【N】にのへ。
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「…とういうことで、今回の講義はここまで~。」
長い講義が終わって、みんなが一息つく。
「やっばい、まだ今日いくつか受けなきゃなのにもう眠い!」
「わたしもぉ~…」
「朝あんなに猛ダッシュするからでしょ。」
「うえ~…」
すでに集中力切れの二人に容赦ないにの。
『あれ、相葉ちゃん全然ノートとってないじゃん!』
「うう、頭に入んなくてさ~…」
隣の相葉くんのノートは、今日の講義の表題しか書かれていなかった。
「ノートって内容書かなきゃ意味ないんだよ相葉くん、知ってる?」
「知ってるわ!」
「頭に入らないからノートとるんだよ相葉、知ってる?」
「知ってるわ!ってかサクラに言われたくねえ!」
2人に総攻撃される相葉ちゃんがなんだかおかしくって、でも少し可哀想だったから、私は自分のノートを貸してあげた。
『これ、よかったら写していいよ?』
「ええ!!いいの!?」
目を輝かせる相葉ちゃんに、またあきれ顔のにのがいた。
「まじで甘やかせすぎだって。」
『だって、困ってるし…』
「そんなんだから相葉くんが馬鹿になっちゃうの。」
「誰が馬鹿だ。」
はあ、と大きなため息をつくにのに苦笑いする。
にのはにのなりに相葉ちゃんのこと考えてあげてるんだなって
変に嬉しくなる。
「…何笑ってんの?」
『ふふ、ううん、なんでもないっ』
きっと、私のにのに対するフィルターって、強くかかってるんだと思う。
「あ、ねえねえサクラ!」
「ん~?」
同じ講義を受けていた子がサクラちゃんに話しかけている。
友人関係に広いサクラちゃんは、友達がたくさんいる。
…私とは、大違い。
「もうすぐ夏じゃん、夏休みじゃん!みんなで勉強合宿しようってなってるんだけど、一緒に来ない!?」
「え!行きたい!」
勉強合宿かあ…おもしろそう。
でも、私が行ってもな…。
「っていうかみんなで行こうよ!」
『…え?』
サクラちゃんは唐突に私たちに向けて言った。
「いいの!?俺も行きたーい!」
「…俺はパス。」
相変わらず正反対の反応をする相葉ちゃんとにの。
「なんでよ~二宮も行こうよ~」
サクラちゃんがにのの腕を引っ張る。
…なんか、モヤモヤしちゃうな。
多分、嫉妬…なんだろうけど。
こんなことで、サクラちゃんにそういう感情を持ってしまう自分が少し嫌になっちゃう。
「ね!ランカちゃんも行くよね!?」
『あ…私は…』
行きたい…
けど、にのが行かないならなあ…
「ランカ~行こ???」
『相葉ちゃん…』
相葉ちゃんの元気な犬が急にクーンって泣くような目…
反則、だなあ。
『うん…行きたい。』
「よっしゃあああ!決まり!」
ガッツポーズをする相葉ちゃん。
「え!相葉くんも来てくれるの!?やばいやばい!」
誘ってくれた女の子は急にテンションが上がってる。
やっぱ、相葉ちゃんってモテるんだ…。
背も高くてスタイルも良くて、でも元気で優しくて。
かっこいいもんね。
…まあ、相葉ちゃんのインパクトが大きくて、私の影は薄いけど。
「ほら、ランカちゃんもくるってよ二宮!」
「…だからなに?」
『…。』
サクラちゃんがそうにのに言っても、にのは全然乗り気じゃない。
…むしろ、もっと機嫌悪くなっちゃった?
