松本潤さん
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私と潤さんは手をつないだまま、お店に戻った。
「お!!!桜庭!!!ついにか!!!」
『どうですか!お門違いじゃないでしょう!』
私も周りのスタッフの酔った雰囲気に、自分のお酒も再度回り始めた。
「くっそ~~、俺も狙ってたんすよ!」
「はあ?」
お酒が入れば無礼講。
スタッフも潤さんに絡みに行く。
もちろん、潤さんもそれを拒むほどカタブツではない。
「つうかさ、桜庭の事よく見たら可愛いって言ったよな?」
「そうなんすよ~だから~…」
「よく見なくても可愛いからな、俺のだけど。」
『潤さん…好き好き大好き。』
人目を気にせず潤さんに抱き着く。
どうせみんな飲んでるんだし、忘れるでしょ。
「おうおうおう~急展開でそんなに素直になっちゃった?」
ほろ酔いの大野さんがふらふらしながら歩いてくる。
『ああ~天使さん危ないですよ~…』
…という私も、今日はめちゃくちゃ疲れていた。
フラフラする大野さんを見て、自分の頭も思考停止する感覚。
『あ…』
「うわっと…」
大野さんを支えようとしたけど、失敗した。
私も足がおぼつかず、大野さんと、抱きあう形になってしまった。
『えっへへ…天使さん大丈夫ですか…?』
「おいらは大丈夫だけど…桜庭ちゃん、なんか…」
「大野さんでも怒るよ、早く離れてくんねえ?」
「ん。ごめんごめん。」
さっと大野さんが離れて、潤さんが私の肩を持つ。
何かを察した潤さんは手のひらを私のおでこにあてた。
「お前…あつ…。熱あんだろこれ…」
『あ~…お酒ですかね…?』
「…過労だろ。帰るぞ。大野さん、あと頼んでいい?」
「うい。気を付けてね。」
『あ、天使さん、それじゃあまた…』
私は潤さんに連れられて、タクシーで潤さんの家に向かった。
『初日でご自宅にお邪魔しちゃった…。』
「いいから、寝ろ。」
潤さんのベッドに寝かされる。
口調は荒いけど扱い方はめちゃくちゃスマート。
『…襲わないでくださいよ~?』
「馬鹿か。病人は襲わねえよ。」
『病人じゃなかったら?』
「…彼女だろ。」
『…彼女、です……』
ちょっと強気で言ったつもりだけど、やっぱりこの人にはかなわないな。
そして、私はこんな潤さんが好き。
でも、なんで潤さんが私を好きになってくれたのか…
『ねえ、潤さん。』
「なに?」
『こんな私が彼女でいいんですか…?』
「…俺から言ってほしいの?」
『…う…』
全てを見透かされる。
ちょっと見下すように言う潤さん。
お水と風邪薬をもって、前のようにベッドの端に座る。
はい、と渡しながら潤さんは続ける。
「音響。」
『…?』
「他の担当はちょくちょくミスってるけど、いつも音響は仕事が完璧だったんだよ。それは、桜庭がうちの会社に来てからだった。」
『でも、それは私のおかげでもなんでも…』
「その謙虚さだよ。その謙虚さがなきゃ、頼まれてない仕事も率先的にはできないだろ。それに…」
『それに?』
「お前、めちゃくちゃ素直でしょ。無理なもんは無理ってちゃんというし、出来るもんは体壊してまで頑張るし。そんなん一目置くでしょ。」
『仕事…がきっかけだったんですね。』
「そんだけじゃねえけど。」
潤さんは私が薬を飲み終えるタイミングを見て、起こしていた上半身をゆっくり寝かせてくれた。
そのまま、私に覆いかぶさるようにずっと私の顔を見る。
『じゅんさ…』
「すんげえ可愛いの。大野さんにきゃっきゃしてるとことか。素直に感情表現するとことか。」
『あの、ちか…』
「それ、俺にも向けてほしいって思った。ちょっと大野さんには嫉妬してた。」
潤さんが、大野さんに嫉妬…?
なにそれ…
『可愛い…』
「…うるせえ。でも大野さんは気づいてたんだろうな。諦めかけてた俺にわざと桜庭と仲良く見せて、闘争心に火つけられたっていうか…」
そういえばあの時の大野さん、わざと私が大野さんを好きだって思わせてるようだったな…
『大野さん…どこまで天使なの…』
「…ねえ、俺は?」
『え?』
「俺は、桜庭のなに?」
大野さんの話を嬉しそうにすると、潤さんはちょっとむすっとする。
…これはもう、天使どころじゃない。
『ん~…ねえねえ潤さん。』
「…ん?」
『私の事は名前で呼ばないんですか?』
「…えっと…」
また少し居心地悪そうにする潤さん。
『…自分の番になると照れちゃうんですね。』
「…誰が照れるかよ。桜庭だって最初は…」
『名前で呼んでくれないんですね~。罰です!』
私は覆いかぶさったままの潤さんに、お返しのキスをした。
「~~…」
『ふふ。やっぱり、潤さんは世界一可愛い。』
「かわいいってやめろよ。」
私にとっては、一番の誉め言葉。
でも、私は素直に潤さんに伝える。
『潤さんは私にとって、世界一かっこよくて、世界一可愛くて、世界一紳士で…
世界一大好きな人です。』
「…ばーか。俺だってランカが世界一大好きだわ。」
そして私は、世界一幸せ。
END.
