【N】にのへ。
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電車を降りると、そこは田んぼや畑がたくさんあって、緑が鮮やかな場所だった。
『わあ~…電車でちょっと遠出するだけでこんなに気持ちのいいところがあったんだね~』
「…そうだね。」
相変わらずにのはむすっとしてる。
せっかくの合宿だし、楽しくしたいのに…。
『にの?ごめんね。』
「…別にランカが謝ることしてないじゃん。俺こそごめん。」
『ううん、行こ!』
「うん。」
そしてキャンプ地について、各々部屋に荷物を置く。
『じゃあ、またあとでね!』
「はーい。」
けだるそうに自分に割り振られた部屋にすたすた歩いていくにの。
ちっちゃくなっていく後姿を見ていると、サクラちゃんが走ってきた。
「ランカ~!あとで遊ぼうね!」
『ふふ、勉強は?笑』
「え~?後だよ後!!じゃまた!!」
『うん、また!』
にのを追いかけるように去っていく。
…いいなあ。にのと同じ部屋。
でも、友達として、応援しなきゃ。
私の気持ちは伝えたいけど、だからって友達の恋を阻止していいわけじゃない。
そう自分で気持ちを落ち着かせる。
「ランカ?部屋こっちだよ!」
『あ、相葉ちゃん。…あれ、他の子たちは?』
電車で囲まれていた女の子たちがいなくなっている。
「なかなかランカたちのとこ帰れなくて嫌だったから逃げてきちゃった!」
『でも、その子たちも部屋一緒だよね?笑』
「げ!!そうだった!!また捕まるの~!?」
嘘だろ~ってうなだれてる相葉ちゃん。
でもすぐパッと顔を上げて私を見る。
「でもランカがいるからいっか!」
『ええ?私助けてあげらんないよ?笑』
「いいのいいの!とりあえず荷物置きにいこっか!」
そういうと相葉ちゃんは私の荷物もすっと持ってくれた。
こういうところがモテるんだね…。
部屋につくと、すでに女の子たちが荷解きをしていた。
「あ、相葉くん!どこに行ったのかと思った~」
「ええっと…」
ちらっと私を見る相葉ちゃん。
こ、こまったな…私、相葉ちゃんとにのとランカちゃんくらいしか話したことないから…
どう反応していいか分からない…。
「…桜庭、ランカちゃんだっけ?」
『は、はい…』
女の子の1人が私の名前を部屋割りの表を見ながら確認する。
どうしよう…
中学のときに一回だけ、にのと相葉ちゃんとばかりいたから、クラスの子に妬まれて軽いいじめを受けたことがある。
大学ではそんなことのないように関わりを少なくしてきたのに…。
「相葉くんとか二宮くんと仲いいよね?」
『…あ、はい…。その、幼馴染で…』
足が震えそうになる。
「いや、ずっと可愛いなって思ってたんだよ~!」
「うんうん、やっぱ可愛い~初めて話すよね!?」
『え?え?』
予想外の反応に戸惑う。
いつもならここで馴れ馴れしいとか言われちゃってたのに…。
「話したいとは思ってたんだけど、みんなの雰囲気良すぎてなかなか行けなかったんだよね~」
「わかる!特に二宮くんね笑」
『にの?』
「そう!二宮くんが完全にランカちゃんをカバーしてる感じ!」
…言ってることがあんまりわからない…。
困って相葉ちゃんを見ると相葉ちゃんも強くうなずいてる。
「俺もそんな感じしてた!」
「だよね!」
すっかり意気投合した相葉ちゃんと女の子たち。
…なんだか置いてかれちゃった?
そんな話をしてる間に、同部屋の男の子たちも入ってきた。
「あれ、俺ら相葉と同じ部屋なの?」
「なんだよ部屋割り見てないのかよ~」
「うーわ最悪、うるさくて寝れねえじゃん。」
「はあ!?俺だって夜は静かだわ!!」
「ほら、もううるせえ笑」
男子特有の楽しそうな雰囲気。
男女ともに人気な相葉ちゃん。
つくづく、私は相葉ちゃんの友達で誇りに思う。
その男の子の中の一人と目が合った。
「あ、同部屋?」
『ですね、よろしくお願いします…。』
「なんで敬語なの?同い年でしょ?笑」
『あ、すいませ…じゃなくて、ごめん…?』
「はは、可愛い。」
か、かわいい…
男の子に言われたの、初めてかも…。
にのも相葉ちゃんもそういうこと言うタイプじゃないし、なんか、新鮮?
