松本潤さん
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「っしょっと」
松本潤さんに優しくベッドに下ろされる。
変な感覚。
「他の奴に医者呼ぶように頼んだから、そこで寝といて。」
『あ…はい。すみません、ご迷惑おかけして…』
「…ほんとな。」
はあ、とため息をつく松本潤さん。
こんな忙しい時に、いちスタッフの介抱なんて。
ありえないよね。
なんだかひどく落ち込んでしまう。
まず、あの松本潤さんを怒らせたこと。
みんなに迷惑を掛けたこと。
こんなつもりじゃなかったのに。
『あの、もう、大丈夫です…すみません、連れてきてもらって…』
寝かせてもらったけど、お礼と謝罪のために体を起こす。
…また、松本潤さんが怖い顔をする。
「なあ、寝とけって言わなかったっけ?」
荒く、でも優しく、私の肩に手を添えてまたベッドにすとんと寝かせる。
「ったく、どんだけ手がかかるんだよ。」
『…すみま、せん…』
「医者が来るまではここにいるから。」
『いやいや、私は大丈夫なので…』
「俺が良くねえの」
そういうと、松本潤さんは私が寝るベッドの端に浅く腰掛けた。
「気づかないで、ごめん。」
『なにが…ですか?』
「体調悪かったこと。」
『…そんな、なんで松本潤さんが謝るんですか。』
何一つ謝ることなんてないのに。
むしろ花粉症とか嘘ついて出勤した私が全面的に悪いよね。
「昨日、休まず動いてたじゃん。俺が気にかけてやれなかったし。」
『ゼリーくれたじゃないですか。』
「あんなん、なんでもねえよ。」
『何でもなくないですよ。すっごく嬉しかったですもん。』
こんな方が私の心配してくれたってだけで、十分だよね。
身に余るくらい。
「はは…そっか、なら、良かった。」
『…』
『笑った顔、やっぱり可愛いな…』
「えっ…?」
『…えっ、アッまた声に出ちゃってました?!』
「よく声に出るんだな笑」
『すみません…癖で…』
すでに十分熱い体が、またどんどん火照ってくるのが分かる。
「ってかさ、昨日松本さんでいいよって言ったのにまたフルネームに戻ってんだけど?」
『あ~~~えっと、それは、ですね。』
「…まだなんか俺のイメージあるの?」
少し戸惑ったような表情を見せる松本潤さん。
別に、前みたいな怖さとかってわけではないんだけど…
急に申し訳なくなってきてしまう。
『いやいや、そんなんじゃないんですけどね!』
「ふうん…まあいいけど。」
…きっと松本潤さんも私と同じだ。
すぐ顔に出ちゃうんだろうな。
納得いかない感じで少しむすっとする。
『…松本さん。』
「…いや、だめだな。」
もう一度名字で呼ぶと、すぐ却下を食らった。
『だ、だめ、ですか。』
「うん、それだとだめだわ。だから…」
「まつじゅーん、医者きたって~。」
ごくり、と唾をのんで松本潤さんの続きを聞いていると
柔らかい大野さんの声が耳に入る。
とたとた~と医務室に入ってくる大野さん。
「あ、ありがと大野さん。わざわざ来てくれて。」
「んにゃ、美術はセット確認早いから。」
「さすが。じゃあ俺もう戻んなきゃだから。」
さっとベッドから立つ。
残った小さなぬくもり。
『あの、まつもとさ…』
「そうだ、続き。」
腰を曲げて私の耳元に顔を近づける。
「潤、ね。松本さん禁止で。」
『…ええ!?!?!』
ニヤッと笑って私から離れていく。
「じゃあ、医者きたらよろしくね。」
「お~、伝えとく。」
大野さんに軽く挨拶をかわし、私の方を見て「ぷっ」と笑いながら医務室を出ていった。
え、なに、おちょくられてるのかな。
松本さんはドSな部分があるって聞くし。
…私の反応を見て楽しんでる?
