番外編
●番外編2のユリーカがいない場合のお話し●
サトシは拳をプルプルと震わせ、羞恥に顔を真っ赤に染めている。
その様子を近くにいたしのぶが気づき、サトシに声をかける。
「サトシ君、どうかされましたか?」
「うむ!真っ赤だな!!」
「大丈夫ですか?」
煉獄兄弟としのぶ、それぞれがサトシを心配し声をかけるが、プルプル震えているだけで返事がない。そのため三人はサトシの顔を覗こうと屈み込んだ所で――
「それは難しいと思うロトよ」
ロトム図鑑は自分に縋り付く善逸に爆弾を投下するため、更に言葉を投げかける。
「何がかなぁ!?」
「だって、この写真に写ってるのはそこにいる【サトシ】ロト」
ロトム図鑑が写真に写った少女の事を言った瞬間、部屋の中の音が消えた。時間も止まったかのようだ。
そして――
「~~~~っ」
爆弾を投下されたサトシは羞恥に顔を真っ赤に染めたばかりか涙を浮かべ、キッとロトム図鑑を睨みつけ言葉を発する。
「ロトム図鑑のばかぁ!!その画像は消すように言ったじゃないか!!」
「それはもったいないロト!それに――」
「それに、何だよ」
「ククイ博士とバーネット博士にも見せてあるロト♪」
「はぁ!?」
まさかのカミングアウトにサトシは開いた口が塞がらない。そればかりか――
「それに、この写真以外にもサトシコレクションはあるロト♪」
弾む声で告げた内容にサトシは嫌な予感しかしない。
「前にカントーへ修学旅行に行ったときに、もらったロト♪」
ロトム図鑑はご機嫌な様子で、更にサトシの黒歴史をこの場にいる人達に見せていく。
「まず初めに、サトシが初めて女装することになった【金髪が似合うサト子】ロトね♪」
パッと表示されたのは、先ほどまでのジョーイ姿のサト子ではなく、リオルに見せていた金髪ロングのピンクのリボンをつけ、オレンジ色のワンピースを身に付け、恥ずかしそうに赤面し俯き加減の【サト子】の姿だ。
「その次はドレスがよく似合う【サトミ】ロト♪」
次に表示された画像は、緑色の身体を持つメスポケモン、ツタージャを抱き締めた濃いピンクの髪に両側に黄色いリボンを付け、水色の生地に薄いピンクのリボンがふんだんに使われたドレスを身に纏ったお嬢様然とした【サトミ】の姿。
「この2枚をもらったロト♪」
「ロトム~~!!」
悪びれずにジョーイ姿ばかりでなく、他の2枚までも画面に表示したものだから、この場にいた人達にばっちり見られサトシは羞恥心からに更に顔を真っ赤に染めた。
一方、サトシ以外の人たちの様子はというと――
善逸はジョーイ姿のサト子に天使だなんだと騒いでいたが、他の2枚の印象が違うそれぞれの美少女姿の写真を前に、目の前に立つサトシが素だと理解はしているが、画像で見る少女はどこからどう見ても女の子にしか見えない。
かああと顔が真っ赤に染まっていき、サトシの手を握り真剣な顔で告白しようとしていた。
だが、それよりもいち早く気づいたモノがいた。ピカチュウだ。
善逸が告白する前に、10万ボルトが炸裂し、プスプスと黒煙が立ち上った。
また、炭治郎は――
ロトム図鑑に写った少女がサトシだと知り、なぜこんなことになったんだと素朴な疑問が浮かぶが、それぞれの美少女姿に顔が赤くなるのは止められない。
しのぶはというとーー
手で口元を隠し、それぞれの姿に可愛らしいですねと微笑んでいた。が、内心では今後、着せかえ人形の如く女の子の服を着せてみようと思っていたりする。
サトシとしては、一番しのぶに見られてはいけなかったのかもしれない。
煉獄兄弟はというとーー
兄の杏寿郎はほんのりと頬を朱に染め、それぞれの姿がかわいいと思っている。
そして、率直過ぎるきらいのある煉獄はハキハキとした声で「とても似合っているぞ」と答えていた。
無意識な近い状態で言葉が出ていた模様。
また、弟の千寿郎はというとーー
こちらもまた、眉を下げた状態で顔を真っ赤に染め可愛らしいとポツリと溢していた。
次のページは、番外編2のユリーカがいた場合のお話し
