第1夜~第7夜
ところ変わって、鬼殺隊に入隊して間もない少年は鬼が現れているとの噂から【浅草】に行くよう指示を受け、煌びやかな街へ足を踏み入れた。
だが、夜であるはずなのに街全体が明るく、自分の生まれ故郷との違いに驚いている少年は頭痛がしたため、路地へ避難する。そこで一息ついたところで微かに香った鬼の匂い――憎き敵である【鬼舞辻無惨】のもの――に敏感に反応し、匂いの元へ急ぐ。
匂いの元に辿り着くと、少年は一人の青年の肩を掴み、腰に刺さった刀を握ろうとしたところで少女の声が聞こえ、ピタリと動きを止めた。
そんな中、少女と傍らに立つ女性は青年の傍らで声をかける。その親しい様子を見て少年は戦慄を覚え、言葉も出ない。まさか、鬼の頭領が人間の振りをしているとは思わなかったためだ。だが、そんな少年の目の前で鬼舞辻は近くを歩く一人の男性の首を傷付け、鬼化させた。
鬼化した人は連れの女性に襲い掛かるところで――。
「ゲンガー!あの男の人に【あやしいひかり】」
「ゲェン!!」
辺り一面に響く何かの指示。そして、闇に紛れるような紫紺色の何かが身体をすり抜けるようにして通り過ぎていくとそのまま鬼化した男の人の目の前に立つと怪しい光を宿した紅色の目をカッと見開き何か術のようなものをかける。
すると、鬼化した人は崩れ落ちるように倒れたが、身体はビクビク痙攣するように動いている。
「よくやった!ゲンガー!!」
「ゲン!」
紫紺の何かに近づく少年は、声をかけ撫でるとその何かは嬉しそうにその場に上下に揺れて浮いている。
そして、少年は傍らで蹲る女性に近づき、傷ついた箇所に掌を近づけると淡い青い光を発する。すると光が女性の肩を覆い、傷がみるみるうちに治っていく。
光が収まると、少年はにこりと微笑んだ。
「大丈夫ですか?痛みとかありませんか?」
「え」
少年に声をかけられた女性は呆然とした様子で、こくりと頷く。女性の無事に安堵した様子で、今度は男性へ目を向けたが――
「・・・ピィカ」
「ゲンッゲンゲン」
一鳴き。
どこからか鳴き声がしたかと思うと、紫紺色の何かは慌てたように少年の前に立ち首を振る。
先ほどの鳴き声と目の前のゲンガーと呼ばれたものを前に眉を下げていると、くらりとよろめく少年をゲンガーは慌てて抱き留めたところで、ゲンガーは何かを感じ取り、顔を上げた先に先ほどまで痙攣していた男性がゆっくりと近づいてきていた。
どうやら、ゲンガーのあやしいひかりの効果が消えかかっているようで、少年に狙いを定めている様子だった。
そんな中、炭治郎は首にかけている布を持ち、駆け出すと鬼化した男性の口に布を入れたところで、鬼舞辻が家族を連れその場を離れる後ろ姿に大声で怒鳴る。
鬼舞辻がいなくなった頃、警察官が駆け付けたが正気をなくした様子の人や、紫紺色の何かとその腕に抱えられた少年に一瞬目を見張り、まずは炭治郎と鬼化した人を引き離そうとする警官と少年を抱えたゲンガーに近づく警官に分かれた。
ゲンガーは大切な主人を守るため、浮いていた所から飛び上がり、人々から離れるように飛び立っていく。その様子を呆然と見送る警官と炭治郎たちはひと悶着した。
そこへ、鬼の珠代の惑血で幻を見せている間に炭治郎たちは移動した。
一方、鬼舞辻は家族と別れ、ゲンガーと呼ばれた謎の生き物を従えた少年に興味を惹かれたが、今は、鬼殺隊の制服を着た炭治郎への怒りでどうにかなってしまいそうだった。
鬼たちに炭治郎抹殺の指示を出すと闇に紛れて消えて行った―――。
【あとがき】
今のメンバーも好きだけど・・・どうしよう。サトシは絶対、鬼の首とれない。というかそれはさせませんが・・・
なにかそれに代わるものないかな~。聖なる光とか・・・
宇随あたりはゲッコウガ出したいなぁ。忍者だし。
