櫻井さん
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『なんでそんな嘘を…』
「そうでも言わなきゃ諦めてくんないんだよなあ…」
また大きくため息をつく櫻井さん。
『まあでも、櫻井さんもそろそろアラフォーですよね?』
「…それ言う?こんな事女性に言うのもあれだけど、桜庭さん俺のちょっと下でしょ?」
『…それ言います?』
「はは、ごめん笑」
初めて櫻井さんとこんな風に話した気がするなあ。
いつもは仕事のことばかりだし。
『にしても、あの櫻井さんに彼女がいないなんて、みんなびっくりしますよ?』
「俺どんな風に見られてるの?笑」
『優しくて、カッコ良くて、スマートで、仕事ができて…
みんな櫻井さんには彼女がいるものだと思ってますよ笑』
だからみんな櫻井さんをターゲットにしないのだ。
好きっていう子もいるけど、もう手の届かない存在としてあこがれのようなものになっている。
私もそんな感じだったな。
『でも、いないとなるとみんな争奪戦ですね~笑』
「…それって桜庭さんもそう思ってたの?」
『え??まあ、彼女いないほうが驚きですからね』
そういうと、櫻井さんは親指を唇にあてて何かを考え始めた。
この横顔、かっこいいなあ…
そんなことを思っていたら、その顔が急にこちらを向く。
「ねえ!お願いがあんだけど!」
『わっ…な、なんですか?』
「あのさ、えっと…俺の彼女になってくれない?」
ええ?
『ええええええええ?!?!?!?!』
「あ、えっとごめん!期間限定で!…って付けるの忘れてた…。」
んん?
『き、期間限定?』
「あ、そうそう…ほら、おふくろに紹介しないといけないからさ、それまで…」
『なんだ…そういうことですか…』
「ごめん、いきなり…だめかな?」
正直、舞い上がった自分がちょっと恥ずかしい。
けど、こんな機会他にないし…
ちょっと贅沢するのもいいかな?
『…いいですよ、せっかくなんで。』
「まじ…!?それはすっげえ助かる!…よっしゃ~!」
少年のように喜ぶ櫻井さんが可愛くて。
…まさかあの櫻井さんに”可愛い”っていう感情を抱くなんて。
変なの。
『…ふふっ』
「ん?」
『いや、櫻井さんってそんな感じで喜んだりするんですね笑』
「俺そんなに笑わないイメージなの?」
『そうじゃなくて、いつもは仕事バリバリこなすなかでの仕事スマイルっていうか…さわやかな感じだったんですけど。』
「なんか嫌な奴じゃない?笑」
『全然ですよ!その笑顔で救われてる人もいますし…。
けど、その笑顔とは別で母性本能をくすぐるというか…』
「なんかそれ、照れるわ笑」
って私何言ってんだ。
あの櫻井さんになんてことを…。
ああ、頭がぼーっとしちゃう。
きっと風邪のせいかな。
もう思考能力がさっきの仕事を早く終わらせることに使い切ってしまったのもあるのかな。
でも、思ってたより櫻井さんが話しやすくて嬉しかった。
『はあ…』
「ごめん、疲れた?」
『あっ、いえ、すみません…』
いろんな感情と体のだるさから、無意識にため息をついていた。
「ちょっといい?」
『え?』
そういうと、少しひんやりした櫻井さんの手が私のおでこに触れる。
「うわ、かなり熱いよ…今日はもう帰りな?」
『でも…』
「大丈夫、俺から言っとくから。
…彼女…でしょ?」
『…ふふ、なりきりすぎですよ?』
「おふくろに見破られるから演技力は大事でしょ?」
『そうですね笑
じゃあ、私お先に失礼しますね…』
「うん、送ろうか?」
『そこまでしなくていいですよ、では』
「おう、お疲れ」
その日私は、みんなより先に帰社した。
