【N】にのへ。
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「ん。」
にのは先にテラスの椅子に座り、私も座るように促す。
私は促されるままにのの隣に座った。
『嘘ってどういうこと?』
「…そういうことだよ。」
『…え、わかんないよ。』
にのは、はあ、と軽くため息をついて、こう言った。
「また、私なんて、みたいな顔してたでしょ。」
『…。』
ばれてた。
なんのことかと思ったら…
「そういう顔すんのやめなよ。」
『…ごめん、でも…』
「でもじゃないの。相葉くんだって馬鹿じゃないんだから、気にするでしょ。」
…そっか。
私は自分の感情ばかり気にしていたけど…
さっきの場面だって、相葉ちゃんが私を楽しませようとしてくれてたのに、私だけ落ち込んで。
顔に出ちゃってたら、相葉ちゃんだって気にしちゃうよね…。
『…そうだよね、私ったら本当に…』
「まーたそんな顔する。」
にのは私のほっぺたをムニっとつかむ。
『んん~…』
「ランカはそういう顔するとブスになるからやめなさい。」
『ひょんなこといわないへよ~…』
ほっぺたをつままれていて上手くしゃべれない私を見て
にのも小さく笑う。
『…ふへへ、なにわりゃってふの~!』
「え?なんて?笑」
つられて私も笑っていた。
また、こうやってにのに救われるんだ。
にのは凄い。
私だけじゃなくて、ちゃんと周りの人のことも気にかけてる。
「ほら~買ってきたよ~…って!何2人で遊んでんの?!」
『あ、あいばひゃんあひがと~』
「あざーっす。」
「にのはなんでずっとランカのほっぺつまんでるの!?」
私とにのに飲み物を渡して相葉ちゃんもにのの隣に座り込む。
「にのレポートは!?」
「ああ、終わってますよ。」
「なんで!?」
『なんでっていうのもおかしくない?笑』
相葉ちゃんは自分がレポート終わってなかったみたいで、
にのも仲間だって思ってたみたい。
ふふ、にのがレポート終わってないわけないんだから。
「じゃ、ランカいこっか。」
『は~い。』
「ねえ!なんで俺のは手伝ってくれないの!?」
私とにのが先に席を立って歩き出すと、相葉ちゃんはワンちゃんみたいにあとをついてくる。
とっても可愛いけど…
私は、前を歩くこの小さなワンちゃんを見てしまう。
ずっと、このまま、3人で笑っていたいな。
私たちはそのまま習得科目の講義を受けに行く。
ほぼ同じ科目をとっている私たちはいつも一緒。
「ランカちゃん!おはよ!!」
『サクラちゃん、おはよう!』
サクラちゃんは高校からの同級生。
この子も、数少ない私と仲良くしてくれる友達。
元気で、明るくて、優しくて…
相葉ちゃんが女の子になったような、そんな子。
「サクラは相変わらずうるさいな~。」
「相葉には言われたくないし!」
「どっちもうるさいんだけど。」
『そんなこと言わないの。』
サクラちゃんは高校の時、違うクラスだった。
私が病気のせいで体育を欠席したとき、サクラちゃんも欠席していた。
「…ねえねえ、あなたも仮病?」
初対面で話しかけられた内容がこれだった。
最初は、なんだか嫌な子って思った。
『…違い、ます…。』
「そうなんだ、ごめんね?」
『いえ…。』
けど、すぐ謝ってくれて。
「っていうか、なんで敬語なの?同級生だよね?」
『はい…あ、うん。』
「それでよーし!私はね、仮病で休んじゃった。」
『…どうして仮病なんて?』
参加したくてもできない私からしたら、疑問でしかなかった。
…ないものねだりってことは、わかってるんだけど…。
できない私はやらいたいって思うのが普通で、
できるサクラちゃんはやりたくないって思うのもおかしくなんてないんだから。
「ん~っとね、たまにはゆっくり見たいなって。」
『…見る?』
「うん、好きな人をね。」
『へえ…可愛いね。』
「えっへへ、そう?」
理由を聞いたとき、この子は悪い子じゃなそうって、直感的に思った。
元気だけど、ちょっと乙女…みたいな。
自然とサクラちゃんが目で追ってる人を見ると。
『…え。』
にの…だった。
男子はサッカーをしていて、みんな動き回っていたから正確にはわからないけど…
にのを見てるような気がした。
「ん?どうしたの?」
『あ…ううん、なんでもない。』
「ねえ~二宮、今日お昼おごってくれんでしょ?」
「はあ?なんでよ。」
「この前ゲームで勝負したでしょ!忘れたとは言わせないから!」
「あ~…忘れてたから時効。なし。」
「時効って3日前でしょうが!」