どこかのタイミングで今のポケメンバー以外(ポケモンのみ)も鬼滅世界に入れたい。何を入れようかしら。
だが、夜であるはずなのに街全体が明るく、自分の生まれ故郷との違いに驚いている少年は頭痛がしたため、路地へ避難する。そこで一息ついたところで微かに香った鬼の匂い――憎き敵である【鬼舞辻無惨】のもの――に敏感に反応し、匂いの元へ急ぐ。
匂いの元に辿り着くと、少年は一人の青年の肩を掴み、腰に刺さった刀を握ろうとしたところで少女の声が聞こえ、ピタリと動きを止めた。
そんな中、少女と傍らに立つ女性は青年の傍らで声をかける。その親しい様子を見て少年は戦慄を覚え、言葉も出ない。まさか、鬼の頭領が人間の振りをしているとは思わなかったためだ。だが、そんな少年の目の前で鬼舞辻は近くを歩く一人の男性の首を傷付け、鬼化させた。
鬼化した人は連れの女性に襲い掛かるところで――。
「ゲンガー!あの男の人に【あやしいひかり】」
「ゲェン!!」
辺り一面に響く何かの指示。そして、闇に紛れるような紫紺色の何かが身体をすり抜けるようにして通り過ぎていくとそのまま鬼化した男の人の目の前に立つと怪しい光を宿した紅色の目をカッと見開き何か術のようなものをかける。
すると、鬼化した人は崩れ落ちるように倒れたが、身体はビクビク痙攣するように動いている。
「よくやった!ゲンガー!!」
「ゲン!」
紫紺の何かに近づく少年は、声をかけ撫でるとその何かは嬉しそうにその場に上下に揺れて浮いている。
そして、少年は傍らで蹲る女性に近づき、傷ついた箇所に掌を近づけると淡い青い光を発する。すると光が女性の肩を覆い、傷がみるみるうちに治っていく。
光が収まると、少年はにこりと微笑んだ。
「大丈夫ですか?痛みとかありませんか?」
「え」
少年に声をかけられた女性は呆然とした様子で、こくりと頷く。女性の無事に安堵した様子で、今度は男性へ目を向けたが――
「・・・ピィカ」
「ゲンッゲンゲン」
一鳴き。
どこからか鳴き声がしたかと思うと、紫紺色の何かは慌てたように少年の前に立ち首を振る。
先ほどの鳴き声と目の前のゲンガーと呼ばれたものを前に眉を下げていると、くらりとよろめく少年をゲンガーは慌てて抱き留めたところで、ゲンガーは何かを感じ取り、顔を上げた先に先ほどまで痙攣していた男性がゆっくりと近づいてきていた。
どうやら、ゲンガーのあやしいひかりの効果が消えかかっているようで、少年に狙いを定めている様子だった。
そんな中、炭治郎は首にかけている布を持ち、駆け出すと鬼化した男性の口に布を入れたところで、鬼舞辻が家族を連れその場を離れる後ろ姿に大声で怒鳴る。
鬼舞辻がいなくなった頃、警察官が駆け付けたが正気をなくした様子の人や、紫紺色の何かとその腕に抱えられた少年に一瞬目を見張り、まずは炭治郎と鬼化した人を引き離そうとする警官と少年を抱えたゲンガーに近づく警官に分かれた。
ゲンガーは大切な主人を守るため、浮いていた所から飛び上がり、人々から離れるように飛び立っていく。その様子を呆然と見送る警官と炭治郎たちはひと悶着した。
そこへ、鬼の珠代の惑血で幻を見せている間に炭治郎たちは移動した。
一方、鬼舞辻は家族と別れ、ゲンガーと呼ばれた謎の生き物を従えた少年に興味を惹かれたが、今は、鬼殺隊の制服を着た炭治郎への怒りでどうにかなってしまいそうだった。
鬼たちに炭治郎抹殺の指示を出すと闇に紛れて消えて行った―――。
【あとがき】
今のメンバーも好きだけど・・・どうしよう。サトシは絶対、鬼の首とれない。というかそれはさせませんが・・・
なにかそれに代わるものないかな~。聖なる光とか・・・
宇随あたりはゲッコウガ出したいなぁ。忍者だし。
どこかのタイミングで今のポケメンバー以外(ポケモンのみ)も鬼滅世界に入れたい。何を入れようかしら。