櫻井さん
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「これ、もうちょっとまとめられる?」
「はい。頑張ります!」
「ごめんね、内容はめちゃくちゃいいよ!よろしくね。」
「ランカ~?また櫻井さん見てるの?」
『…え?ああ、見てないよ笑』
隣のデスクのサクラに話しかけられて我に返る。
「嘘が下手だね~」
『うるさいなあ~、ほらそこ間違ってる』
「ええ?…本当だ。また部長に怒られるとこだった…」
『ぼーっとしてるのはサクラのほうじゃないの?笑』
「ほんっと、あんたも頭いいよね、櫻井さんみたい笑」
…度々話題に出る「櫻井翔」。
私の会社の同じ部署にいる先輩。
頭が良くて、仕事もそつなくこなし、人の扱いも上手い。
他の上司は部下のミスを怒り、指摘し、直させるだけ。
櫻井さんはただ怒るだけじゃなくて、褒めるとこは褒めるし
いつも感謝をしてくれる。
そんな櫻井さんはみんなに慕われてて、櫻井さんにならダメ出しされてもいいくらいこの職場は櫻井さんのおかげで、みんな気持ちよく仕事ができている。
『…私はあんなにできた人間じゃないけどね。』
「そうかなあ…、あ。また数式ミスった~ランカ助けて~」
『ええ…?も~しょうがないな…』
「ここの数式は全部直さなくてもここだけ変えればいいよ。」
私がサクラのパソコンを覗き込んでいると
櫻井さんの顔がすっと横に来た。
『…!?櫻井さん…』
「…ほら、できた。」
「本当だ!さすが櫻井さん、ありがとうございます!」
「一種の裏技だからね、本当は全部直さなきゃいけないんだよ笑
…内緒な?」
そういうと櫻井さんは、ぷっくりした唇に人差し指をあてて
「シー」とポーズをする。
『ふふ、はい。』
「あんまりぼーっとすんなよ?」
「はあい!」
にこっと笑って櫻井さんは自分のデスクへ帰っていく。
「はあ…やっぱり櫻井さんかっこいいなあ…」
『…だねえ。』
「あ、やっと認めた。」
『そりゃああんなの認めざる負えないよね笑』
まあ、雲の上のような人だけど。
こうやって話すのだって月に1、2回ある程度だし。
仕事の出来る櫻井さんは任される仕事量も多ければ
こうやって後輩の面倒を見ること、増してや先輩のミスもいつのまにか直している時だってある。
私たちなんていつも見てるだけで、話しかけられるほうが奇跡なくらい。
「櫻井さんと付き合えたら最高なんだろうなあ…」
『あんた相葉さんいるでしょ』
「雅紀くんは雅紀くん。櫻井さんは櫻井さん。」
『最低じゃん。』
「冗談よ~…でも櫻井さんって彼女いるのかなあ」
『あ~…そりゃいるでしょ。』
考えたこともなかったけど、あんなハイスペックイケメンだし
彼女いないほうが怖い。
「だよね~…失恋!」
『だからあんた相葉さんいるでしょ』
「冗談よ~」
『まったく…』
私の淡い恋心も、勝手にはかなく散ったわけだ。
別に、一方的にかっこいいなって思うくらいで
本気で好きとか思ったわけではないんだけど。
「はい。頑張ります!」
「ごめんね、内容はめちゃくちゃいいよ!よろしくね。」
「ランカ~?また櫻井さん見てるの?」
『…え?ああ、見てないよ笑』
隣のデスクのサクラに話しかけられて我に返る。
「嘘が下手だね~」
『うるさいなあ~、ほらそこ間違ってる』
「ええ?…本当だ。また部長に怒られるとこだった…」
『ぼーっとしてるのはサクラのほうじゃないの?笑』
「ほんっと、あんたも頭いいよね、櫻井さんみたい笑」
…度々話題に出る「櫻井翔」。
私の会社の同じ部署にいる先輩。
頭が良くて、仕事もそつなくこなし、人の扱いも上手い。
他の上司は部下のミスを怒り、指摘し、直させるだけ。
櫻井さんはただ怒るだけじゃなくて、褒めるとこは褒めるし
いつも感謝をしてくれる。
そんな櫻井さんはみんなに慕われてて、櫻井さんにならダメ出しされてもいいくらいこの職場は櫻井さんのおかげで、みんな気持ちよく仕事ができている。
『…私はあんなにできた人間じゃないけどね。』
「そうかなあ…、あ。また数式ミスった~ランカ助けて~」
『ええ…?も~しょうがないな…』
「ここの数式は全部直さなくてもここだけ変えればいいよ。」
私がサクラのパソコンを覗き込んでいると
櫻井さんの顔がすっと横に来た。
『…!?櫻井さん…』
「…ほら、できた。」
「本当だ!さすが櫻井さん、ありがとうございます!」
「一種の裏技だからね、本当は全部直さなきゃいけないんだよ笑
…内緒な?」
そういうと櫻井さんは、ぷっくりした唇に人差し指をあてて
「シー」とポーズをする。
『ふふ、はい。』
「あんまりぼーっとすんなよ?」
「はあい!」
にこっと笑って櫻井さんは自分のデスクへ帰っていく。
「はあ…やっぱり櫻井さんかっこいいなあ…」
『…だねえ。』
「あ、やっと認めた。」
『そりゃああんなの認めざる負えないよね笑』
まあ、雲の上のような人だけど。
こうやって話すのだって月に1、2回ある程度だし。
仕事の出来る櫻井さんは任される仕事量も多ければ
こうやって後輩の面倒を見ること、増してや先輩のミスもいつのまにか直している時だってある。
私たちなんていつも見てるだけで、話しかけられるほうが奇跡なくらい。
「櫻井さんと付き合えたら最高なんだろうなあ…」
『あんた相葉さんいるでしょ』
「雅紀くんは雅紀くん。櫻井さんは櫻井さん。」
『最低じゃん。』
「冗談よ~…でも櫻井さんって彼女いるのかなあ」
『あ~…そりゃいるでしょ。』
考えたこともなかったけど、あんなハイスペックイケメンだし
彼女いないほうが怖い。
「だよね~…失恋!」
『だからあんた相葉さんいるでしょ』
「冗談よ~」
『まったく…』
私の淡い恋心も、勝手にはかなく散ったわけだ。
別に、一方的にかっこいいなって思うくらいで
本気で好きとか思ったわけではないんだけど。
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