松本潤さん
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そうだよね。
だって、告白オッケーしてたんだもん。
誰だって見ればわかるじゃんね。
そんなん、わかってたじゃん。
なのになんで、
『止まって~~なんで出てくるの~~~~』
涙が、止まらない。
恥ずかしい。松本さんに、こんな姿…。
「…桜庭?」
困った顔で私を覗き込む松本さん。
そりゃあ…困るよね。
『いやあの、私…』
「なんで、泣くんだよ…」
『ごめんなさ…』
最悪だ…
松本さんに好きな子がいるって話、聞いてたのに。
その子から、告白されてたのに。
それを遮って、邪魔して、勝手に連れだして
急に泣き出すなんて。
『きもちわる…嫌な女…最悪…』
多分、人生で一番後悔してる。
もう、いいや。
この後悔を無駄にするよりは、
この恥を無駄にするよりは…言ってしまえ。
『潤さん…』
「…?」
『私…潤さんの事が…潤さんの事がす…』
「待って、ごめん…」
『え…?』
好き。すら、言えなかった。
「今ちょっと、ごめん、無理。」
『あ、はは…ですよね。こちらこそごめんなさい!』
何やってんだろうなあ私。
『…終わった。』
「あのさ桜庭…」
『あ~…えっと、本当にすみませんでした!松本潤さん忙しいのにこんな…機材チェックは全部大丈夫です!』
なに、言ってんだろう。
もう自分でもわかんないや。
『それでは、明日よろしくお願い致します!お疲れ様でした!』
「あ、おい!」
私は涙を必死に抑えて、その場から走って逃げた。
後悔がてら…って告白しようとしたのに
言う前に振られるってなかなかだよね。
バチが当たったんだ。
人の告白邪魔しておいて、自分が告白するなんてどう考えてもやばい。
もう、何も考えないでおこう。
人を好きになるのは、大野さんみたいに癒しの対象だけにして
前みたいに仕事だけを楽しみに生きていこう。
泣きつかれた翌日。
こんな状態でも、イベントは待ってくれない。
「おはようございます。今日はイベント初日です。今までの努力を無駄にしないように、頑張りましょう!」
「「「はい!」」」
『…。』
松本潤さんの掛け声にみんなが意気込むなか、私はどうしても声が出なかった。
「桜庭ちゃん。」
『あ…大野さん…。』
「その様子だと、だめだった?」
『うう…玉砕です…大野さあん…』
よしよーしと頭をなでてくれる大野さん。
「でも、おっかしいなあ。」
『うう~…?』
「んなことねえんだけどなあ。」
『???』
何か不満げで納得いかなそう。
「お客さんはいりまーす!」
「あ、いっけね。補正ペンキ片付けてねえや。」
『それは大変ですね、すみません!気を使ってもらったのに…』
「ううん、大丈夫だよ、今日上手くいくといいね。」
『はい!…天使さん大好きです。』
「へへ…おいらにはそうやって言えるのにね。」
小さくそうつぶやいた大野さんは走って舞台裏へ行ってしまった。
『さてと…』
私も音響の配置につこうとしたとき。
「桜庭!ごめん!今日スタッフが1人インフルかかって休みらしいんだよ!」
『ええ!?どうするんですか!?』
「俺休んだやつの穴埋めいくから通しの音響操作できる?!」
『通しですか!?』
今日のイベント全ての音響操作を任されてしまった。
この精神状態にこの追い打ちはなかなか大野さん天使でも賄えないな…
『…でもやるしかないですよね。』
「すまん!頼むわ!」
…
私は、今日のイベントの音響操作を一人でやり遂げた。
『つ…疲れた…死ぬ…』
「桜庭~!ミスなしでよくやったな!まじでありがとう!」
『いえ…なんとか無事終わってよかったです…。』
先輩は本当に申し訳なさそうに謝ってくれた。
別に先輩が悪いわけじゃないんだけど。
とてつもない疲労感に襲われる。
「あ、でさ、今日打ち上げやるらしいんだけど来るよな?」
『あーー、私はパスで…』
「まじ?それは困ったな~…」
『どうかしたんですか?』
「いやさ、キングに出来れば桜庭呼んでくれって言われてんだよな…今日一人で頑張ってくれたから。」
『松本潤さんが…』
あんなことしたのに、ちゃんと気使ってくれるんだ…。
責任者として、リーダーとして、やっぱり尊敬する。
行かない、訳にはいかないよね。
『わかりました。打ち上げ行きます。』
「おっけ!じゃああとでいつもの店な!」
『はあい。』
少しだけ疲れでフラフラするけど、なんとか行けるかな。