もしかして…
サクラちゃんと2人で参加したかったのに…とか…
だとしたら、悪い事しちゃったな。
『にの…?』
「なに?」
『私、行くのやめようか?』
私はにのに小さな声で聞いた。
そうすると、にのも小さな声で、
「…そうしてくれると嬉しいけど?」
…だよね。そうだよね。
少し、っていうかかなりショックだけど、しょうがない。
悲しい表情を見せないように振る舞う。
『…うん、わかった、じゃあ私断って…』
「でも行きたいんでしょ?」
『にのが嫌なら私は…』
「いいよ、俺も行く。」
私にそう告げると、にのはサクラちゃんにも参加の旨を伝えに行った。
「まじ!二宮もくるって!!」
「キャー!!二宮くんと相葉くん2人も!?みんなに伝えてくる!」
伝言ゲームのように合宿に参加する女子たちに二人も参加することが伝えられていく。
『…本当に良かったの?』
「俺の勝手でランカが行きたいのに行けないのは無しでしょ。」
『そっか…気使わせちゃってごめんね。』
「別に、そんなんじゃないよ。」
にのはそう言ってくれたけど、本当に申し訳なくて。
それから、前期の講義は無事習得し(相葉ちゃんとサクラちゃんはギリギリだったけど)夏休みに入った。
長い講義が終わって、みんなが一息つく。
「やっばい、まだ今日いくつか受けなきゃなのにもう眠い!」
「わたしもぉ~…」
「朝あんなに猛ダッシュするからでしょ。」
「うえ~…」
すでに集中力切れの二人に容赦ないにの。
『あれ、相葉ちゃん全然ノートとってないじゃん!』
「うう、頭に入んなくてさ~…」
隣の相葉くんのノートは、今日の講義の表題しか書かれていなかった。
「ノートって内容書かなきゃ意味ないんだよ相葉くん、知ってる?」
「知ってるわ!」
「頭に入らないからノートとるんだよ相葉、知ってる?」
「知ってるわ!ってかサクラに言われたくねえ!」
2人に総攻撃される相葉ちゃんがなんだかおかしくって、でも少し可哀想だったから、私は自分のノートを貸してあげた。
『これ、よかったら写していいよ?』
「ええ!!いいの!?」
目を輝かせる相葉ちゃんに、またあきれ顔のにのがいた。
「まじで甘やかせすぎだって。」
『だって、困ってるし…』
「そんなんだから相葉くんが馬鹿になっちゃうの。」
「誰が馬鹿だ。」
はあ、と大きなため息をつくにのに苦笑いする。
にのはにのなりに相葉ちゃんのこと考えてあげてるんだなって
変に嬉しくなる。
「…何笑ってんの?」
『ふふ、ううん、なんでもないっ』
きっと、私のにのに対するフィルターって、強くかかってるんだと思う。
「あ、ねえねえサクラ!」
「ん~?」
同じ講義を受けていた子がサクラちゃんに話しかけている。
友人関係に広いサクラちゃんは、友達がたくさんいる。
…私とは、大違い。
「もうすぐ夏じゃん、夏休みじゃん!みんなで勉強合宿しようってなってるんだけど、一緒に来ない!?」
「え!行きたい!」
勉強合宿かあ…おもしろそう。
でも、私が行ってもな…。
「っていうかみんなで行こうよ!」
『…え?』
サクラちゃんは唐突に私たちに向けて言った。
「いいの!?俺も行きたーい!」
「…俺はパス。」
相変わらず正反対の反応をする相葉ちゃんとにの。
「なんでよ~二宮も行こうよ~」
サクラちゃんがにのの腕を引っ張る。
…なんか、モヤモヤしちゃうな。
多分、嫉妬…なんだろうけど。
こんなことで、サクラちゃんにそういう感情を持ってしまう自分が少し嫌になっちゃう。
「ね!ランカちゃんも行くよね!?」
『あ…私は…』
行きたい…
けど、にのが行かないならなあ…
「ランカ~行こ???」
『相葉ちゃん…』
相葉ちゃんの元気な犬が急にクーンって泣くような目…
反則、だなあ。
『うん…行きたい。』
「よっしゃあああ!決まり!」
ガッツポーズをする相葉ちゃん。
「え!相葉くんも来てくれるの!?やばいやばい!」
誘ってくれた女の子は急にテンションが上がってる。
やっぱ、相葉ちゃんってモテるんだ…。
背も高くてスタイルも良くて、でも元気で優しくて。
かっこいいもんね。
…まあ、相葉ちゃんのインパクトが大きくて、私の影は薄いけど。
「ほら、ランカちゃんもくるってよ二宮!」
「…だからなに?」
『…。』
サクラちゃんがそうにのに言っても、にのは全然乗り気じゃない。
…むしろ、もっと機嫌悪くなっちゃった?
もしかして…
サクラちゃんと2人で参加したかったのに…とか…
だとしたら、悪い事しちゃったな。
『にの…?』
「なに?」
『私、行くのやめようか?』
私はにのに小さな声で聞いた。
そうすると、にのも小さな声で、
「…そうしてくれると嬉しいけど?」
…だよね。そうだよね。
少し、っていうかかなりショックだけど、しょうがない。
悲しい表情を見せないように振る舞う。
『…うん、わかった、じゃあ私断って…』
「でも行きたいんでしょ?」
『にのが嫌なら私は…』
「いいよ、俺も行く。」
私にそう告げると、にのはサクラちゃんにも参加の旨を伝えに行った。
「まじ!二宮もくるって!!」
「キャー!!二宮くんと相葉くん2人も!?みんなに伝えてくる!」
伝言ゲームのように合宿に参加する女子たちに二人も参加することが伝えられていく。
『…本当に良かったの?』
「俺の勝手でランカが行きたいのに行けないのは無しでしょ。」
『そっか…気使わせちゃってごめんね。』
「別に、そんなんじゃないよ。」
にのはそう言ってくれたけど、本当に申し訳なくて。
それから、前期の講義は無事習得し(相葉ちゃんとサクラちゃんはギリギリだったけど)夏休みに入った。