そんなことを思い出しながら、目の前で行われる二人の会話をぼーっと見つめる。
いいなあ。
にのは先にテラスの椅子に座り、私も座るように促す。
私は促されるままにのの隣に座った。
『嘘ってどういうこと?』
「…そういうことだよ。」
『…え、わかんないよ。』
にのは、はあ、と軽くため息をついて、こう言った。
「また、私なんて、みたいな顔してたでしょ。」
『…。』
ばれてた。
なんのことかと思ったら…
「そういう顔すんのやめなよ。」
『…ごめん、でも…』
「でもじゃないの。相葉くんだって馬鹿じゃないんだから、気にするでしょ。」
…そっか。
私は自分の感情ばかり気にしていたけど…
さっきの場面だって、相葉ちゃんが私を楽しませようとしてくれてたのに、私だけ落ち込んで。
顔に出ちゃってたら、相葉ちゃんだって気にしちゃうよね…。
『…そうだよね、私ったら本当に…』
「まーたそんな顔する。」
にのは私のほっぺたをムニっとつかむ。
『んん~…』
「ランカはそういう顔するとブスになるからやめなさい。」
『ひょんなこといわないへよ~…』
ほっぺたをつままれていて上手くしゃべれない私を見て
にのも小さく笑う。
『…ふへへ、なにわりゃってふの~!』
「え?なんて?笑」
つられて私も笑っていた。
また、こうやってにのに救われるんだ。
にのは凄い。
私だけじゃなくて、ちゃんと周りの人のことも気にかけてる。
「ほら~買ってきたよ~…って!何2人で遊んでんの?!」
『あ、あいばひゃんあひがと~』
「あざーっす。」
「にのはなんでずっとランカのほっぺつまんでるの!?」
私とにのに飲み物を渡して相葉ちゃんもにのの隣に座り込む。
「にのレポートは!?」
「ああ、終わってますよ。」
「なんで!?」
『なんでっていうのもおかしくない?笑』
相葉ちゃんは自分がレポート終わってなかったみたいで、
にのも仲間だって思ってたみたい。
ふふ、にのがレポート終わってないわけないんだから。
「じゃ、ランカいこっか。」
『は~い。』
「ねえ!なんで俺のは手伝ってくれないの!?」
私とにのが先に席を立って歩き出すと、相葉ちゃんはワンちゃんみたいにあとをついてくる。
とっても可愛いけど…
私は、前を歩くこの小さなワンちゃんを見てしまう。
ずっと、このまま、3人で笑っていたいな。
私たちはそのまま習得科目の講義を受けに行く。
ほぼ同じ科目をとっている私たちはいつも一緒。
「ランカちゃん!おはよ!!」
『サクラちゃん、おはよう!』
サクラちゃんは高校からの同級生。
この子も、数少ない私と仲良くしてくれる友達。
元気で、明るくて、優しくて…
相葉ちゃんが女の子になったような、そんな子。
「サクラは相変わらずうるさいな~。」
「相葉には言われたくないし!」
「どっちもうるさいんだけど。」
『そんなこと言わないの。』
サクラちゃんは高校の時、違うクラスだった。
私が病気のせいで体育を欠席したとき、サクラちゃんも欠席していた。
「…ねえねえ、あなたも仮病?」
初対面で話しかけられた内容がこれだった。
最初は、なんだか嫌な子って思った。
『…違い、ます…。』
「そうなんだ、ごめんね?」
『いえ…。』
けど、すぐ謝ってくれて。
「っていうか、なんで敬語なの?同級生だよね?」
『はい…あ、うん。』
「それでよーし!私はね、仮病で休んじゃった。」
『…どうして仮病なんて?』
参加したくてもできない私からしたら、疑問でしかなかった。
…ないものねだりってことは、わかってるんだけど…。
できない私はやらいたいって思うのが普通で、
できるサクラちゃんはやりたくないって思うのもおかしくなんてないんだから。
「ん~っとね、たまにはゆっくり見たいなって。」
『…見る?』
「うん、好きな人をね。」
『へえ…可愛いね。』
「えっへへ、そう?」
理由を聞いたとき、この子は悪い子じゃなそうって、直感的に思った。
元気だけど、ちょっと乙女…みたいな。
自然とサクラちゃんが目で追ってる人を見ると。
『…え。』
にの…だった。
男子はサッカーをしていて、みんな動き回っていたから正確にはわからないけど…
にのを見てるような気がした。
「ん?どうしたの?」
『あ…ううん、なんでもない。』
「ねえ~二宮、今日お昼おごってくれんでしょ?」
「はあ?なんでよ。」
「この前ゲームで勝負したでしょ!忘れたとは言わせないから!」
「あ~…忘れてたから時効。なし。」
「時効って3日前でしょうが!」
そんなことを思い出しながら、目の前で行われる二人の会話をぼーっと見つめる。
いいなあ。