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小ネタ等々

お嬢様と海賊(OPのエース夢)

2017/11/08 21:09

天気は良好。
準備は万端。
いざ、出陣。

「今日こそ成功させてみせるんだから…!」

そう意気込んで、窓の縁に脚をかける。そして、準備してあったロープを伝って下まで降りる。何をしているかお分かりだろうか。私の目的はただ一つ、脱走である。

「ん…?」

だだっ広い庭をコソコソ歩いていると、嗅ぎ馴れない匂いがした。これは潮の匂いだろうか。だが、この屋敷の近くに海はないはずだ。おかしく思い、匂いを辿っていく。

「え…」

ガーデニングの裏に居たのは、半裸の男の人だった。普通なら警察を呼ぶところだが、どうにも様子がおかしい。なぜなら、びしょ濡れのままぐったりとして倒れていたからだ。
これは緊急事態に違いない。私は慌てて駆け寄った。

「ちょっ、お兄さん!!大丈夫!?」

背中を叩いたりしてみると、小さく「うっ…」と唸った。とりあえず息はあるらしい。外傷もないようで、少しホッとする。

「お嬢様!!貴女という方はまた脱走を企てるなんて…!!」

「あ!斎藤!!
そんなことより医者を呼んで!!」

私の子供の頃からの世話係である斎藤は、もう私が脱走しにことに気付いたらしい。が、今はそれよりこの人をなんとかしないといけない。

「そんなこと、ってッ…だ、誰ですかその人は!?」

「知らないわよ!!いいから早く!!」

「わ、わかりましたッ…!!」

そこからはドタバタだった。庭師に客用の部屋へ運んでもらい、使用人達に着替えさせてもらい、斎藤が呼んでくれた医者に診てもらった。二、三日安静にしていれば大丈夫とのことだ。

彼が寝ているベッドの横に座り、やっと一段落つく。まだ眉間にシワが寄っている彼の顔を眺めながらボーッとしていると、いろんな疑問が湧いていった。

「…目が覚めたら、まずは名前教えてもらおっと」

彼の存在が、私の生活に刺激を与えてくれる。そんな期待に胸踊らせながら、大好きなチョコレートドリンクを一口飲んだ。



っていう逆トリのワンピ夢を何年も昔に考えてたけどエースが死んだ辛さでやめた。

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