソーダを選んだところでフィンクスの声が飛んでくる。
「シャル、オレは炙り醤油風たまごベーコン肉厚ビーフのセットにてりやきとフィレオフィッシュ単品で!あとナゲット15ピースにポテトとコーラで」
そして隣のフェイタンに話しかける。
「フェイ、お前いつもの?」
フィンクスの問いかけにフェイタンは頷いた。
「フェイはチキンフィレオのセットでポテトとアイスコーヒーだって」
「りょーかーい」
シャルナークは次々と商品を選んでいく。
「マチは?」
「えびフィレオのセットにポテトとカフェラテで」
シャルナークに伝えた後マチも隣のミユに問いかけた。
「あんたどうすんの?」
『んー』
「いつものでいいの?」
『んー』
マチの問いかけにミユは空返事を繰り返した。
「ベーコンレタスバーガーセットにナゲットとオレンジで」
「了解。あ、アップルパイ頼んじゃお〜」
シャルナークは最後にアップルパイを選ぶと決済を済ませた。
注文を終えた頃クロロはウィンカーを出しドライブスルーの列へと車を滑り込ませた。
昼時とあって数台の車が並んでいる。
少しの待ち時間のあと順番が来たクロロは窓を下ろした。
『ご注文をどうぞ』
「DT966」
マイク越しの言葉に注文番号を伝えるとクロロは受け取り口へと車を進めた。
商品を差し出した若い店員は一瞬クロロの顔を見て目を見開き息を飲んだ。
「あ……どうぞ」
「どうも」
どこかぎこちない声の店員へクロロは愛想よく袋を受け取りそのまま助手席へ差し出した。
「こちらお、お熱い飲み物ですので…お気をつけください」
明らかに緊張している店員は少しどもりながらホットコーヒーの入った袋を渡した。
「ありがとう〜」
クロロの横からシャルナークはとびきりの笑顔を店員へ向けた。
「………ッ」
口元を押さえて固まっている店員を横目にクロロは車を発進させた。
「あまり揶揄うな」
「赤くなっちゃって、かわいかったね」
クスクス笑いながらシャルナークはハンバーガーを後ろへ回した。