「あ~!だめだめ、ランカ口説くの禁止!」
「なになに?!相葉くんランカちゃんのこと好きなの!?」
「好きだよ!」
『ふふ、私も好きだよ。』
「キャー!!」
なんて、冗談も言えるようになっちゃった。
冗談っていうか、好きなのは好きだけど。
「まあ、親友の好きだけどね!」
『ね~!』
「なあんだ~も~」
そんな些細なきっかけから、同部屋の子たちとなぜかコイバナが始まった。
『わあ~…電車でちょっと遠出するだけでこんなに気持ちのいいところがあったんだね~』
「…そうだね。」
相変わらずにのはむすっとしてる。
せっかくの合宿だし、楽しくしたいのに…。
『にの?ごめんね。』
「…別にランカが謝ることしてないじゃん。俺こそごめん。」
『ううん、行こ!』
「うん。」
そしてキャンプ地について、各々部屋に荷物を置く。
『じゃあ、またあとでね!』
「はーい。」
けだるそうに自分に割り振られた部屋にすたすた歩いていくにの。
ちっちゃくなっていく後姿を見ていると、サクラちゃんが走ってきた。
「ランカ~!あとで遊ぼうね!」
『ふふ、勉強は?笑』
「え~?後だよ後!!じゃまた!!」
『うん、また!』
にのを追いかけるように去っていく。
…いいなあ。にのと同じ部屋。
でも、友達として、応援しなきゃ。
私の気持ちは伝えたいけど、だからって友達の恋を阻止していいわけじゃない。
そう自分で気持ちを落ち着かせる。
「ランカ?部屋こっちだよ!」
『あ、相葉ちゃん。…あれ、他の子たちは?』
電車で囲まれていた女の子たちがいなくなっている。
「なかなかランカたちのとこ帰れなくて嫌だったから逃げてきちゃった!」
『でも、その子たちも部屋一緒だよね?笑』
「げ!!そうだった!!また捕まるの~!?」
嘘だろ~ってうなだれてる相葉ちゃん。
でもすぐパッと顔を上げて私を見る。
「でもランカがいるからいっか!」
『ええ?私助けてあげらんないよ?笑』
「いいのいいの!とりあえず荷物置きにいこっか!」
そういうと相葉ちゃんは私の荷物もすっと持ってくれた。
こういうところがモテるんだね…。
部屋につくと、すでに女の子たちが荷解きをしていた。
「あ、相葉くん!どこに行ったのかと思った~」
「ええっと…」
ちらっと私を見る相葉ちゃん。
こ、こまったな…私、相葉ちゃんとにのとランカちゃんくらいしか話したことないから…
どう反応していいか分からない…。
「…桜庭、ランカちゃんだっけ?」
『は、はい…』
女の子の1人が私の名前を部屋割りの表を見ながら確認する。
どうしよう…
中学のときに一回だけ、にのと相葉ちゃんとばかりいたから、クラスの子に妬まれて軽いいじめを受けたことがある。
大学ではそんなことのないように関わりを少なくしてきたのに…。
「相葉くんとか二宮くんと仲いいよね?」
『…あ、はい…。その、幼馴染で…』
足が震えそうになる。
「いや、ずっと可愛いなって思ってたんだよ~!」
「うんうん、やっぱ可愛い~初めて話すよね!?」
『え?え?』
予想外の反応に戸惑う。
いつもならここで馴れ馴れしいとか言われちゃってたのに…。
「話したいとは思ってたんだけど、みんなの雰囲気良すぎてなかなか行けなかったんだよね~」
「わかる!特に二宮くんね笑」
『にの?』
「そう!二宮くんが完全にランカちゃんをカバーしてる感じ!」
…言ってることがあんまりわからない…。
困って相葉ちゃんを見ると相葉ちゃんも強くうなずいてる。
「俺もそんな感じしてた!」
「だよね!」
すっかり意気投合した相葉ちゃんと女の子たち。
…なんだか置いてかれちゃった?
そんな話をしてる間に、同部屋の男の子たちも入ってきた。
「あれ、俺ら相葉と同じ部屋なの?」
「なんだよ部屋割り見てないのかよ~」
「うーわ最悪、うるさくて寝れねえじゃん。」
「はあ!?俺だって夜は静かだわ!!」
「ほら、もううるせえ笑」
男子特有の楽しそうな雰囲気。
男女ともに人気な相葉ちゃん。
つくづく、私は相葉ちゃんの友達で誇りに思う。
その男の子の中の一人と目が合った。
「あ、同部屋?」
『ですね、よろしくお願いします…。』
「なんで敬語なの?同い年でしょ?笑」
『あ、すいませ…じゃなくて、ごめん…?』
「はは、可愛い。」
か、かわいい…
男の子に言われたの、初めてかも…。
にのも相葉ちゃんもそういうこと言うタイプじゃないし、なんか、新鮮?
「あ~!だめだめ、ランカ口説くの禁止!」
「なになに?!相葉くんランカちゃんのこと好きなの!?」
「好きだよ!」
『ふふ、私も好きだよ。』
「キャー!!」
なんて、冗談も言えるようになっちゃった。
冗談っていうか、好きなのは好きだけど。
「まあ、親友の好きだけどね!」
『ね~!』
「なあんだ~も~」
そんな些細なきっかけから、同部屋の子たちとなぜかコイバナが始まった。