櫻井さん
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いつも通り出社し、仕事をする。
けど今日はなんだか頭が痛いな…。
『…よし、終わった…。』
「もうあの資料まとめたの?!早くない?」
『今日ちょっと頭痛くって…』
「普通体調不良なら逆でしょ…」
『早めに終わらせて休憩したかったの。ちょっと出るね。』
「おっけー。部長には私から言っとくからゆっくりしておいで?」
『ごめん、ありがとね。』
私は頭痛薬と水筒をもって屋外の休憩スペースに出た。
風が心地よく感じる。
『はあ…風邪でも引いたかなあ…』
頭痛薬をもってきた水筒のお茶で流し込む。
結構忙しい時期なのに、風邪なんてひいちゃ最悪だな…
もう一度ため息をつこうとしたとき、私のじゃない大きなため息が聞こえた。
「はあああ、だから、俺はする気ないってば。」
『…櫻井さん?』
休憩するベンチに座って、携帯で誰かと話している。
私は休憩スペースの入り口の端っこにいるから、櫻井さんは気づいていないっぽい。
「なんでおふくろが勝手に決めてんだよ…」
「…は?そんなの関係ねえじゃん」
「まじでふざけんなよ…」
お母さん、かな?
普段のさわやかなエリート櫻井さんとは打って変わって
”ザ・息子”って感じだなあ。
男の子って感じ。
「見合いなんて絶対しねえから!」
『…み、見合い?』
「彼女…いるから」
『…。』
勝手に失恋とか言っちゃったけど、本人の口から聞いちゃったじゃん。
まあ、そんなに驚きでもショックでもないけど。
「じゃあ、切るから!…今度紹介するって、うん、はいはい。」
櫻井さんが電話を切ってこちらに向かってくる。
やばい、隠れなきゃ…。
って、隠れなくてもいんじゃん。
そんなことを考えてるうちに櫻井さんとばったり会ってしまった。
「…あ、」
『ど、ども…』
「えっと~…もしかして聞いてた?」
『すみません…盗み聞きするつもりはなかったんですけど…』
「まじか~…いろんな意味で最悪だな…笑」
『ほんっとすみません…あの、じゃあ私はこれで…』
すぐに立ち去ろうとしたとき、櫻井さんが私の腕をつかむ。
「まって?体調悪いんでしょ?休んでいきなよ。」
『なんで…』
「顔みればわかるよ、ほら座って。」
すごいな…自分でも頭痛いくらいで顔色なんてわかんなかったのに。
さすが、部下を見てんだなあ…
ベンチに腰掛けると、櫻井さんも隣に座る。
「大丈夫なの?」
『さっき頭痛薬飲んだんで、大丈夫だと思います…。』
「そっか、じゃあ安静にしとかないとね。」
『そう、ですね…。』
冷たい風が私たちに吹き付ける。
ちょっとした静寂が耐え切れず、私は話を戻した。
『櫻井さんって、彼女いるんですね?』
「…え?あ、あ~…」
『なんか…歯切れ悪いですね笑』
「いや…いないんだよ彼女。」
『ええ?…でもさっき…』
「あれは…おふくろに嘘ついた笑」
なんだ…嘘か…
いや、それはそれで怖いぞ?
けど今日はなんだか頭が痛いな…。
『…よし、終わった…。』
「もうあの資料まとめたの?!早くない?」
『今日ちょっと頭痛くって…』
「普通体調不良なら逆でしょ…」
『早めに終わらせて休憩したかったの。ちょっと出るね。』
「おっけー。部長には私から言っとくからゆっくりしておいで?」
『ごめん、ありがとね。』
私は頭痛薬と水筒をもって屋外の休憩スペースに出た。
風が心地よく感じる。
『はあ…風邪でも引いたかなあ…』
頭痛薬をもってきた水筒のお茶で流し込む。
結構忙しい時期なのに、風邪なんてひいちゃ最悪だな…
もう一度ため息をつこうとしたとき、私のじゃない大きなため息が聞こえた。
「はあああ、だから、俺はする気ないってば。」
『…櫻井さん?』
休憩するベンチに座って、携帯で誰かと話している。
私は休憩スペースの入り口の端っこにいるから、櫻井さんは気づいていないっぽい。
「なんでおふくろが勝手に決めてんだよ…」
「…は?そんなの関係ねえじゃん」
「まじでふざけんなよ…」
お母さん、かな?
普段のさわやかなエリート櫻井さんとは打って変わって
”ザ・息子”って感じだなあ。
男の子って感じ。
「見合いなんて絶対しねえから!」
『…み、見合い?』
「彼女…いるから」
『…。』
勝手に失恋とか言っちゃったけど、本人の口から聞いちゃったじゃん。
まあ、そんなに驚きでもショックでもないけど。
「じゃあ、切るから!…今度紹介するって、うん、はいはい。」
櫻井さんが電話を切ってこちらに向かってくる。
やばい、隠れなきゃ…。
って、隠れなくてもいんじゃん。
そんなことを考えてるうちに櫻井さんとばったり会ってしまった。
「…あ、」
『ど、ども…』
「えっと~…もしかして聞いてた?」
『すみません…盗み聞きするつもりはなかったんですけど…』
「まじか~…いろんな意味で最悪だな…笑」
『ほんっとすみません…あの、じゃあ私はこれで…』
すぐに立ち去ろうとしたとき、櫻井さんが私の腕をつかむ。
「まって?体調悪いんでしょ?休んでいきなよ。」
『なんで…』
「顔みればわかるよ、ほら座って。」
すごいな…自分でも頭痛いくらいで顔色なんてわかんなかったのに。
さすが、部下を見てんだなあ…
ベンチに腰掛けると、櫻井さんも隣に座る。
「大丈夫なの?」
『さっき頭痛薬飲んだんで、大丈夫だと思います…。』
「そっか、じゃあ安静にしとかないとね。」
『そう、ですね…。』
冷たい風が私たちに吹き付ける。
ちょっとした静寂が耐え切れず、私は話を戻した。
『櫻井さんって、彼女いるんですね?』
「…え?あ、あ~…」
『なんか…歯切れ悪いですね笑』
「いや…いないんだよ彼女。」
『ええ?…でもさっき…』
「あれは…おふくろに嘘ついた笑」
なんだ…嘘か…
いや、それはそれで怖いぞ?