相葉くん
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『…なんで相葉くんが安心してるの?』
「え?…あれ、なんでだろ。」
『にのくんがそんなことするはずないって?』
「…かなあ?二人に上手くいってほしいとは思ってるはずなんだけど…ちゃんと順序を守ってほしいていうか…」
そういうことか…。
ちょっとだけ、やきもち妬いてくれたのかな、なんて思っちゃった。
相葉くんには彼女がいるじゃない。
…私も、覚悟を決めたはず。
『だ、大丈夫だよ!その辺はちゃんとするから!笑』
「そ、そっかそっか…そう、だよね!」
にのくんのことが好きなわけじゃない。
けど今はそういうことにさせてね。
ごめん、にのくん…。
それからカフェは営業時間を迎えた。
女の子のお客さんにモテモテな相葉くん。
…いつまで経っても、この光景は慣れない。
「あの…すいませ~ん。」
『はい、ご注文承ります。』
「いや、あの…相葉さんって彼女とかいるんですかね?」
『…あ~~っと…』
女の子数人のお客さん。
ひそひそしながら相葉くんを見てる。
時々いるんだよね…。
『個人情報なので…』
「いいじゃないですか~彼女いるかいないかくらい。」
『でも…』
「あ、もしかしてあなたが彼女さんですか?」
『へ?』
この展開は初めてかも…。
『え~っと…私は…』
「あ~だめですよ~困らせちゃ笑」
『相葉くん…』
「わ~相葉さんだ~!」
「やっぱかっこいい~…」
トリーにケーキを持った相葉くん。
本当に爽やかでかっこいい…。
こっちも何度見ても慣れないなあ。
「本当だめだよ?この子にも好きな人はいるんだから。」
「そうなんですかあ…それはごめんなさい~…」
からかっちゃだめだよ?とお客さんをなだめる相葉くん。
お客さんもちょっとだけ申し訳なさそうに謝ってくれた。
目の前にいるんだけどね、好きな人。
『いえいえ…』
「じゃあ相葉さん彼女いないんですか~?」
「ええ~、好きな人はいるよ?」
「きゃああ…マジですかあ…」
好きな人。
彼女がいるって言うより、好きな人って言われるほうが
個人的には、傷つくな…
けど、相葉くんなりにお客さんに彼女がいるってより好きな人がいるって言う方が傷は浅くなるからって気遣いなんだろうなあ。
こんな私でさえ、相葉くんに一喜一憂しちゃってるんだもん。
「…。」
その時、私たちはある陰に気づかなかった。
『今日もお疲れ様!』
「お疲れ様~!今日は平日なのに売り上げも好調だったね!」
『だねえ、相葉くん効果かな?』
「俺ぇ?笑」
『今日の相葉くん、なんかいつもより爽やかだもん笑』
「そうかなあ?」
さわやかな緑色のシャツが際立たせてるのかな。
へへへ…と笑う相葉くんが本当に嬉しそうで。
何の気もなしに褒めた自分すら、ちょっと恥ずかしくなってくる。
『それにしても、今日はありがとうね。』
「ん?何が?」
『あの時、助けてくれて。』
ああ、と思い出した相葉くんは、片づけを再開しながら
「助けられたのは俺の方だよ、彼女の事言わないでくれてありがとね。」
『私はただ個人情報を守っただけだよ笑』
「そんなこと言ったら、俺ランカちゃんに好きな人いるって言っちゃったけど…」
『あ~確かに!間違ってはないけどね笑』
そういうと、相葉くんはふっと真剣な顔になる。
「あのさ、俺ね、相談したいことがあって…」
『…どうしたの?』
相葉くんは持っていた台拭きを置いて、椅子に腰かけた。
私もほうきを置いて、相葉くんの隣に座る。
口をきゅっと結んで、少しこわばった表情をしてる。
その表情に、私も少し身を構えた。
「えっと…」
『ゆっくりでいいよ?』
「うん…ありがとう…。」
『あ、今日残ってたパンとコーヒー持ってくるね!』
なんだか、すごい言いづらそうだったから
何かリラックスできるようなものを…
トレーにパンとコーヒーを二人分、それに相葉くんお手製マカロンを載せて席に戻った。
『相葉くん、お待たせ。』
「ごめんね、気を遣わせちゃって…」
『いいのいいの、小腹も空いたしね。』
相葉くんの前に持ってきたものを置いて、私もパンを一口かじった。
こういうのはこっちがちょっと食べると、相手も落ち着くんだよね。
相葉くんも、一口パンをかじってくれた。
…よかった、ちょっとは落ち着いてくれたのかな。
『それで…どうしたの?』
「うん…彼女の事なんだけど…」
『彼女…さん?』
まさかのまさか。
ここにきて恋愛相談されるとは思ってなかったな…。
どんなことだろ…
誕生日プレゼントは何がいいと思う?とか
…結婚のこと、とか?
