相葉くん
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『にのく~ん、起きて~』
「…んん…ランカ…?!」
『なにびっくりしてるの?笑』
ソファで寝てたにのくんを起こすと、昨日の事をあまり覚えていないようだったにのくん。
「え、俺…変な事とかしてない、ですよね?」
『…。』
「ま…じですか…?」
『へへ、ごめん、なんもしてないよ笑』
「…そういう冗談マジで許しませんよ?」
『ごめんってば、それより今日お仕事でしょ?はいお弁当。』
「いいんですか?」
『うん、昨日相談に乗ってくれたしね。ほら、私ももう出なきゃだから!』
「どうせ俺も一回帰んなきゃだから、一緒行くよ。」
にのくんはスーツに着替えるために、カフェと同じ方向にある自宅に帰る。
方向が同じだから、一緒に行くことにした。
『ついた、昨日は本当にありがとね!』
「いえ、別に。」
「…おはよう、一緒に来たの?」
店から少し早めに出勤していた相葉くんが出てくる。
なんだかちょっと元気がないみたい…。
昨日の事、まだ気にしてるのかな。
…私が何ともないって振りしなくちゃ。
『おはよう相葉くん!さっきね、ばったり会ったから!』
「…ああ、そうですね、ばったり会って。」
にのくんも合わせてくれた。
「そう、なんだ。」
「あ、じゃあ俺急ぐんで。」
『うん!いってらっしゃい!』
にのくんは急ぎ足で走っていった。
後姿を見送って、私も営業の準備をする。
『さて、今日も頑張ろうね!』
「うん…ねえランカちゃん?」
『ん?』
「昨日の事なんだけどね…」
私はすぐに察して、気丈にふるまった。
もう、吹っ切らなきゃいけないこと。
『気にしないで!私本当に大丈夫だよ?昨日も早く帰れたしね。』
「…。」
『ほら、スタッフの人たち来ちゃうよ、準備しよう?』
「う、うん、そうだね…。」
相葉くんは眉間にしわをよせたまま、カフェへ入っていった。
ちょっと強引すぎたけど、なんとかごまかせたのかな?
私も急いで開店の準備をしにカフェへ入った。
「うわっ、どうしよどうしよ…」
『相葉くん…?』
いつも通り準備をしていると、相葉くんがいつもよりあたふたしている。
仕込みの卵を落としちゃったり、メニュー表にお水こぼしちゃったり…
ちょっとドジなところはあるけど、今日はなんだか心ここにあらずって感じ。
『どうしたの?大丈夫?』
「だ、大丈夫大丈夫!へへ、なんか今日厄日かな?笑」
笑顔もなんだか、ひきつっているように見える。
『…相葉くん、なにかあったの?』
「へ?」
『なんだか今日、元気ないよね?』
「そ、そんなことないよ!?」
『…も~、どうしたの?』
「…いや…」
あからさまに困った顔をする。
聞かないほうがいいのかもだけど、このままにしてお客さんに迷惑かけるわけにもいかないしね。
『ねえねえ、今日ちょっと午前中だけリーダーお願いできるかな?』
「あ、はい、大丈夫ですよ。」
『ありがとう、ごめんね?』
私は従業員の子に開店からの仕事をお願いいして、相葉くんをスタッフルームまで連れて行った。
「ちょっ、ランカちゃん!?」
『はい、相葉くん、何か困ってることあるなら言って?』
「っ…」
『…どうしたの?』
相葉くんは目を逸らしながら首を振った。
「いや、こんなこと…」
『あーいーばーくん。』
「…わかった。」
私のしつこさが勝利して、相葉くんは諦めた。
ごめんね相葉くん。
「…昨日の…ことなんだけど…」
『ああ、それは本当に大丈夫だって。』
「違うよ…嘘ついてるもん。」
『え…』
「早く帰ったなんて嘘でしょ?」
ああ、そっちか…
私の気持ちがばれたのかと思った…。
しょうがない、これは正直な話すか…。
『あ~、ごめんね。確かに帰りは遅くなっちゃった。けど相葉くんに心配かけたくなくて嘘ついちゃった。』
「…でしょ?一人で帰っちゃったよね?」
『うん、でも大丈夫だよ?』
「大丈夫じゃないもん!」
夜中に一人で帰っちゃダメってよく言ってたけど
まさかこんなに気にしてくれてたなんて…。
ちょっと過保護すぎる気もするけど、やっぱり嬉しいもんだなあ。
『でもほら、無事に帰れたし…ね?』
「…変な男の人に声かけられたでしょ?」
『…それ…なんで知って…』
「…家に帰った後、やっぱり気になってカフェに戻ったの。そしたらランカちゃんもういなくて、大丈夫かなって思って家のほうまで行ったら…」
相葉くん、心配してきてくれたんだ…。
けど、その場面見てるってことは…
「…ニノが助けてた。」
『…見てたんだ…声かけてくれたらよかったのに。』
「だって…俺邪魔だもん…。」
『邪魔だなんて…』
そうだ、相葉くんは勘違いしたまんまなんだもんね。
気を使ってくれたんだ。
「そのあと、ランカちゃんちに二人で入ってったから…俺、その…」
『あ、えっとね、相談に乗ってもらってたの。』
「相談?」
『仕事の…話とかね?』
「…そっか。じゃあ変な事とかしてない?」
『してないしてない!何も!』