「お!!!桜庭!!!ついにか!!!」
『どうですか!お門違いじゃないでしょう!』
私も周りのスタッフの酔った雰囲気に、自分のお酒も再度回り始めた。
「くっそ~~、俺も狙ってたんすよ!」
「はあ?」
お酒が入れば無礼講。
スタッフも潤さんに絡みに行く。
もちろん、潤さんもそれを拒むほどカタブツではない。
「つうかさ、桜庭の事よく見たら可愛いって言ったよな?」
「そうなんすよ~だから~…」
「よく見なくても可愛いからな、俺のだけど。」
『潤さん…好き好き大好き。』
人目を気にせず潤さんに抱き着く。
どうせみんな飲んでるんだし、忘れるでしょ。
「おうおうおう~急展開でそんなに素直になっちゃった?」
ほろ酔いの大野さんがふらふらしながら歩いてくる。
『ああ~天使さん危ないですよ~…』
…という私も、今日はめちゃくちゃ疲れていた。
フラフラする大野さんを見て、自分の頭も思考停止する感覚。
『あ…』
「うわっと…」
大野さんを支えようとしたけど、失敗した。
私も足がおぼつかず、大野さんと、抱きあう形になってしまった。
『えっへへ…天使さん大丈夫ですか…?』
「おいらは大丈夫だけど…桜庭ちゃん、なんか…」
「大野さんでも怒るよ、早く離れてくんねえ?」
「ん。ごめんごめん。」
さっと大野さんが離れて、潤さんが私の肩を持つ。
何かを察した潤さんは手のひらを私のおでこにあてた。
「お前…あつ…。熱あんだろこれ…」
『あ~…お酒ですかね…?』
「…過労だろ。帰るぞ。大野さん、あと頼んでいい?」
「うい。気を付けてね。」
『あ、天使さん、それじゃあまた…』
私は潤さんに連れられて、タクシーで潤さんの家に向かった。
『初日でご自宅にお邪魔しちゃった…。』
「いいから、寝ろ。」
潤さんのベッドに寝かされる。
口調は荒いけど扱い方はめちゃくちゃスマート。
『…襲わないでくださいよ~?』
「馬鹿か。病人は襲わねえよ。」
『病人じゃなかったら?』
「…彼女だろ。」
『…彼女、です……』
ちょっと強気で言ったつもりだけど、やっぱりこの人にはかなわないな。
そして、私はこんな潤さんが好き。
でも、なんで潤さんが私を好きになってくれたのか…
『ねえ、潤さん。』
「なに?」
『こんな私が彼女でいいんですか…?』
「…俺から言ってほしいの?」
『…う…』
全てを見透かされる。
ちょっと見下すように言う潤さん。
お水と風邪薬をもって、前のようにベッドの端に座る。
はい、と渡しながら潤さんは続ける。
「音響。」
『…?』
「他の担当はちょくちょくミスってるけど、いつも音響は仕事が完璧だったんだよ。それは、桜庭がうちの会社に来てからだった。」
『でも、それは私のおかげでもなんでも…』
「その謙虚さだよ。その謙虚さがなきゃ、頼まれてない仕事も率先的にはできないだろ。それに…」
『それに?』
「お前、めちゃくちゃ素直でしょ。無理なもんは無理ってちゃんというし、出来るもんは体壊してまで頑張るし。そんなん一目置くでしょ。」
『仕事…がきっかけだったんですね。』
「そんだけじゃねえけど。」
潤さんは私が薬を飲み終えるタイミングを見て、起こしていた上半身をゆっくり寝かせてくれた。
そのまま、私に覆いかぶさるようにずっと私の顔を見る。
『じゅんさ…』
「すんげえ可愛いの。大野さんにきゃっきゃしてるとことか。素直に感情表現するとことか。」
『あの、ちか…』
「それ、俺にも向けてほしいって思った。ちょっと大野さんには嫉妬してた。」
潤さんが、大野さんに嫉妬…?
なにそれ…
『可愛い…』
「…うるせえ。でも大野さんは気づいてたんだろうな。諦めかけてた俺にわざと桜庭と仲良く見せて、闘争心に火つけられたっていうか…」
そういえばあの時の大野さん、わざと私が大野さんを好きだって思わせてるようだったな…
『大野さん…どこまで天使なの…』
「…ねえ、俺は?」
『え?』
「俺は、桜庭のなに?」
大野さんの話を嬉しそうにすると、潤さんはちょっとむすっとする。
…これはもう、天使どころじゃない。
『ん~…ねえねえ潤さん。』
「…ん?」
『私の事は名前で呼ばないんですか?』
「…えっと…」
また少し居心地悪そうにする潤さん。
『…自分の番になると照れちゃうんですね。』
「…誰が照れるかよ。桜庭だって最初は…」
『名前で呼んでくれないんですね~。罰です!』
私は覆いかぶさったままの潤さんに、お返しのキスをした。
「~~…」
『ふふ。やっぱり、潤さんは世界一可愛い。』
「かわいいってやめろよ。」
私にとっては、一番の誉め言葉。
でも、私は素直に潤さんに伝える。
『潤さんは私にとって、世界一かっこよくて、世界一可愛くて、世界一紳士で…
世界一大好きな人です。』
「…ばーか。俺だってランカが世界一大好きだわ。」
そして私は、世界一幸せ。
END.