私は会社の飲み事があるときにいつも行く居酒屋へ向かった。
だって、告白オッケーしてたんだもん。
誰だって見ればわかるじゃんね。
そんなん、わかってたじゃん。
なのになんで、
『止まって~~なんで出てくるの~~~~』
涙が、止まらない。
恥ずかしい。松本さんに、こんな姿…。
「…桜庭?」
困った顔で私を覗き込む松本さん。
そりゃあ…困るよね。
『いやあの、私…』
「なんで、泣くんだよ…」
『ごめんなさ…』
最悪だ…
松本さんに好きな子がいるって話、聞いてたのに。
その子から、告白されてたのに。
それを遮って、邪魔して、勝手に連れだして
急に泣き出すなんて。
『きもちわる…嫌な女…最悪…』
多分、人生で一番後悔してる。
もう、いいや。
この後悔を無駄にするよりは、
この恥を無駄にするよりは…言ってしまえ。
『潤さん…』
「…?」
『私…潤さんの事が…潤さんの事がす…』
「待って、ごめん…」
『え…?』
好き。すら、言えなかった。
「今ちょっと、ごめん、無理。」
『あ、はは…ですよね。こちらこそごめんなさい!』
何やってんだろうなあ私。
『…終わった。』
「あのさ桜庭…」
『あ~…えっと、本当にすみませんでした!松本潤さん忙しいのにこんな…機材チェックは全部大丈夫です!』
なに、言ってんだろう。
もう自分でもわかんないや。
『それでは、明日よろしくお願い致します!お疲れ様でした!』
「あ、おい!」
私は涙を必死に抑えて、その場から走って逃げた。
後悔がてら…って告白しようとしたのに
言う前に振られるってなかなかだよね。
バチが当たったんだ。
人の告白邪魔しておいて、自分が告白するなんてどう考えてもやばい。
もう、何も考えないでおこう。
人を好きになるのは、大野さんみたいに癒しの対象だけにして
前みたいに仕事だけを楽しみに生きていこう。
泣きつかれた翌日。
こんな状態でも、イベントは待ってくれない。
「おはようございます。今日はイベント初日です。今までの努力を無駄にしないように、頑張りましょう!」
「「「はい!」」」
『…。』
松本潤さんの掛け声にみんなが意気込むなか、私はどうしても声が出なかった。
「桜庭ちゃん。」
『あ…大野さん…。』
「その様子だと、だめだった?」
『うう…玉砕です…大野さあん…』
よしよーしと頭をなでてくれる大野さん。
「でも、おっかしいなあ。」
『うう~…?』
「んなことねえんだけどなあ。」
『???』
何か不満げで納得いかなそう。
「お客さんはいりまーす!」
「あ、いっけね。補正ペンキ片付けてねえや。」
『それは大変ですね、すみません!気を使ってもらったのに…』
「ううん、大丈夫だよ、今日上手くいくといいね。」
『はい!…天使さん大好きです。』
「へへ…おいらにはそうやって言えるのにね。」
小さくそうつぶやいた大野さんは走って舞台裏へ行ってしまった。
『さてと…』
私も音響の配置につこうとしたとき。
「桜庭!ごめん!今日スタッフが1人インフルかかって休みらしいんだよ!」
『ええ!?どうするんですか!?』
「俺休んだやつの穴埋めいくから通しの音響操作できる?!」
『通しですか!?』
今日のイベント全ての音響操作を任されてしまった。
この精神状態にこの追い打ちはなかなか大野さん天使でも賄えないな…
『…でもやるしかないですよね。』
「すまん!頼むわ!」
…
私は、今日のイベントの音響操作を一人でやり遂げた。
『つ…疲れた…死ぬ…』
「桜庭~!ミスなしでよくやったな!まじでありがとう!」
『いえ…なんとか無事終わってよかったです…。』
先輩は本当に申し訳なさそうに謝ってくれた。
別に先輩が悪いわけじゃないんだけど。
とてつもない疲労感に襲われる。
「あ、でさ、今日打ち上げやるらしいんだけど来るよな?」
『あーー、私はパスで…』
「まじ?それは困ったな~…」
『どうかしたんですか?』
「いやさ、キングに出来れば桜庭呼んでくれって言われてんだよな…今日一人で頑張ってくれたから。」
『松本潤さんが…』
あんなことしたのに、ちゃんと気使ってくれるんだ…。
責任者として、リーダーとして、やっぱり尊敬する。
行かない、訳にはいかないよね。
『わかりました。打ち上げ行きます。』
「おっけ!じゃああとでいつもの店な!」
『はあい。』
少しだけ疲れでフラフラするけど、なんとか行けるかな。
私は会社の飲み事があるときにいつも行く居酒屋へ向かった。