サトシは拳をプルプルと震わせ、羞恥に顔を真っ赤に染めている。
その様子を近くにいたしのぶが気づき、サトシに声をかける。
「サトシ君、どうかされましたか?」
「うむ!真っ赤だな!!」
「大丈夫ですか?」
煉獄兄弟としのぶ、それぞれがサトシを心配し声をかけるが、プルプル震えているだけで返事がない。そのため三人はサトシの顔を覗こうと屈み込んだ所で――
「それは難しいと思うロトよ」
ロトム図鑑は自分に縋り付く善逸に爆弾を投下するため、更に言葉を投げかける。
「何がかなぁ!?」
「だって、この写真に写ってるのはそこにいる【サトシ】ロト」
ロトム図鑑が写真に写った少女の事を言った瞬間、部屋の中の音が消えた。時間も止まったかのようだ。
そして――
「~~~~っ」
爆弾を投下されたサトシは羞恥に顔を真っ赤に染めたばかりか涙を浮かべ、キッとロトム図鑑を睨みつけ言葉を発する。
「ロトム図鑑のばかぁ!!その画像は消すように言ったじゃないか!!」
「それはもったいないロト!それに――」
「それに、何だよ」
「ククイ博士とバーネット博士にも見せてあるロト♪」
「はぁ!?」
まさかのカミングアウトにサトシは開いた口が塞がらない。そればかりか――
「それに、この写真以外にもサトシコレクションはあるロト♪」
弾む声で告げた内容にサトシは嫌な予感しかしない。
「前にカントーへ修学旅行に行ったときに、もらったロト♪」
ロトム図鑑はご機嫌な様子で、更にサトシの黒歴史をこの場にいる人達に見せていく。
「まず初めに、サトシが初めて女装することになった【金髪が似合うサト子】ロトね♪」
パッと表示されたのは、先ほどまでのジョーイ姿のサト子ではなく、リオルに見せていた金髪ロングのピンクのリボンをつけ、オレンジ色のワンピースを身に付け、恥ずかしそうに赤面し俯き加減の【サト子】の姿だ。
「その次はドレスがよく似合う【サトミ】ロト♪」
次に表示された画像は、緑色の身体を持つメスポケモン、ツタージャを抱き締めた濃いピンクの髪に両側に黄色いリボンを付け、水色の生地に薄いピンクのリボンがふんだんに使われたドレスを身に纏ったお嬢様然とした【サトミ】の姿。
「この2枚をもらったロト♪」
「ロトム~~!!」
悪びれずにジョーイ姿ばかりでなく、他の2枚までも画面に表示したものだから、この場にいた人達にばっちり見られサトシは羞恥心からに更に顔を真っ赤に染めた。
一方、サトシ以外の人たちの様子はというと――
善逸はジョーイ姿のサト子に天使だなんだと騒いでいたが、他の2枚の印象が違うそれぞれの美少女姿の写真を前に、目の前に立つサトシが素だと理解はしているが、画像で見る少女はどこからどう見ても女の子にしか見えない。
かああと顔が真っ赤に染まっていき、サトシの手を握り真剣な顔で告白しようとしていた。
だが、それよりもいち早く気づいたモノがいた。ピカチュウだ。
善逸が告白する前に、10万ボルトが炸裂し、プスプスと黒煙が立ち上った。
また、炭治郎は――
ロトム図鑑に写った少女がサトシだと知り、なぜこんなことになったんだと素朴な疑問が浮かぶが、それぞれの美少女姿に顔が赤くなるのは止められない。
しのぶはというとーー
手で口元を隠し、それぞれの姿に可愛らしいですねと微笑んでいた。が、内心では今後、着せかえ人形の如く女の子の服を着せてみようと思っていたりする。
サトシとしては、一番しのぶに見られてはいけなかったのかもしれない。
煉獄兄弟はというとーー
兄の杏寿郎はほんのりと頬を朱に染め、それぞれの姿がかわいいと思っている。
そして、率直過ぎるきらいのある煉獄はハキハキとした声で「とても似合っているぞ」と答えていた。
無意識な近い状態で言葉が出ていた模様。
また、弟の千寿郎はというとーー
こちらもまた、眉を下げた状態で顔を真っ赤に染め可愛らしいとポツリと溢していた。
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