松本潤さん
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「ねえランカ、こっち来てみて。」
『え?なになに?』
「ほら、あげる。」
『うわあ…綺麗な花…』
「ランカみたい。」
『そんなことないけど…』
「ランカ、好きだよ。」
『えっへへ…も~…』
『えへへ…大野さんって本当に天使ですね…。』
「…。」
『あ、天使さん飛んでっちゃ…た………ん?』
うつろに目を開ける。
…夢かあ。
なんだか優しい声で、やわらかくて、周りがほわほわしてた。
あれはきっと、大野さんだなあ。
うへへ、私ったらなんて夢を…
眠い目をこすってもう一度パッチリ目を開ける。
そこには。
『まままままままままつも…ッ!?』
「…どんな夢見てたんだよ。」
『どうして、ここに…』
「どうしてって、もうみんな帰ったんだよ。お前はなかなか起きねえし。」
『え、帰ったって…』
周りを見渡すと、殺風景な部屋。
そっか、私医務室で寝ちゃって…
今何時だろ?
「もう23時だよ。」
『え!?オールチェックは…』
「21時に終わってる。」
『そんな…何時間寝てんだ私ったら…』
「…よっぽどきつかったんでしょ。」
松本さんは「はい」と水をくれた。
大事な日だったのに…みんなに迷惑かけて自分は倒れて寝るなんて。
社会人失格だなあ…
『本当に、迷惑かけてすみませんでした…。』
「…。」
少し、沈黙の間がある。
やっぱり、怒らせたよね…。
担当はずされちゃうのかな…ここまで頑張ったのに…。
「迷惑かけたってのはもういいんだよ、謝りすぎ。」
『え…?』
「昨日一人で音響のチェックしてたでしょ。頼んでないとこまで目を配ってチェックしてくれてたし。」
『あ…はい…』
「本当に、助かってる。」
『いえ…』
じゃあ、何に怒ってるの?
松本さんの怒りの根源がわからないからこそ、尚更ビビる。
なにか、したかな…
「…それより桜庭が心配。」
『………えっ私ですか?』
予想外の答えに動揺を隠せず、持っていた水を少しこぼしてしまう。
「ほら、何してんの。」
『すいませ…』
「謝りすぎだって。」
松本さんはお腹にこぼした水をタオルで拭きとってくれた。
「…頑張りすぎんなよ。」
『あの…でも、ちゃんとしたいので、頑張るってより…』
「ちゃんとするなとは言ってないの、息抜きしろって言ってるの。」
『息抜き…ですか?』
いつもストイックな松本さん。
息抜きしろなんて言葉もかけてくれるんだ。
『松本さんは息抜き、してますか?』
松本さんだって、現場ではずっと指示を出したり、スタッフとコミュニケーションとったり、打ち合わせしたり…
夜遅くまで頑張ってるとこしか見たことない。
「…してるよ。」
『へえ…どんなことですか?』
「……引くなよ?」
『ふふ…なんですか?』
少しもぞっとして話す松本さん。
「好きな人と、話すことかな。」
『……』
『え、松本さんめっちゃ可愛い、こんなとこにも天使いたんだ』
「俺も天使になれたの?笑」
『…あッ…いや…ごめんなさい…』
「いいよ、もう慣れた笑」
「…けど、桜庭の天使は大野さんなんでしょ?」
『な、なんでそれを…』
「寝言。さっきめちゃくちゃ幸せそうだったよ。」
『寝言まで言ってたんですか私…』
恥ずかしさマックスだわ…。
顔をうずめる私に、松本さんが覗き込む。
「好きなの?」
『えっと…?』
「大野さん。」
少し微笑んでる。
またおちょくってるんだな。
大野さんの事は恋愛感情での好きっていうより、
芸能人を好きな感覚。
憧れ…みたいな…尊い!って感じの。
だけど、そんなこと言ったらまたおちょくられちゃうだろうな。
…いっそのこと、好きってことにしちゃおうかな。
『…好きです。可愛いし、かっこいいし、天使だし。』
ふふ、逆にどんな反応するか見ちゃお。
ちらっと松本さんを見る。
「…そ。だよね。」
『…。』
なんだか、想像と違うぞ。
普通…っていうか、なんか、変な雰囲気。
これは…返しを間違えちゃった感じ?