少し動揺してしまいそうな自分に言い聞かせる。
大丈夫、大丈夫…。
ちゃんと、相談に乗ってあげなきゃ…。
「え?…あれ、なんでだろ。」
『にのくんがそんなことするはずないって?』
「…かなあ?二人に上手くいってほしいとは思ってるはずなんだけど…ちゃんと順序を守ってほしいていうか…」
そういうことか…。
ちょっとだけ、やきもち妬いてくれたのかな、なんて思っちゃった。
相葉くんには彼女がいるじゃない。
…私も、覚悟を決めたはず。
『だ、大丈夫だよ!その辺はちゃんとするから!笑』
「そ、そっかそっか…そう、だよね!」
にのくんのことが好きなわけじゃない。
けど今はそういうことにさせてね。
ごめん、にのくん…。
それからカフェは営業時間を迎えた。
女の子のお客さんにモテモテな相葉くん。
…いつまで経っても、この光景は慣れない。
「あの…すいませ~ん。」
『はい、ご注文承ります。』
「いや、あの…相葉さんって彼女とかいるんですかね?」
『…あ~~っと…』
女の子数人のお客さん。
ひそひそしながら相葉くんを見てる。
時々いるんだよね…。
『個人情報なので…』
「いいじゃないですか~彼女いるかいないかくらい。」
『でも…』
「あ、もしかしてあなたが彼女さんですか?」
『へ?』
この展開は初めてかも…。
『え~っと…私は…』
「あ~だめですよ~困らせちゃ笑」
『相葉くん…』
「わ~相葉さんだ~!」
「やっぱかっこいい~…」
トリーにケーキを持った相葉くん。
本当に爽やかでかっこいい…。
こっちも何度見ても慣れないなあ。
「本当だめだよ?この子にも好きな人はいるんだから。」
「そうなんですかあ…それはごめんなさい~…」
からかっちゃだめだよ?とお客さんをなだめる相葉くん。
お客さんもちょっとだけ申し訳なさそうに謝ってくれた。
目の前にいるんだけどね、好きな人。
『いえいえ…』
「じゃあ相葉さん彼女いないんですか~?」
「ええ~、好きな人はいるよ?」
「きゃああ…マジですかあ…」
好きな人。
彼女がいるって言うより、好きな人って言われるほうが
個人的には、傷つくな…
けど、相葉くんなりにお客さんに彼女がいるってより好きな人がいるって言う方が傷は浅くなるからって気遣いなんだろうなあ。
こんな私でさえ、相葉くんに一喜一憂しちゃってるんだもん。
「…。」
その時、私たちはある陰に気づかなかった。
『今日もお疲れ様!』
「お疲れ様~!今日は平日なのに売り上げも好調だったね!」
『だねえ、相葉くん効果かな?』
「俺ぇ?笑」
『今日の相葉くん、なんかいつもより爽やかだもん笑』
「そうかなあ?」
さわやかな緑色のシャツが際立たせてるのかな。
へへへ…と笑う相葉くんが本当に嬉しそうで。
何の気もなしに褒めた自分すら、ちょっと恥ずかしくなってくる。
『それにしても、今日はありがとうね。』
「ん?何が?」
『あの時、助けてくれて。』
ああ、と思い出した相葉くんは、片づけを再開しながら
「助けられたのは俺の方だよ、彼女の事言わないでくれてありがとね。」
『私はただ個人情報を守っただけだよ笑』
「そんなこと言ったら、俺ランカちゃんに好きな人いるって言っちゃったけど…」
『あ~確かに!間違ってはないけどね笑』
そういうと、相葉くんはふっと真剣な顔になる。
「あのさ、俺ね、相談したいことがあって…」
『…どうしたの?』
相葉くんは持っていた台拭きを置いて、椅子に腰かけた。
私もほうきを置いて、相葉くんの隣に座る。
口をきゅっと結んで、少しこわばった表情をしてる。
その表情に、私も少し身を構えた。
「えっと…」
『ゆっくりでいいよ?』
「うん…ありがとう…。」
『あ、今日残ってたパンとコーヒー持ってくるね!』
なんだか、すごい言いづらそうだったから
何かリラックスできるようなものを…
トレーにパンとコーヒーを二人分、それに相葉くんお手製マカロンを載せて席に戻った。
『相葉くん、お待たせ。』
「ごめんね、気を遣わせちゃって…」
『いいのいいの、小腹も空いたしね。』
相葉くんの前に持ってきたものを置いて、私もパンを一口かじった。
こういうのはこっちがちょっと食べると、相手も落ち着くんだよね。
相葉くんも、一口パンをかじってくれた。
…よかった、ちょっとは落ち着いてくれたのかな。
『それで…どうしたの?』
「うん…彼女の事なんだけど…」
『彼女…さん?』
まさかのまさか。
ここにきて恋愛相談されるとは思ってなかったな…。
どんなことだろ…
誕生日プレゼントは何がいいと思う?とか
…結婚のこと、とか?
少し動揺してしまいそうな自分に言い聞かせる。
大丈夫、大丈夫…。
ちゃんと、相談に乗ってあげなきゃ…。