「なら…いいんだけど…」
相葉くんは、少しだけ安心したように胸を撫でおろしていた。
「…んん…ランカ…?!」
『なにびっくりしてるの?笑』
ソファで寝てたにのくんを起こすと、昨日の事をあまり覚えていないようだったにのくん。
「え、俺…変な事とかしてない、ですよね?」
『…。』
「ま…じですか…?」
『へへ、ごめん、なんもしてないよ笑』
「…そういう冗談マジで許しませんよ?」
『ごめんってば、それより今日お仕事でしょ?はいお弁当。』
「いいんですか?」
『うん、昨日相談に乗ってくれたしね。ほら、私ももう出なきゃだから!』
「どうせ俺も一回帰んなきゃだから、一緒行くよ。」
にのくんはスーツに着替えるために、カフェと同じ方向にある自宅に帰る。
方向が同じだから、一緒に行くことにした。
『ついた、昨日は本当にありがとね!』
「いえ、別に。」
「…おはよう、一緒に来たの?」
店から少し早めに出勤していた相葉くんが出てくる。
なんだかちょっと元気がないみたい…。
昨日の事、まだ気にしてるのかな。
…私が何ともないって振りしなくちゃ。
『おはよう相葉くん!さっきね、ばったり会ったから!』
「…ああ、そうですね、ばったり会って。」
にのくんも合わせてくれた。
「そう、なんだ。」
「あ、じゃあ俺急ぐんで。」
『うん!いってらっしゃい!』
にのくんは急ぎ足で走っていった。
後姿を見送って、私も営業の準備をする。
『さて、今日も頑張ろうね!』
「うん…ねえランカちゃん?」
『ん?』
「昨日の事なんだけどね…」
私はすぐに察して、気丈にふるまった。
もう、吹っ切らなきゃいけないこと。
『気にしないで!私本当に大丈夫だよ?昨日も早く帰れたしね。』
「…。」
『ほら、スタッフの人たち来ちゃうよ、準備しよう?』
「う、うん、そうだね…。」
相葉くんは眉間にしわをよせたまま、カフェへ入っていった。
ちょっと強引すぎたけど、なんとかごまかせたのかな?
私も急いで開店の準備をしにカフェへ入った。
「うわっ、どうしよどうしよ…」
『相葉くん…?』
いつも通り準備をしていると、相葉くんがいつもよりあたふたしている。
仕込みの卵を落としちゃったり、メニュー表にお水こぼしちゃったり…
ちょっとドジなところはあるけど、今日はなんだか心ここにあらずって感じ。
『どうしたの?大丈夫?』
「だ、大丈夫大丈夫!へへ、なんか今日厄日かな?笑」
笑顔もなんだか、ひきつっているように見える。
『…相葉くん、なにかあったの?』
「へ?」
『なんだか今日、元気ないよね?』
「そ、そんなことないよ!?」
『…も~、どうしたの?』
「…いや…」
あからさまに困った顔をする。
聞かないほうがいいのかもだけど、このままにしてお客さんに迷惑かけるわけにもいかないしね。
『ねえねえ、今日ちょっと午前中だけリーダーお願いできるかな?』
「あ、はい、大丈夫ですよ。」
『ありがとう、ごめんね?』
私は従業員の子に開店からの仕事をお願いいして、相葉くんをスタッフルームまで連れて行った。
「ちょっ、ランカちゃん!?」
『はい、相葉くん、何か困ってることあるなら言って?』
「っ…」
『…どうしたの?』
相葉くんは目を逸らしながら首を振った。
「いや、こんなこと…」
『あーいーばーくん。』
「…わかった。」
私のしつこさが勝利して、相葉くんは諦めた。
ごめんね相葉くん。
「…昨日の…ことなんだけど…」
『ああ、それは本当に大丈夫だって。』
「違うよ…嘘ついてるもん。」
『え…』
「早く帰ったなんて嘘でしょ?」
ああ、そっちか…
私の気持ちがばれたのかと思った…。
しょうがない、これは正直な話すか…。
『あ~、ごめんね。確かに帰りは遅くなっちゃった。けど相葉くんに心配かけたくなくて嘘ついちゃった。』
「…でしょ?一人で帰っちゃったよね?」
『うん、でも大丈夫だよ?』
「大丈夫じゃないもん!」
夜中に一人で帰っちゃダメってよく言ってたけど
まさかこんなに気にしてくれてたなんて…。
ちょっと過保護すぎる気もするけど、やっぱり嬉しいもんだなあ。
『でもほら、無事に帰れたし…ね?』
「…変な男の人に声かけられたでしょ?」
『…それ…なんで知って…』
「…家に帰った後、やっぱり気になってカフェに戻ったの。そしたらランカちゃんもういなくて、大丈夫かなって思って家のほうまで行ったら…」
相葉くん、心配してきてくれたんだ…。
けど、その場面見てるってことは…
「…ニノが助けてた。」
『…見てたんだ…声かけてくれたらよかったのに。』
「だって…俺邪魔だもん…。」
『邪魔だなんて…』
そうだ、相葉くんは勘違いしたまんまなんだもんね。
気を使ってくれたんだ。
「そのあと、ランカちゃんちに二人で入ってったから…俺、その…」
『あ、えっとね、相談に乗ってもらってたの。』
「相談?」
『仕事の…話とかね?』
「…そっか。じゃあ変な事とかしてない?」
『してないしてない!何も!』
「なら…いいんだけど…」
相葉くんは、少しだけ安心したように胸を撫でおろしていた。