『ま、松本さんは好きな人、だれなんですか?』
急いで話を変える。
「…同業者かな。」
『へえ…どこの担当ですか?って、ここまで聞いちゃダメですよね笑』
「別にいいよ、内緒ね。」
お、まじで。
これはちょっと嬉しい。気になるかも。
まさか知ってる人、かな。
「美術の、人。」
『…美術、ですか。』
美術担当の人、かあ。
そっか、そうなんだ。
『…じゃあ、私たちの好きな人、どっちも美術担当ですね。』
「だね。頑張ろうな。」
…
また、嘘ついちゃった。
思ったことが口に出る癖は素直だと言われるけど
私は最近、嘘つきになってきてる。
『え?なになに?』
「ほら、あげる。」
『うわあ…綺麗な花…』
「ランカみたい。」
『そんなことないけど…』
「ランカ、好きだよ。」
『えっへへ…も~…』
『えへへ…大野さんって本当に天使ですね…。』
「…。」
『あ、天使さん飛んでっちゃ…た………ん?』
うつろに目を開ける。
…夢かあ。
なんだか優しい声で、やわらかくて、周りがほわほわしてた。
あれはきっと、大野さんだなあ。
うへへ、私ったらなんて夢を…
眠い目をこすってもう一度パッチリ目を開ける。
そこには。
『まままままままままつも…ッ!?』
「…どんな夢見てたんだよ。」
『どうして、ここに…』
「どうしてって、もうみんな帰ったんだよ。お前はなかなか起きねえし。」
『え、帰ったって…』
周りを見渡すと、殺風景な部屋。
そっか、私医務室で寝ちゃって…
今何時だろ?
「もう23時だよ。」
『え!?オールチェックは…』
「21時に終わってる。」
『そんな…何時間寝てんだ私ったら…』
「…よっぽどきつかったんでしょ。」
松本さんは「はい」と水をくれた。
大事な日だったのに…みんなに迷惑かけて自分は倒れて寝るなんて。
社会人失格だなあ…
『本当に、迷惑かけてすみませんでした…。』
「…。」
少し、沈黙の間がある。
やっぱり、怒らせたよね…。
担当はずされちゃうのかな…ここまで頑張ったのに…。
「迷惑かけたってのはもういいんだよ、謝りすぎ。」
『え…?』
「昨日一人で音響のチェックしてたでしょ。頼んでないとこまで目を配ってチェックしてくれてたし。」
『あ…はい…』
「本当に、助かってる。」
『いえ…』
じゃあ、何に怒ってるの?
松本さんの怒りの根源がわからないからこそ、尚更ビビる。
なにか、したかな…
「…それより桜庭が心配。」
『………えっ私ですか?』
予想外の答えに動揺を隠せず、持っていた水を少しこぼしてしまう。
「ほら、何してんの。」
『すいませ…』
「謝りすぎだって。」
松本さんはお腹にこぼした水をタオルで拭きとってくれた。
「…頑張りすぎんなよ。」
『あの…でも、ちゃんとしたいので、頑張るってより…』
「ちゃんとするなとは言ってないの、息抜きしろって言ってるの。」
『息抜き…ですか?』
いつもストイックな松本さん。
息抜きしろなんて言葉もかけてくれるんだ。
『松本さんは息抜き、してますか?』
松本さんだって、現場ではずっと指示を出したり、スタッフとコミュニケーションとったり、打ち合わせしたり…
夜遅くまで頑張ってるとこしか見たことない。
「…してるよ。」
『へえ…どんなことですか?』
「……引くなよ?」
『ふふ…なんですか?』
少しもぞっとして話す松本さん。
「好きな人と、話すことかな。」
『……』
『え、松本さんめっちゃ可愛い、こんなとこにも天使いたんだ』
「俺も天使になれたの?笑」
『…あッ…いや…ごめんなさい…』
「いいよ、もう慣れた笑」
「…けど、桜庭の天使は大野さんなんでしょ?」
『な、なんでそれを…』
「寝言。さっきめちゃくちゃ幸せそうだったよ。」
『寝言まで言ってたんですか私…』
恥ずかしさマックスだわ…。
顔をうずめる私に、松本さんが覗き込む。
「好きなの?」
『えっと…?』
「大野さん。」
少し微笑んでる。
またおちょくってるんだな。
大野さんの事は恋愛感情での好きっていうより、
芸能人を好きな感覚。
憧れ…みたいな…尊い!って感じの。
だけど、そんなこと言ったらまたおちょくられちゃうだろうな。
…いっそのこと、好きってことにしちゃおうかな。
『…好きです。可愛いし、かっこいいし、天使だし。』
ふふ、逆にどんな反応するか見ちゃお。
ちらっと松本さんを見る。
「…そ。だよね。」
『…。』
なんだか、想像と違うぞ。
普通…っていうか、なんか、変な雰囲気。
これは…返しを間違えちゃった感じ?
『ま、松本さんは好きな人、だれなんですか?』
急いで話を変える。
「…同業者かな。」
『へえ…どこの担当ですか?って、ここまで聞いちゃダメですよね笑』
「別にいいよ、内緒ね。」
お、まじで。
これはちょっと嬉しい。気になるかも。
まさか知ってる人、かな。
「美術の、人。」
『…美術、ですか。』
美術担当の人、かあ。
そっか、そうなんだ。
『…じゃあ、私たちの好きな人、どっちも美術担当ですね。』
「だね。頑張ろうな。」
…
また、嘘ついちゃった。
思ったことが口に出る癖は素直だと言われるけど
私は最近、嘘つきになってきてる。