彼女(仮)…
なんだかすごいことしちゃってるけど、
悪くないかも。
「そうでも言わなきゃ諦めてくんないんだよなあ…」
また大きくため息をつく櫻井さん。
『まあでも、櫻井さんもそろそろアラフォーですよね?』
「…それ言う?こんな事女性に言うのもあれだけど、桜庭さん俺のちょっと下でしょ?」
『…それ言います?』
「はは、ごめん笑」
初めて櫻井さんとこんな風に話した気がするなあ。
いつもは仕事のことばかりだし。
『にしても、あの櫻井さんに彼女がいないなんて、みんなびっくりしますよ?』
「俺どんな風に見られてるの?笑」
『優しくて、カッコ良くて、スマートで、仕事ができて…
みんな櫻井さんには彼女がいるものだと思ってますよ笑』
だからみんな櫻井さんをターゲットにしないのだ。
好きっていう子もいるけど、もう手の届かない存在としてあこがれのようなものになっている。
私もそんな感じだったな。
『でも、いないとなるとみんな争奪戦ですね~笑』
「…それって桜庭さんもそう思ってたの?」
『え??まあ、彼女いないほうが驚きですからね』
そういうと、櫻井さんは親指を唇にあてて何かを考え始めた。
この横顔、かっこいいなあ…
そんなことを思っていたら、その顔が急にこちらを向く。
「ねえ!お願いがあんだけど!」
『わっ…な、なんですか?』
「あのさ、えっと…俺の彼女になってくれない?」
ええ?
『ええええええええ?!?!?!?!』
「あ、えっとごめん!期間限定で!…って付けるの忘れてた…。」
んん?
『き、期間限定?』
「あ、そうそう…ほら、おふくろに紹介しないといけないからさ、それまで…」
『なんだ…そういうことですか…』
「ごめん、いきなり…だめかな?」
正直、舞い上がった自分がちょっと恥ずかしい。
けど、こんな機会他にないし…
ちょっと贅沢するのもいいかな?
『…いいですよ、せっかくなんで。』
「まじ…!?それはすっげえ助かる!…よっしゃ~!」
少年のように喜ぶ櫻井さんが可愛くて。
…まさかあの櫻井さんに”可愛い”っていう感情を抱くなんて。
変なの。
『…ふふっ』
「ん?」
『いや、櫻井さんってそんな感じで喜んだりするんですね笑』
「俺そんなに笑わないイメージなの?」
『そうじゃなくて、いつもは仕事バリバリこなすなかでの仕事スマイルっていうか…さわやかな感じだったんですけど。』
「なんか嫌な奴じゃない?笑」
『全然ですよ!その笑顔で救われてる人もいますし…。
けど、その笑顔とは別で母性本能をくすぐるというか…』
「なんかそれ、照れるわ笑」
って私何言ってんだ。
あの櫻井さんになんてことを…。
ああ、頭がぼーっとしちゃう。
きっと風邪のせいかな。
もう思考能力がさっきの仕事を早く終わらせることに使い切ってしまったのもあるのかな。
でも、思ってたより櫻井さんが話しやすくて嬉しかった。
『はあ…』
「ごめん、疲れた?」
『あっ、いえ、すみません…』
いろんな感情と体のだるさから、無意識にため息をついていた。
「ちょっといい?」
『え?』
そういうと、少しひんやりした櫻井さんの手が私のおでこに触れる。
「うわ、かなり熱いよ…今日はもう帰りな?」
『でも…』
「大丈夫、俺から言っとくから。
…彼女…でしょ?」
『…ふふ、なりきりすぎですよ?』
「おふくろに見破られるから演技力は大事でしょ?」
『そうですね笑
じゃあ、私お先に失礼しますね…』
「うん、送ろうか?」
『そこまでしなくていいですよ、では』
「おう、お疲れ」
その日私は、みんなより先に帰社した。
彼女(仮)…
なんだかすごいことしちゃってるけど、
悪くないかも。