相葉くん
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「じゃあ!今日も一日頑張りましょう!」
『頑張りましょう!』
とある日曜日。
私は都内のカフェで働いている。
日曜日はお客さんが多くて毎週大変だけど、その分、嬉しいこともある。
「ランカちゃん!今日もよろしくね!」
『相葉くん、よろしく!』
…相葉くん。
彼とは高校を卒業して就職した会社で知り合った。
部署は違ったけど家が近くだったみたいで、通勤するときほぼ毎日一緒だったから仲良くなった。
もとの会社は飲食業界の会社だったんだけど、私が企画したカフェの立ち上げを相葉くんが参加して支えてくれて。
そのカフェが大成功したから、その会社をやめる形で私と相葉くんがオープニングスタッフの責任者として就任された。
会社からの提案だから、やめたって言っても私たちの経営をバックアップしてくれていい関係になっている。
「さ~…今日は何が売り切れるかなあ。」
『私の予想は…フレンチトーストかな。』
「ああ~あるね!でも俺はショートケーキ!」
『ケーキかぁ…よし、じゃあ今日は外したほうどうする?』
「うーん、余ったスイーツ全部おごり!」
『げ!それは困る!』
「だめ!決まり笑」
『も~…わかったよ…』
相葉くんとは毎週日曜に商品の売り切れ予想をする。
負けたほうがこんな風に決めた罰ゲームつき。
…私は、相葉くんが好き。
前の会社で仲良くなってからずっと。
このカフェを二人で経営していくってなった時は本当に嬉しかった。
「あひゃひゃ、アイツ喜ぶぞ~」
『…。』
けど、相葉くんには、同棲中の彼女がいる。
それも、このカフェの経営が始まってから同棲が始まったみたいだった。
嬉しさ半分、辛さ半分…ってとこかな…。
相葉くんとどうにかなろうなんて、今はちっとも思ってない。
…といえばウソになるけど、略奪愛なんて、そんなこと考えもしない。
「ランカちゃん?」
『…ああ、なんでもない!彼女さんの好きなもの余るといいね。』
「それもそれで困るけどね笑」
『はは…』
「…ねえねえ!目つぶって!」
『…??』
急に私の目を無理やり閉じさせる相葉くん。
されるがまま私は目を閉じる。
「で、口あーんして!」
『…ええ?』
そのまま口を開けると、口の中に何かが放り込まれた。
『…あま…おいしい…何これ?』
「新作!マカロン作ったの!おいしい?」
『美味しい!これならちっちゃい子でも食べれそうだね!』
「でしょ!…よかった、ランカちゃんも笑顔になって。」
『…相葉くん…』
こんなところ、こんなところが好きになったの。
優しくて、笑顔が素敵で、可愛くて、カッコよくって…。
「ランカちゃんの笑顔が見たくて来るお客さんもいるんだよ?
俺もランカちゃんは笑顔が一番好き!」
『…す…き…?』
「…アッ、えっと、好きっていうのは…」
何困らせてんの私ったら…
好きって、特別な意味じゃないのに、変に浮かれて嫌になっちゃう。
『ご、ごめんごめん!私も相葉くんの笑顔が好きだよ笑』
「…ありがと!」
「相変わらずっすね~」
『あ、にのくん。今日も来てくれたんだ。』
「ういっす。」
にのくん。二宮和也。
彼は前の会社の後輩君。といっても年も変わらないし、中途採用で私たちより数か月後に入社しただけでほぼ同期。
相葉くんとは幼馴染らしい。
「ニノ~またランカちゃん見に来たの~?」
「なんすか気持ち悪い」
「気持ち悪いってなんだよ!事実だろ~!」
『はは、まあまあ笑』
「土日休みの特権は二人の働いてる時に優雅にお茶が飲めることっすね」
「こんにゃろ!笑」
…実は、にのくんに一度告白されたことのある私。
相葉くんが好きだって断っちゃったんだけど、にのくんは気づいてたみたいで。
ひそかに私の気持ちを察してくれてる。
当の相葉くんはにのくんが私を好きな事を知ってて、そればかりつついてるけど…
それが一番苦しかったりするんだよ相葉くん…笑
「まあ、ゆっくりしてってよ!朝はそんなにお客さん来ないから!」
「じゃあ遠慮なく~。」
仕込みにキッチンへ走っていく相葉くん。
『にのくん、何がいい?』
「ランカのおすすめは?」
『ん~~、ふふ、フレンチトースト。』
「…相葉さんとかけてるヤツ?笑」
『あたり。』
「しょうがないですね、じゃあそれで。」
『やった、ありがと!』
相葉くんへの気持ちを消化できないモヤモヤを、少しだけにのくんが紛らわしてくれている。
ちょっと悪いけど、本当に助かってる。
「あああ!ランカちゃんずるいよ!それはずるいって!」
どこで聞いていたのか相葉くんが飛び出してくる。
『残念!もうオーダー入りました!』
「もおお、ニノも加担しちゃだめだろ~!」
「相葉さんかランカならランカでしょそりゃあ笑」
『えっへっへ~』