「いつの間にそんなに仲良くなったの?」
今度は大野さんが近くの椅子をベッドのそばに置いて腰掛ける。
『仲良く…なってます?』
「へへ、自覚ねえんかい。」
『おちょくられてるんだと思います。』
「仲いいってことじゃん?あの人ってそんなに打ち解けるの簡単じゃないんだよ。」
『へえ~…そうなんですね…』
確かに、大野さんとは仲よさそうに話してるけど
他のスタッフとはほんの数人としか見ないなあ。
決して嫌ってるとかではないんだろうけど、人見知りっていうか
仕事仲間って感じ。
私も以前は、仕事に真面目で近寄り難いと感じていた。
…いつからだろう。
そんな風に今は感じなくなった。
「遅れてすみません、大丈夫ですか?」
お医者さんが問診票をもって来た。
『あ、はい、大丈夫です。』
「この子、多分過労だと思うんですけど念のため診察お願いします。」
「わかりました。じゃあ診察しますね。」
宜しくお願いします。と、大野さんはお医者さんに軽く頭を下げる。
『すいません大野さん、ありがとうございました。』
「んーん、お大事に。」
ひらひら~っと手を振って医務室を出る大野さん。
私はそのままお医者さんの診察を受けた。
案の定、過労。
「あんまり無理しないでくださいね。また無理すると今度は体にきますからね?」
『はい…すみません。』
もらった薬を飲んで、わたしはそのまま眠りについた。
松本潤さんに優しくベッドに下ろされる。
変な感覚。
「他の奴に医者呼ぶように頼んだから、そこで寝といて。」
『あ…はい。すみません、ご迷惑おかけして…』
「…ほんとな。」
はあ、とため息をつく松本潤さん。
こんな忙しい時に、いちスタッフの介抱なんて。
ありえないよね。
なんだかひどく落ち込んでしまう。
まず、あの松本潤さんを怒らせたこと。
みんなに迷惑を掛けたこと。
こんなつもりじゃなかったのに。
『あの、もう、大丈夫です…すみません、連れてきてもらって…』
寝かせてもらったけど、お礼と謝罪のために体を起こす。
…また、松本潤さんが怖い顔をする。
「なあ、寝とけって言わなかったっけ?」
荒く、でも優しく、私の肩に手を添えてまたベッドにすとんと寝かせる。
「ったく、どんだけ手がかかるんだよ。」
『…すみま、せん…』
「医者が来るまではここにいるから。」
『いやいや、私は大丈夫なので…』
「俺が良くねえの」
そういうと、松本潤さんは私が寝るベッドの端に浅く腰掛けた。
「気づかないで、ごめん。」
『なにが…ですか?』
「体調悪かったこと。」
『…そんな、なんで松本潤さんが謝るんですか。』
何一つ謝ることなんてないのに。
むしろ花粉症とか嘘ついて出勤した私が全面的に悪いよね。
「昨日、休まず動いてたじゃん。俺が気にかけてやれなかったし。」
『ゼリーくれたじゃないですか。』
「あんなん、なんでもねえよ。」
『何でもなくないですよ。すっごく嬉しかったですもん。』
こんな方が私の心配してくれたってだけで、十分だよね。
身に余るくらい。
「はは…そっか、なら、良かった。」
『…』
『笑った顔、やっぱり可愛いな…』
「えっ…?」
『…えっ、アッまた声に出ちゃってました?!』
「よく声に出るんだな笑」
『すみません…癖で…』
すでに十分熱い体が、またどんどん火照ってくるのが分かる。
「ってかさ、昨日松本さんでいいよって言ったのにまたフルネームに戻ってんだけど?」
『あ~~~えっと、それは、ですね。』
「…まだなんか俺のイメージあるの?」
少し戸惑ったような表情を見せる松本潤さん。
別に、前みたいな怖さとかってわけではないんだけど…
急に申し訳なくなってきてしまう。
『いやいや、そんなんじゃないんですけどね!』
「ふうん…まあいいけど。」
…きっと松本潤さんも私と同じだ。
すぐ顔に出ちゃうんだろうな。
納得いかない感じで少しむすっとする。
『…松本さん。』
「…いや、だめだな。」
もう一度名字で呼ぶと、すぐ却下を食らった。
『だ、だめ、ですか。』
「うん、それだとだめだわ。だから…」
「まつじゅーん、医者きたって~。」
ごくり、と唾をのんで松本潤さんの続きを聞いていると
柔らかい大野さんの声が耳に入る。
とたとた~と医務室に入ってくる大野さん。
「あ、ありがと大野さん。わざわざ来てくれて。」
「んにゃ、美術はセット確認早いから。」
「さすが。じゃあ俺もう戻んなきゃだから。」
さっとベッドから立つ。
残った小さなぬくもり。
『あの、まつもとさ…』
「そうだ、続き。」
腰を曲げて私の耳元に顔を近づける。
「潤、ね。松本さん禁止で。」
『…ええ!?!?!』
ニヤッと笑って私から離れていく。
「じゃあ、医者きたらよろしくね。」
「お~、伝えとく。」
大野さんに軽く挨拶をかわし、私の方を見て「ぷっ」と笑いながら医務室を出ていった。
え、なに、おちょくられてるのかな。
松本さんはドSな部分があるって聞くし。
…私の反応を見て楽しんでる?
「いつの間にそんなに仲良くなったの?」
今度は大野さんが近くの椅子をベッドのそばに置いて腰掛ける。
『仲良く…なってます?』
「へへ、自覚ねえんかい。」
『おちょくられてるんだと思います。』
「仲いいってことじゃん?あの人ってそんなに打ち解けるの簡単じゃないんだよ。」
『へえ~…そうなんですね…』
確かに、大野さんとは仲よさそうに話してるけど
他のスタッフとはほんの数人としか見ないなあ。
決して嫌ってるとかではないんだろうけど、人見知りっていうか
仕事仲間って感じ。
私も以前は、仕事に真面目で近寄り難いと感じていた。
…いつからだろう。
そんな風に今は感じなくなった。
「遅れてすみません、大丈夫ですか?」
お医者さんが問診票をもって来た。
『あ、はい、大丈夫です。』
「この子、多分過労だと思うんですけど念のため診察お願いします。」
「わかりました。じゃあ診察しますね。」
宜しくお願いします。と、大野さんはお医者さんに軽く頭を下げる。
『すいません大野さん、ありがとうございました。』
「んーん、お大事に。」
ひらひら~っと手を振って医務室を出る大野さん。
私はそのままお医者さんの診察を受けた。
案の定、過労。
「あんまり無理しないでくださいね。また無理すると今度は体にきますからね?」
『はい…すみません。』
もらった薬を飲んで、わたしはそのまま眠りについた。