ちょこちょこ複雑なことはあるけれど、毎日楽しく過ごしている。
これからもこんな幸せが続くといいな。
なんて。
『頑張りましょう!』
とある日曜日。
私は都内のカフェで働いている。
日曜日はお客さんが多くて毎週大変だけど、その分、嬉しいこともある。
「ランカちゃん!今日もよろしくね!」
『相葉くん、よろしく!』
…相葉くん。
彼とは高校を卒業して就職した会社で知り合った。
部署は違ったけど家が近くだったみたいで、通勤するときほぼ毎日一緒だったから仲良くなった。
もとの会社は飲食業界の会社だったんだけど、私が企画したカフェの立ち上げを相葉くんが参加して支えてくれて。
そのカフェが大成功したから、その会社をやめる形で私と相葉くんがオープニングスタッフの責任者として就任された。
会社からの提案だから、やめたって言っても私たちの経営をバックアップしてくれていい関係になっている。
「さ~…今日は何が売り切れるかなあ。」
『私の予想は…フレンチトーストかな。』
「ああ~あるね!でも俺はショートケーキ!」
『ケーキかぁ…よし、じゃあ今日は外したほうどうする?』
「うーん、余ったスイーツ全部おごり!」
『げ!それは困る!』
「だめ!決まり笑」
『も~…わかったよ…』
相葉くんとは毎週日曜に商品の売り切れ予想をする。
負けたほうがこんな風に決めた罰ゲームつき。
…私は、相葉くんが好き。
前の会社で仲良くなってからずっと。
このカフェを二人で経営していくってなった時は本当に嬉しかった。
「あひゃひゃ、アイツ喜ぶぞ~」
『…。』
けど、相葉くんには、同棲中の彼女がいる。
それも、このカフェの経営が始まってから同棲が始まったみたいだった。
嬉しさ半分、辛さ半分…ってとこかな…。
相葉くんとどうにかなろうなんて、今はちっとも思ってない。
…といえばウソになるけど、略奪愛なんて、そんなこと考えもしない。
「ランカちゃん?」
『…ああ、なんでもない!彼女さんの好きなもの余るといいね。』
「それもそれで困るけどね笑」
『はは…』
「…ねえねえ!目つぶって!」
『…??』
急に私の目を無理やり閉じさせる相葉くん。
されるがまま私は目を閉じる。
「で、口あーんして!」
『…ええ?』
そのまま口を開けると、口の中に何かが放り込まれた。
『…あま…おいしい…何これ?』
「新作!マカロン作ったの!おいしい?」
『美味しい!これならちっちゃい子でも食べれそうだね!』
「でしょ!…よかった、ランカちゃんも笑顔になって。」
『…相葉くん…』
こんなところ、こんなところが好きになったの。
優しくて、笑顔が素敵で、可愛くて、カッコよくって…。
「ランカちゃんの笑顔が見たくて来るお客さんもいるんだよ?
俺もランカちゃんは笑顔が一番好き!」
『…す…き…?』
「…アッ、えっと、好きっていうのは…」
何困らせてんの私ったら…
好きって、特別な意味じゃないのに、変に浮かれて嫌になっちゃう。
『ご、ごめんごめん!私も相葉くんの笑顔が好きだよ笑』
「…ありがと!」
「相変わらずっすね~」
『あ、にのくん。今日も来てくれたんだ。』
「ういっす。」
にのくん。二宮和也。
彼は前の会社の後輩君。といっても年も変わらないし、中途採用で私たちより数か月後に入社しただけでほぼ同期。
相葉くんとは幼馴染らしい。
「ニノ~またランカちゃん見に来たの~?」
「なんすか気持ち悪い」
「気持ち悪いってなんだよ!事実だろ~!」
『はは、まあまあ笑』
「土日休みの特権は二人の働いてる時に優雅にお茶が飲めることっすね」
「こんにゃろ!笑」
…実は、にのくんに一度告白されたことのある私。
相葉くんが好きだって断っちゃったんだけど、にのくんは気づいてたみたいで。
ひそかに私の気持ちを察してくれてる。
当の相葉くんはにのくんが私を好きな事を知ってて、そればかりつついてるけど…
それが一番苦しかったりするんだよ相葉くん…笑
「まあ、ゆっくりしてってよ!朝はそんなにお客さん来ないから!」
「じゃあ遠慮なく~。」
仕込みにキッチンへ走っていく相葉くん。
『にのくん、何がいい?』
「ランカのおすすめは?」
『ん~~、ふふ、フレンチトースト。』
「…相葉さんとかけてるヤツ?笑」
『あたり。』
「しょうがないですね、じゃあそれで。」
『やった、ありがと!』
相葉くんへの気持ちを消化できないモヤモヤを、少しだけにのくんが紛らわしてくれている。
ちょっと悪いけど、本当に助かってる。
「あああ!ランカちゃんずるいよ!それはずるいって!」
どこで聞いていたのか相葉くんが飛び出してくる。
『残念!もうオーダー入りました!』
「もおお、ニノも加担しちゃだめだろ~!」
「相葉さんかランカならランカでしょそりゃあ笑」
『えっへっへ~』
ちょこちょこ複雑なことはあるけれど、毎日楽しく過ごしている。
これからもこんな幸せが続くといいな。
なんて。